Holiday Journal

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高興(コフン), 順天(スンチョン) #1 - 電気も水もない原始体験の島、高興(コフン) 「尸虎島(シホド) - (Korea Tour)
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最終更新日 : 2017/02/17

旅行地域 : South Korea
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  • 尸虎島
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  • 順天湾(スンチョンマン)自然生態公園
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  • 順天湾(スンチョンマン)国家庭園
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  • 順天(スンチョン)ドラマセット場
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全羅南道高興(ジョンラナンドコフン:전라남도 고흥)には電気も水道もない原始的な島が一つあります。最近キャンプ族が増え、「ジャングルの法則」などのテレビ番組が人気となり、原始生活を体験しようという人が増えてきて、尸虎島(シホド:시호도)はだんだん世間から注目されるようになった無人島です。ここはひょっとしたらあるかも知れない無人島での遭難というバーチャルリアリティーを再現して、文明の恩恵を最大限に排除し、狩猟で食べ物を探し、薪をたいて料理をし、穴ぐらで眠る体験ができる所です。都市で文明の利器に囲まれて暮らしている私たちには、特別な体験になることでしょう。



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島に入る前の羅老大橋(ナロデキョ:나로대교)の竣工記念塔で、まず遠くからの風景を眺めます。写真左側の小さな島が尸虎島で、右側は九龍村(グリョンマウル:구룡마을)と言う小さな漁村です。無人島の原始体験は 2013年に高興郡庁で始めましたが、 人気があって最近までに 3千名ほどが体験をしたそうです。予約はインターネットのホームページで日程を確認して電話でできますが、潮時に海水に魚を閉じこめて取るかきあみ体験は 2週間に一度くらいの割り合いで可能ですので、必ず日程を確認してから出発してください。ホームページのアドレスと詳しい内容は、下のほうでまたお知らせします。



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船に乗る前に出会った小さな漁村九龍村。動いているものと言ったら、時おり出入りする漁船だけの典型的な漁村ですね。平和でほのぼのとしています。



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九龍村の船着き場から船に乗ると、無人島キャンプのある尸虎島に入ることができます。写真の向こう側に見える島が今日の目的地です。船に乗って 2~3分くらいですので、船酔いがひどい人でも充分に乗っていけると思います。



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直線距離にしたら 300メートルほどですが、とにかく船なしでは行けない島です。この島を空から眺めると、島の地形が虎が死んで横たわっているように見えるところから尸虎島といいます。村の村長のお話では、虎が生きている形なら人に害を及ぼすが、死んだ形なので人に害を与えない島だということです。



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島に到着しました。原始的な島なので、ケーブルカーやその他の便利な文明の利器は何一つありません。ひたすら二本の足で歩くしかない所です。まして電気や水道も入っていません。あらかじめためておいた水を飲み、電気はバッテリーつきの懐中電灯くらいしかないです。



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キャンプに行って出会った林の小道。島全体を歩いて一回りできるように、森の小道がありますね。しかし秋には蛇がしばしば出没するため、村長が森には入るなと言っていました。よくならされた道だけを通るようにして、キャンプと干潟にいれば安全だそうですから、そうしたほうが良さそうです。この森の道は冬にでも歩いてみることにしましょう。



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船から降りて 10分くらい歩くと、島の中央にくぼ地があって、そこに穴ぐらが建てられ村が形成されていますね。ここにある穴ぐらはすべて体験に利用されるものです。尸虎島ではさまざまな体験コーナーがありますが、無人島遭難仮想現実体験、原始人の服を着ての部族の旗作り、族長選出、部族活動、原始人市場体験、貝採集、満ち潮の時に海水を網でせき止め引潮の時に網にかかった魚を捕るかきあみ体験などがあります。そして直接火をおこしたり水を探すなどの原始生活を体験することができます。




マンガで見たことのあるような原始人の家や穴ぐらも種類がいろいろですね。ここは電気や燃料などがなくて暖房や冷房を期待することはできません。幸いバッテリーで家の中に電気は一つついています。これは別途費用で使うのではなく、体験料にすべて含まれています。寒い時はどのように寝るかですって? ここではきれいに洗濯された寝袋を提供してくれます。



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食べ物はすべて火をおこして焼いて食べたり、ゆでて食べる方法しかありません。もちろんお弁当を持って来て食べてもいいし、携帯用のガスバーナーもありますが、せっかくここへ来たんですから、材料を持って来て直接魚を取って食べるのもいいと思います。かきあみ体験をしたら、多分食べきれない位魚が取れるので、心配する必要はないと思います。あさりやマキガイのようなものも目の前の干潟にあふれていますし。



