公州, 高敞 #1 - 麻谷寺(マゴクサ) 마곡사 (1)

公州, 高敞 #1 - 麻谷寺(マゴクサ) 마곡사 (1) - (Korea Tour)

| Holiday Journal

最終更新日 : 2017/02/18

旅行地域 : South Korea

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Start
麻谷寺(マゴクサ)
カムジャンゴムシン(黒いゴム靴)
禅雲寺
支石墓博物館(コインドル　パンムルグァン)
Finish

麻谷寺ホームページに入ると、「心へと旅立つ文化散歩道」という挨拶の言葉が出てきます。静まり返った千年の古寺に立ち寄り、石橋を渡りながら涼しげな水音に一度耳を傾けてみてくださいと語っています。ここは寺に入って行く道に沿って小川が曲がってのびており、境内を回ってみると水と風の音が清く私たちを包み込んでいるように感じられる、本当に自然にやさしい場所です。

忠清南道（チュンチョンナムド：충청남도）公州市（コンジュシ：공주시）の泰華山（テファサン：태화산）山腹の東側に位置した麻谷寺は、大韓仏教曹渓宗（チョゲジョン：조계종）の第6教区本寺です。これはこちらが大田（テジョン：대전）・忠南（チュンナム：충남）地域の寺院を管理する本山という意味です。大韓民国寺刹28本山のうちの一つであり、金九（キム・グ：김구）先生が身を隠して僧侶生活をした場所でもあります。そのため、至る所に金九先生が好んで歩かれた散歩道を知らせる表示板が目に付き、毎年金九先生に対する追慕祭が開かれることで知られています。

「春麻谷（チュンマゴク：춘마곡）」という言葉があるほど春の情緒が素晴らしいといいます。来年の春にも必ず再び訪れたい理由です。640年に新羅の高僧・慈蔵律師（ジャジャンユルサ：자장율사）が創建したと伝えられており、朝鮮時代には世祖（セジョ：세조）がこの寺に立ち寄って「霊山殿（ヨンサンジョン：영산전）」という表札板を賜額し賜額ました。

ここには泰華禅院（テファソヌォン：태화선원）があり、夏と冬に僧侶が修行をしています。いわゆる冬安居と夏安居をしに他の寺からも多くの首座僧侶たちが訪れて来て精進をするそうです。一つの話題（祖師の公案の一節）を抱いて座禅修行をするようになるわけですが、修行が自律的な代わりに規律が非常に厳格だといいます。

ここが美味しい栗で有名な忠南（チュンナム:충남）公州（コンジュ：공주）という点を考えると、寺の入口に数多くの焼き栗販売商がいることが理解できます。焼き栗を食べないとゲンコツでたたくぞ、という愛嬌の混ざった文句が記されていますね。

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近隣の住民の方々がその他にも削りツルニンジン、黒豆、銀杏、燕麦（エンバク）など多くの農作物を販売していました。私はツルニンジンの香りがとても強く鼻を刺激するので、ツルニンジンを購入し、玉光栗（オクグァンバム：옥광밤）という公州栗のうちでも最高の品種を購入しました。黒豆もとても価格が良かったので買い、住民が直接作った韓菓（ハングァ：한과）も購入しました。いずれも品質が良く、ソウルで購入するものの半分の価格でした。

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寺の入口にある最初の関門であるこれは何と呼ぶのでしょうか？一柱門（イルチュムン：일주문）といいます。そして例外なく寺が位置した山の名前と寺の名前を表しています。麻谷寺は泰華山麓に位置していることが分かります。

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この美しい松風の吹く道を春風を感じながら歩いたら、もっと良かったことでしょう。

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麻谷寺の沿革がよく書かれています。観光地には2種類の部類の人がいます。案内文や沿革などをじっくりと熱心に読みながら歩く私のような部類と、そのまま通り過ぎる部類。知れば見えてくるし、見てみると愛せるようになるので、熱心に理解しながら見ようと努力しなければなりません。

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下の絵に示されているように、水路が寺の真ん中を横切って流れています。このような地勢を有している麻谷寺ですから、四季すべての風景が美しくないわけがありません。

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朝の日差しを横切って栄恩庵（ヨンウンアム：영은암）に行きたくさせるような物寂しい散歩道です。残念ではありますが、次の機会に先送りして、ひとまず寺の境内に方向を定めました。フロストの「選ばれざる道」という詩が思い出される分かれ道です。

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右側にのびる道を行くとすぐに、韓国式家屋スタイルのコーヒーショップが現れます。2つのことに驚きました。ここにたくさんの外国人たちがコーヒーをゆっくり飲みながら座っていたことと、ちょっと見た感じでは韓方茶や緑茶を売ってなさそうだということです。美味しいコーヒーを入れて差し上げますという広告看板だけが忙しくはためいています。

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橋を2回渡ると境内に入ることができるのですが、最初の橋の入口にテンプルステイという表示が現れます。やっとコーヒーショップに座っていた外国人たちの正体が理解できそうでした。

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解脱門（ホタルムン：해탈문）とは…。ここを過ぎれば解脱の境地に入ることができるということでしょうか？それとも行き来するたびに見ながら、解脱に向かった初心を失うなという意味で書かれたものでしょうか？私にはどうしても後者であるように思えます。事実、解脱門は麻谷寺の正門に該当し、俗世を抜け出して仏様の世界に入るという意味です。