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孝石文学100里の道(ヒョソクムナク ペンリギル)
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武夷芸術館(ムイ イェスルグァン)
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プルネウム
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蓬坪ソバハーブ蒸しパン
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ハンファリゾート・フェニックスパーク
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李孝石(イ・ヒョソク)文学館、生家
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サンチェラン ファンテラン(山菜とスケトウダラと)
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エコグリーン キャンパス
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クムチョン会館
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国立青太山(チョンテサン)自然休養林
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Finish
平昌で必ず食べてみたい「プルネウム(풀내음、草の香り)」のソバ料理と「蓬坪ソバハーブ蒸しパン(ボンピョン メミル ホブチンパン:봉평메밀허브찐빵)」
江原道の特産品としてジャガイモ、ソバ、そして各種山菜ナムルやスケトウダラなどがありますが、その中でも蓬坪面では毎年9月になるとソバの花祭りが開かれるほどソバ料理で有名な都市です。夏まではジャガイモを育てているため、今はジャガイモの花しか見れませんが、秋には果てしなく広がったソバの花畑を見ることができます。
蓬坪一帯がソバの花で有名になった理由は、まず平昌が海抜700メートル以上の高冷地地域で、ジャガイモ、白菜などをたくさん植えますが、夏に収穫をし終えると二毛作でその場所にソバを植えて秋に収穫をします。それゆえにソバが有名なのです。その上、李孝石の<そばの花咲く頃>の背景がまさにこの蓬坪面なので、なおさらです。
Canon EOS 550D | f/9.0 | iso 100 | 2015:06:09 13:45:31 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
ソバの花は見られなくても、ソバ料理は年中いつでも味わうことができます。古家の姿をそのまま保っており、食べる楽しみのみならず見る楽しみも与えてくれる食堂です。玄関脇の建物と食堂の建物の全てがわらぶきの家です。店の名前は「プルネウム」です。店のすぐ前には李孝石の<そばの花咲く頃>の行商人ホ・センウォンがソン氏の娘と夜を明かしたという、その水車小屋があります。私が写真を撮れなかったのがとても残念です。小説の足跡をたどって旅行される方々は、この食堂に限らず、すぐ目の前にある水車小屋は必ず立ち寄ってください。
Canon EOS 550D | f/5.0 | iso 100 | 2015:06:09 13:46:07 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
プルネウムは、昔ながらのわらぶき家の姿そのままで、食堂に来たのではなく、まるでタイムマシーンに乗って幼い頃、おばあさんの家に遊びに来たかのような気がします。今どきのわらぶき家のコスプレをした建物ではなく、本物のわらぶき家で商う店はまず見当たらないと思います。
Canon EOS 550D | f/5.0 | iso 100 | 2015:06:09 13:46:21 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
庭に細々とした昔のものや農機具、そして名前の分からない花が美しく咲いていて、しばらく見物してから食堂の中に入りました。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 160 | 2015:06:09 13:46:59 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
内部も伝統的な古家の姿です。垂木に土を塗った屋根が本当に素敵でした。この家もかなり古くなった家のようです。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 100 | 2015:06:09 13:47:17 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 26mm
他の場所は全面ガラスで張られていましたが、涼しく窓を開くことができる所があり、そちらに座りました。窓の外で風に乗って飛び散るイバラの花、イワギク、テマリバナなどが美しく咲いていて、目を楽しませてくれる食事でした。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 100 | 2015:06:09 13:48:02 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
風景をお腹いっぱいになるほど見物しても、お腹は「グーグー」ご飯をくれと大騒ぎなので、急いで注文をしてみることにします。メニューを一度見てみましょう… ソバ水にゅうめん(メミル ムルククス:메밀물국수)-6千ウォン、ソバビビン麺(メミル ビビンククス:메밀비빔국수)-6千ウォン、ソバの盛り合わせ(メミル モドゥム:메밀모둠)-1万5千ウォン、この3つを注文しました。価格はさほど高くはなさそうです。プルネウムはソバの食堂で、食事のメニューはソバとその他のいくつかのソバ料理のみで単純です。酒もソバマッコリ(メミル マッコリ:메밀막걸리)があります。夜に来てそれを飲んでみるべきでしたね。
Canon EOS 550D | f/5.0 | iso 250 | 2015:06:09 14:07:01 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
ソバの盛り合わせはこの食堂の人気メニューで、ソバで作る三品料理とジャガイモ餅(カムジャトク:감자떡)が出されます。ジャガイモもまた蓬坪の代表特産品で、ひと皿で多彩な料理を味わうことのできる充実したメニューです。盛りだくさんでしょう?
