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Start
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ホテル
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コンベンションセンター
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自由公園
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5.18記念
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光州博物館
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中外公園(チュンウェ・ゴンウォン)
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市立美術館
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Finish
今回の旅先は光州(クァンジュ:광주)の有名なデートスポットであり、同時に子供たちの良い見学場所として挙げるに値する所です。
光州ビエンナーレ展示場(クァンジュビエンナルジョンシジャン:광주비엔날레 전시장)、光州市立美術館(クァンジュシリッミスルグァン:광주시립미술관)、光州民俗博物館(クァンジュミンソクパンムルグァン:광주민속박물관)などが1ヶ所に密集していて光州の文化ベルトと言える「中外公園(チュンウェコンウォン:중외공원)」一帯です。
おまけに「国立光州博物館」からいくらもない距離にあって、あわせて観覧できるというメリットがありますね。博物館からは中外公園との間を割くように走っている湖南(ホナン:호남)高速道路のせいでよく見えませんが、高速道路を貫く国立光州博物館の駐車場周辺の連絡橋を通じて公園に入れます。
この公園の案内地図で見ると狭いスペースのように思いがちですが、冒頭で紹介したとおり、いくつかの博物館があるためとても広いスペースですから簡単に考えるのは禁物です。
私たちも民俗博物館と美術館のうちの1ヶ所だけを訪問するつもりで公園に入りました。私たちが入った所は裏門だったようです。一旦公園を回ってからどこに行くか決めることにしました。
民俗博物館の場合は毎月最後の水曜日の「文化のある日」には無料で観覧できるというメリットがありますが今日は日曜日。もともと安い入場料だとしても無料というのは旅行客にはかなり魅力的ですね。
民俗博物館が近かったんですが公園内には民俗ブランコがいくつかあって、子供たちが大声で笑いながら楽しんでいます。李夢龍(イ・モンリョン:이몽룡)と成春香(ソン・チュニャン:성춘향)のラブストーリーを描いた南原(ナモン:남원)のブランコも、確かこの光州とかなり近くなかったですかね?
反対側には子供たちの笑い声とは全く違った感じで、昔の瓦を積んだ石垣と建物があります。これは親が病気になると、排泄物の味を見て病状を診察し、往生際には自分の指を切って親の唇に血を流して血を飲ませて延命させようとした「趙善浩(ジョ・ソノ:조선호)
」の旌閭(ジョンニョ:정려)。伝来童話の中に出てくる親孝行の話だと思っていましたが、その主人公がここにいました。
中の小さなわら葺のように見える小屋には何人かの人がくつろいでいて、うしろには小さな売店もあり、手軽に飲み物を飲むのにもよさそうでした。
民俗博物館前の庭を通り過ぎて丘を越えると、公園の緑の芝生が目の前に広がり、あちこちに赤く咲く花が美しさを競っています。その中で一番人目を引く花は堂々とハングルで書かれた「花」という文字。
それだけでなく、周辺には民俗博物館とは対照的な現代式芸術作品があちこちに立っていました。旅行の後半だっただけに少しくたびれてはいたけれど、新しい見学場所が待っているので、少し元気を出して見てまわらなくちゃね。
そう思った瞬間「ザザザザッ」天も無情なもの、よりによって公園をもう少し見て回ろうと思ったそのタイミングで堪えていた大粒の雨が落ち始めました。
しかも小雨にはなりそうもないくらい、時間がたつほど豪雨となって降り出しました。熱い熱気を出す火鉢の芸術品さえ雨に濡れてしまった感じ。
公園のあちこちにある他の彫刻作品も、雨に濡れて風変わりな趣を感じさせましたが、これ以上見学するのはちょっと無理がありました。
傘もなく見知らぬ公園のど真ん中に立っていた私たちの身なりもすっかり雨に濡れて、多分この作品と変わらなかったことでしょうね。
実はこの日は南部地方に記録的な暴雨をもたらした日でした。そのため「光州ビエンナーレ展示場」にも観覧や見物に来る人より、軒下で雨宿りしてぼんやり空を眺める人たちが一人二人と集まってきました。
とはいえ次の予定地の博物館や美術館は室内だという点がまだなぐさめになります。暴雨の中を決死の覚悟で走り抜け、近くにあった光州市立美術館を目指しました。
雨が降り始めてからいくらも経っていませんでしたが、美術館の前に展示されていた赤の大型ハイヒールの中も雨水でいっぱいになっていました。それより何より問題は、ずっと降り続いていたという点です。
地図 : click
住所 : 光州広域市北区龍鳳洞山(クァンジュクァンヨクシプックヨンポンドンサン:광주광역시 북구 용봉동 산)149-2
電話番号 : 062-608-4114