1. 冷麺に入る材料
‐ 主材料: クズ、サツマイモ、ジャガイモ、そばなどで作った麺
‐ 副材料: 卵、キュウリ、ナシなどの付け合わせと牛肉のスープ
2. 味の評価(水冷麺(ムルネンミョン)
-辛味:☆☆☆☆☆
-塩味:★★☆☆☆
-甘味:☆☆☆☆☆
-酸味:☆☆☆☆☆
-すっきりした味:★★★★☆
3.
冷麺(ネンミョン)についての紹介
冷麺(ネンミョン)は'冷たい'という意味の'冷'と麺を意味する'麺'を合わせた単語で、つまり'冷たく食べる麺料理'という意味です。韓国の伝統的な麺料理で、主に寒い北の地方で食べた料理です。
冷麺は高麗時代から食べ始めた冬が旬の食べ物で、歴史の記録に残し始めたのは1800年代からです。宮中の行事の時に差し上げた珍しい食べ物で、高宗皇帝(1852年-1919年)は冬の夜食として好んで食べたとします。
‘冷たく食べる麺料理’をどうして寒い冬に食べたのでしょうか。
昔は冷蔵庫がなかったために暑い夏にはスープを冷たくすることができなかったからです。
それで冷麺は冬しか食べられない珍味になったのです。
Canon EOS 550D | f/4.5 | iso 400 | 2012:04:24 17:16:32 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
冷麺(ネンミョン)は薄い麺をゆでて、その上に卵、野菜、肉、刺身の和え物などをのせて冷たいスープを注いで食べます。
冷麺の味を左右するのは麺、付け合わせ(topping)そして、スープです。
まず、麺は昔には小麦粉が貴重であったために葛、サツマイモ、ジャガイモ、そばなどの粉を利用して作りました。
それで麺の食感が小麦粉の麺よりはしこしこしないんですが、代わりに材料ならではの香ばしい味があります。
麺の太さはパスタよりは薄いです。薄い麺であるため、他の材料の食感と味を生かしてくれる長所があります。
2つ目の味は‘付け合わせ’です。ゆでた麺の上に共通的に卵、キュウリ、ナシなどの基本的な材料を乗せます。
ここに特別な付け合わせとして煮た牛肉の薄切り、またはエイ、スケソウダラなどを辛く味付けした刺身の和え物を乗せます。
牛肉は香ばしい味があり、刺身の和え物は少し辛いですが甘酸っぱい後味がいいです。
3つ目の味はスープにあります。普通、牛肉を長時間煮たスープを冷たく凍らせて料理しますが、香ばしい味が特徴です。
または、トンチミという大根で作った水キムチの汁を利用しますが、肉のスープよりさっぱりした味です。
冷麺は韓国人が好む代表的な麺料理として四季を通じて食べますが、特に暑い夏によく食べます。
少し凍らせたスープが冷たくて暑さを解消するに最高の料理であるからです。
暑い夏に韓国を訪れるなら、熱い太陽を避けて冷麺屋で冷たいスープと共に暑さをしばらく避けてみてください。
wikipediaで詳細に調べる
4. 冷麺(ネンミョン)の種類
冷麺は北の地方で主に食べた料理なので種類が多様ではありません。
各地域の調理法によって平壌冷麺(ピョンヤン・ネンミョン)、咸興冷麺(ハムフン・ネンミョン )、晋州冷麺(チンジュ・ネンミョン)があります。
平壌冷麺は麺をそばで作って香ばしいですが、しこしこはしないです。咸興冷麺はじゃがいも,さつまいもの澱粉で作った麺であるため食感がしこしこします。
晋州冷麺は香ばしいソバの麺に牛肉のチヂミを付け合わせとして使用するのが特徴です。
そして冷たいスープを注いで食べる‘水冷麺(ムルネンミョン)’、汁がなく辛い唐辛子の薬味に混ぜて食べる‘混ぜ冷麺(ビビンネンミョン)’があります。
外国人には混ぜ冷麺(ビビンネンミョン)の辛い味が負担になる場合もありますので、スープの味があっさりとした‘水冷麺(ムルネンミョン)’をお勧めします。
5. 冷麺 をもっとおいしく食べる方法
暑い夏に冷たい冷麺を注文しましたら一緒に提供される薬味である酢とからしを入れて食べてみてください。
味付けしないでそのまま食べる冷麺は牛肉のスープの香ばしくてあっさりした味です。
ここに酢とからしを入れるとより風変わりな味になります。韓国人も好みに合わせて薬味を入れて食べるんです。
両方ども強い味の薬味ですから、少しずつ味を見ながら入れて食べてください。
そして冷麺は専門店で食べられるんですが、大体の焼肉屋でも食べられます。
韓国式焼き肉としてはカルビとサムギョプサルが有名ですが。
脂っこい肉を食べてから、酢で甘酸っぱく味付けした冷麺で口直しするのが焼肉の普通のコースです。
Canon EOS 550D | f/3.5 | iso 800 | 2011:08:23 17:09:07 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 33mm