ソバ料理三品は、ソバ豆腐(メミル ムク:메밀묵)、ソバ粉の薄皮巻き(メミル ジョンビョン:메밀전병)、ソバのチヂミ(メミル ブチギ:메밀부치기)があって、ソバ豆腐は工場で大量に作るつやがあって弾力のあるものとは違い、ソバ含有量が多くて少しやぼったく見えますが、やわらかくて香ばしい味が強いです。そしてキムチギョーザの味に似たソバ粉の薄皮巻き、白菜の葉と一緒に薄く焼き上げたソバのチヂミは、江原道でよく味わうことのできる味です。ソバ料理は淡泊で香ばしい味が特徴で、その味は素朴です。そのため子供たちは甘くてコシの強いジャガイモ餅が好きで、他のソバ料理は大人たちが主に好むような味です。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 400 | 2015:06:09 14:15:13 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
これはソバの盛り合わせをほとんど全部食べ終わるころに出された「ソバビビン麺」です。さっぱりしていて少しすっぱいスープも一緒に出され、暑い日にスッキリと飲めて、なかなかいい味です。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 1000 | 2015:06:09 14:15:24 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 34mm
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 640 | 2015:06:09 14:17:55 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm
ソバの上にやや辛めの唐辛子味噌調味料(コチュジャン ヤンニョム:고추장양념)とキュウリ、ニンジン、キャベツなどの新鮮野菜がたっぷり盛られて出されたのは、ちょっぴり辛くてソバの香ばしい味と香りのするビビン麺です。普通このようなビビン麺にはゴマ油がたくさん入っていて、ソバ固有の香ばしい味を感じることはできませんが、プルネウムの調味料には激辛唐辛子(チョンヤンコチュ:청양고추)が入っていて、辛くはあるものの味が強すぎず、ソバ本来の味を感じることができました。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 320 | 2015:06:09 14:15:43 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
これはソバ水にゅうめんで、気候が暑いので、まずは冷たいスープからゴクッと味わいます。スープの味は甘酸っぱくてさっぱりしています。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 500 | 2015:06:09 14:15:52 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 640 | 2015:06:09 14:15:59 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm
小麦粉よりもソバ粉のほうがよりたくさん入っているためか、コシが強いというよりは、プツプツ切れて食感が柔らかく、それを味わいながら食べるソバ料理だからこそ満足です。小麦粉の麺に慣れた人たちは、若干パサパサとしていてコシが強くないこの麺はあまり好きでないとも言います。
食事を終えて消化させるもの兼ねて、食堂のすみずみを見物してみます。わらぶき家の倉庫には昔の農機具や小道具を展示しているのですが、子供たちが喜んでいます。そして庭の隅には子犬もいて鳥小屋もあり、母鶏がヒヨコを育てていました。真っ黒いヒヨコは初めて見ましたが、母鶏が異邦人を若干警戒している表情です。
プルネウムはソバ料理専門店で、その味が濃かったり強くはなく、ソバ料理らしく淡泊でさっぱりしています。また、伝統的な田舎のわらぶき家の姿をしていて、目で楽しむ面白味もある店でした。「ソバの花祭り(メミルッコッ チュクチェ:메밀꽃축제)」の中心地である「李孝石文化の村」の中に位置しており、興亭渓谷、フェニックスパーク(휘닉스파크)、蓬坪在来市場(ボンピョン ジェレシジャン:봉평재래시장)など蓬坪の代表観光地が隣接していて移動に便利な場所なので、訪れてみる価値がある所として推薦します。
+営業時間および休日: 午前10時~夜8時、年中無休
+住所: 江原道(カンウォンド:강원도)平昌郡(ピョンチャングン:평창군)蓬坪面(ボンピョンミョン:봉평면)元吉里(ウォンギルリ:원길리)763-5
+電話: 033-336-0037
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孝石文学100里の道(ヒョソクムナク ペンリギル)
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武夷芸術館(ムイ イェスルグァン)
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プルネウム
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蓬坪ソバハーブ蒸しパン
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ハンファリゾート・フェニックスパーク
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李孝石(イ・ヒョソク)文学館、生家
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サンチェラン ファンテラン(山菜とスケトウダラと)
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エコグリーン キャンパス
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クムチョン会館
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国立青太山(チョンテサン)自然休養林
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Finish
蓬坪ソバハーブ蒸しパン
今度はデザートを食べにプルネウムから車で5分離れた所にある蓬坪在来市場に訪れます。蓬坪市場の市の日は2日と7日ですが、市の日でなくても市がある程度開かれているのではと思って行ったところ、あのMERS(マーズ)のために市場の商人が1人も出てきませんでした。まあ、本来そういうものなのかもしれませんが… とにかく、この場所も市の日だったら見物する物が多い蓬坪の代表観光地ですが、ソバ料理ぐらい有名なおやつ「ソバハーブ蒸しパン(メミル ホブチンパン:메밀허브찐빵)」があります。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 100 | 2015:06:09 16:14:32 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
蓬坪在来市場は2日、7日ごとに5日市が開かれますが、蓬坪ソバハーブ蒸しパンは市の日や休日には観光客が行列で並んで食べるこの地域代表のおやつです。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 100 | 2015:06:09 16:14:56 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
店内には蒸しパンのみならず色々なソバ加工品も売っています。蒸しパンを店で食べられるように、きれいなテーブルもいくつかあります。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 100 | 2015:06:09 16:16:59 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
蒸しパンは合計5種類の味があり、小麦粉とソバ粉を混ぜた練り粉の中に小豆を入れたものを基本として、ここに追加でヨモギ、黒米、ソバ、カボチャを入れたいろいろな味があります。1箱10個入りで7千ウォンでした。もちろんバラ売りもしていて、小さい包装単位もありました。
Canon EOS 550D | f/3.5 | iso 200 | 2015:06:09 16:17:26 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 21mm
ちぎってみると蒸しパンの中には小豆がいっぱい入っていて、甘過ぎずとても柔らかい味わいでした。甘すぎると1つしか食べられないけれど、これがまた程よい甘さで香ばしいので、つい何個もパクパク食べてしまいました。ダイエットは今日だけは忘れることにして…
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 100 | 2015:06:09 16:16:30 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm
すっきりと持ち運びやすく包装してくれるので、旅行中のおやつとして食べたりお土産用としてもよいです。プルネウムでソバ料理を美味しく食べ、蓬坪ソバハーブ蒸しパンの甘~い蒸しパンで口直しをすると最高です。平昌・蓬坪旅行の際には必ず立ち寄ってください。
+営業時間および休日: 午前9時~午後6時、土曜日/公休日休業
+住所: 江原(カンウォン:강원)平昌郡(ピョンチャングン:평창군)蓬坪面(ボンピョンミョン:봉평면)蒼洞里(チャンドンニ:창동리)ホセンウォンジャントギル(허생원장터길)11
+電話: 080-2018-7049