1. タッペッスッに入る材料
- 主材料: 鶏肉
- 副材料: 水とニンニクを入れてゆで、塩で味付けする
2. 味の評価
- 辛さ: ☆☆☆☆☆
- 塩味: ★★☆☆☆
- 甘さ: ☆☆☆☆☆
- 酸味: ☆☆☆☆☆
- コク : ★☆☆☆☆
3. タッペッスッ(鶏肉の水炊き:닭백숙)についての簡単な紹介
ペッスッ(水炊き)は肉、魚を味付けなしで水で炊く料理で、主に鶏肉を長時間ゆでて作った「タッペッスッ」を食べます。
タッペッスッは外国人にも人気のある蓼鶏湯と味が似ていますが、高麗人参や栗、ナツメ、もち米などは入っていません。蓼鶏湯と比べて安価で調理方法も簡単な料理です。
調理方法と味が似ている「蓼鶏湯」を1960年代から食べ始めていますが、この蓼鶏湯から高価で貴重な漢方薬の高麗人参などを除いて、ただ水でゆで簡単に料理してタッペッスッを食べたのではないかと思います。
タッペッスッは内臓と頭をとり除いた鶏肉を骨ごと長時間煮込みます。
高麗人参、栗、ナツメ、もち米などいろいろな材料を入れる蓼鶏湯と違って、水とニンニクだけで作るので味が淡泊でさっぱりしています。
使われる鶏肉は、ひよこより大きく、まだ卵を産んでいない若鶏の肉を使います。若鶏を使う理由は肉質が柔らかく栄養がある時期なので滋養食に適切だからです。
夏は暑さで体力消耗が激しく食欲がなくなります。
そのような時に濃いスープのタッペッスッは、栄養を補ってくれるし、食欲もかきたててくれる夏の滋養食になります。
蓼鶏湯の濃い漢方薬の味が嫌いなら、淡泊な味のタッペッスッで夏の滋養をしてください。
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4.
タッペッスッの種類
タッペッスッは水に鶏肉とニンニクを入れて長時間ゆでて塩で味付けして食べます。
しかし夏の滋養食として蓼鶏湯同様好まれるので、黄耆(おうぎ)のような熱を抑える効果のある生薬を入れて作ることもあります。また同一の調理方法で鶏肉の代わりにアヒルを入れて作ることもあります。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 800 | 2015:08:02 12:47:25 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm
5.
タッペッスッをよりおいしく楽しむ方法
タッペッスッを注文すると大きい鍋に鶏肉が丸ごと出てきます。
非常に熱いので箸を利用して食べやすくちぎって鶏肉から先に食べてください。
その次に各自の器にスープを入れて、好みに合わせて塩とゴマで味を調え、刻んだネギも入れてください。
淡泊だったスープの味が、塩、ゴマ、ネギに出会ってさらに良くなります。
タッペッスッのスープは骨つきで丸ごと長時間煮込むため、味が深く濃くなります。
そこで鶏肉を食べ終わってから、このスープにご飯を入れてタッチュッ(鶏肉粥:닭죽)にして食べると、また違った味を経験できます。