-
Start
-
麻谷寺
-
カムジャンゴムシン(黒いゴム靴)
-
禅雲寺
-
支石墓博物館(コインドル パンムルグァン)
-
Finish
禅雲寺:
「禅雲寺に行ったことがありますか~?風が吹く雪雲の日に。椿の花を見たことがありますか。涙のようにはらはらと散る花を~」
「禅雲寺」は大学生の頃、ソン・チャンシクの歌の歌詞とともに私の心の中に初めて入ってきました。その後結婚して子供を連れて行ってみた禅雲寺は、とても期待が大きかったためか、大きな感動を感じ取ることができずにただじっと眺め、むしろ寺の入り口に立ち並んでいるウナギの食堂のほうに気持ちを奪われてしまったようです。
風が吹く雪雲の日ではないけれど、雨がしとしと降る月曜の朝に訪れた禅雲寺は私に感動を与えました。数百年を剛直な首座僧のようにその場を守っている荼毘塔の姿が神秘的であり、大雄殿の裏手にあるスケールの大きなツバキの群落がそうでした。いつか秋に赤い彼岸花で覆われた頃にここを訪れたら、もっと心を奪われてしまうに違いありません。
兜率山(トソルサン:도솔산 )は禅雲山とも呼ばれ、朝鮮末期の禅雲寺が繁盛した頃には89軒の庵と189軒もの寮舎が山中の至る所に散らばっていて、荘厳な仏国土を成したこともありました。
兜率山の北側のふもとに位置している禅雲寺は、金堤(キムジェ:김제)の金山寺(クムサンサ:금산사)とともに全羅北道(チョルラブクト:전라북도)の2大本寺として長い間の歴史とすぐれた自然景観、貴重な仏教文化財を有しており、四季を通じて参拝と観光の足が絶えない場所です。特に雪の降る真冬に赤い花を咲かせる禅雲寺のツバキの花の高雅な風景は、詩人・墨画家の礼賛とともに多くの人々から愛されています。
NIKON Df | f/4.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:17:36 | Flash did not fire. | 24mm
一柱門に書かれた字は「兜率山禅雲寺(トソルサン ソヌンサ:도솔산선운사)」です。しかし、兜率山とは禅雲山のことであり、ここにくるためには禅雲山ICを抜け出なければなりません。
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:20:01 | Flash did not fire. | 24mm
兜率庵(トソルアム:도솔암)に行く道が左側にあり、禅雲寺はそのまま直進すれば現れます。
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:21:10 | Flash did not fire. | 24mm
初冬なのか晩秋なのかはっきりしないような季節に来ました。まだ残っている紅葉が、何週間か前にはあった秋の饗宴を伝えてくれるかのようです。
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:22:16 | Flash did not fire. | 24mm
少し行くと右側に現れるのが舎利塔(サリタプ:사리탑)が祭られている所です。浮屠殿(ブドジョン:부도전)というそうです。
どれだけの気迫が感じられる静寂だったでしょうか。圧倒される思いで襟元を正して観賞しました。王家に宗廟(チョンミョ:종묘)があるならば、ここ仏家には浮屠殿という絶対静寂空間があるという気がします。
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:23:16 | Flash did not fire. | 24mm
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:23:47 | Flash did not fire. | 24mm
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:29:14 | Flash did not fire. | 24mm
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:29:27 | Flash did not fire. | 24mm
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:33:18 | Flash did not fire. | 24mm
天王門(チョナンムン:천왕문)という表札板が特異なことにコバルト色のバックに白色の文字です。そして下にある禅雲寺という表札板は浮き彫りをした板刻です。非常に特異な形式の表札板が、見る側をよりいっそう興味深くさせます。
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:34:12 | Flash did not fire. | 24mm
霊山殿(ヨンサンジョン:영산전)を再び発見しました。 麻谷寺とともに霊山殿はここでも大変重要な位置を占めていました。確認してみると、霊山は釈迦が『法華経』を説いた靈鷲山(ヨンチュクサン:영축산)の略語で、仏教の代表的な聖地です。古代インド・マガダ国の首都ラージャグリハ(王舍城ともいう)周囲にあったこの霊山を寺院内に移そうとしたのがまさに霊山殿です。
NIKON Df | f/4.5 | iso 200 | 2015:11:23 10:03:30 | Flash did not fire. | 24mm
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:37:37 | Flash did not fire. | 24mm
NIKON Df | f/2.5 | iso 200 | 2015:11:23 09:38:14 | Flash did not fire. | 24mm