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のんびりとした昼間、どんぐりの木のブランコに乗って遊んだり、




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パパがひいてくれる干潟用のたらいに乗って遊ぶ子どもたちもいれば、




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マキガイや蟹、そしてムツゴロウをつかまえて遊んでいます。ここではスマートフォンやコンピューターで遊ぶ子どもはいません。とにかく電気がないんですよ。




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壁面に子どもたちが書いたお願い札がありますね。「お父さんがお酒をちょっと減らして、夜はときどき出かけるようにして」という子どもの願いが面白いですね。いつもお酒を飲みに外に出るんでしょうね。^^*



私もここで何時間か過ごしながら、スマホを一度も見なかった気がします。都市では見かけられない不思議で面白い遊びがたくさんあるからです。大人の私も楽しめる所ですね。



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だんだん海水が引いて干潟ができてきました。ちょっと海辺に出てみましょうか?



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ちょっと歩いただけでも、干潟は生きているということを肌で実感できます。チューチュー吸って食べるマキガイもいたるところに散らばっていて、蟹やムツゴロウもあちこちに見られます。



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湾のように内側にくぼんでいる原始島の村が本当に美しいですね。実際、昔ここで暮らしていた人たちは、食べものの心配はせずに暮したんじゃないかと思います。海産物は豊かだし、森も結構生い茂っていて、水もよく出ている泉もありました。



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ところで海辺に半楕円型に飛び飛びにささっているこの松の木の枝が何に使われるのかご存じですか? これが先ほど書いた「かきあみ」という漁業に使われる道具です。この木のクイに網をかけて、引き潮のときに海水が引いたら魚が網に残って捕れる漁の方法です。海水が満ち引きする場所を網でせき止めて魚を捕ったところから付けられた名前です。



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かきあみの体験時間になるとみんな長靴をはいて網の所に集まって来ます。ここではすくい網で魚をすくうだけでいいのです。もう少ししたら海水が完全に引けて魚が地面に残りますから、その時はただ拾うだけでいっぱい取れます。私が行った日は、魚の種類もかなり豊富で黒鯛、クジメ、ビクニン、コノシロ(コハダ)、イシガレイ、ボラなどが獲れました。



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6~7歳くらいに見える子どもが 5分で獲った魚がこれくらいです。コノシロと下のほうにあるしま模様の魚はボラのように見えますね。



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あるおばあさんがしばらくの間しゃがんで掘ったアサリがこれくらいです。人があまり多くないし、かきあみや貝拾いは 2週間に二回ほどできるだけなので、とり尽くしてしまう事はないそうです。



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尸虎島周辺にも無人島はあちこちにありますね。うろこ雲の下、開けた視野が本当にさわやかです。どこでたまったのかも分からない正体不明のストレスがいっぺんに吹き飛ぶ感じです。



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干潟のすみには真牡蠣の貝がらが砂浜のように散らばっていますね。11月頃からは真牡蠣の旬を迎えますが、その時はここで真牡蠣も採取してとった牡蠣を直接焼いて食べることもできるんです。もちろん体験料にすべて含まれています。



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ところで、先ほど私が黒鯛がとれると書いたのを覚えていますか? これ位のがとれました。これ、釣りで釣ったのではありません。素手で拾ったんです。大きなアイスボックスがこいつ一匹でいっぱいになってしまうくらい大きいです。死んでいるのかですって? いえいえ、新鮮でピチピチはねています! すっかり喜んで興奮した妻が持ち上げて自慢しているんです。^^*



毎回同じような旅行で乗り気がしなくなった時とか、何か目新しい体験にうえている人には、尸虎島の原始体験はイチ押しです。大人も楽しめて、子どもたちは言うまでもなく楽しめる学習の場として本当に最高でした。息苦しい都市からわずかの間でも抜け出して、新鮮で忘れられない美しい思い出作りがしたければ、全羅南道高興郡尸虎島に行ってみてください。ホームページで体験日程をあらかじめ確認して、事前予約することはお忘れなく~



+ 住所 : 全羅南道高興郡高興邑興陽ギル(ジョンラナンドコフングンコフンウプフンヤンギル) 40
+ 電話 : 061-830-5305
+ ホームページ : sihodo website
+ 入場料 : 大人 5千ウォン、中高生 4千ウォン、子ども 3千ウォン(体験などを利用しない場合)
+ 体験料 : 当日 15,000ウォン、1泊 3万ウォン、2泊 5万ウォン (1人当りの料金で入場料を含む)





고흥, 시호도, 원시마을, 체험
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