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楊平(ヤンピョン) #3 - 一流ホテルのシェフも認める美味しい店「汶湖里(ムンホリ)パッチュク」 - (Korea Tour)
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最終更新日 : 2017/02/18

旅行地域 : South Korea
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楊平トゥムルモリから汶湖里(ムンホリ:문호리)まで歩くトラッキングコースは、知る人ぞ知る宝石のようなコースです。また、このコースで欠かせないのはおそらく「汶湖里パッチュク(문호리팥죽:ムンホリ小豆粥)」ではないかと思います。冬に食べるグルメの中で私が最も好んで食べるものは、小豆粥(パッチュク:팥죽)なのですが、ソウルの一流ホテルのシェフも絶賛した小豆粥店がまさにここです。暖かい小豆粥一杯で冷えた身体を溶かすのも兼ねて、シェフも認めた味がどんなものか気になって汶湖里パッチュクを訪れました。味のほうは果たしていかがなものか、降りて行ってみましょう。



Canon EOS 550D | f/5.6 | iso 100 | 2015:11:19 13:23:50 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 20mm


汶湖里パッチュクは、北漢江と渓谷に挟まれている楊平西宗面(ヤンピョン ソジョンミョン:양평 서종면)の、のどかに静まりかえっている国道に位置しています。ソウル春川(チュンチョン:춘천)高速道路の西宗(ソジョン:서종)ICとも近く、両水里(ヤンスリ)のトゥムルモリから出発する北漢江沿いのドライブ道が終わる地点なので、訪ねて行くのも便利です。




Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 2000 | 2015:11:19 14:12:48 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


平日の昼食時間を過ぎた3時頃に訪れましたが、空席はたった1ヶ所しか残っていないほど客が多くて驚きました。わざわざ訪れて来た客が多いのを見ると、美味しい店であることは明らかなようです。伝統茶室のように暖かくてこぢんまりしていて、冷えた身体がスルスル~っと溶けるような雰囲気です。




Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 1000 | 2015:11:19 14:10:54 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


看板はどう見ても小豆粥店ですが、小豆粥料理以外にカルククス(칼국수:韓国式うどん)、パジョン(파전:ねぎのチヂミ)など多彩なメニューが準備されています。小豆料理以外の料理の味はどうなのか気になって、私たちはパッカルククス(팥칼국수:小豆きしめん)とオルクンカルククス(얼큰칼국수:ピリ辛きしめん)を1つずつ注文しました。価格はそれぞれ9千ウォンと8千ウォンです。





Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 1250 | 2015:11:19 13:43:50 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


オルクンカルククスは作るのにもっと時間がかかるということで、パッカルククスとおかずが先に出されました。濃くて粒が非常にきれいな小豆粥にカルククス麺が無心に盛られて出てきました。




Canon EOS 550D | f/3.5 | iso 1600 | 2015:11:19 13:44:35 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm


小豆粥は味付けされておらず、テーブルに用意された砂糖と塩で好みに応じて味付けして食べなければなりません。個人的には小豆粥は甘みが少しある方が好きなので砂糖を入れましたが、甘みがさらに美味しさを増すには塩も少し入れるのがよいです。甘く召し上がる時、必ず塩も少し混ぜてください。味がずっとよくなります。



代表メニューである小豆粥から一口味わってみたところ、小豆固有の味が濃くもありつつ、さっぱりとしていてとても細やかでやわらかい食感に感嘆してしまいます。小豆は粒が非常に硬くて料理時間がたくさんかかり、このように細やかな食感を出そうとすると多くの手間がかかりますが、きちんと小豆粥を作る店らしいです。シェフが褒めるに値する味でした。




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レストランではよく硬い小豆が早くやわらかくなるようにと、茹でる時にベーキングソーダを入れたりもするのですが、そうするとソーダの香りと味が出て小豆粥の味を落としてしまったりもします。その上、小豆が持っているビタミンを破壊したりもします。汶湖里パッチュクではソーダの香りや味が全く感じられず、小豆固有の濃い味がしっかりと感じられてとても香ばしいです。



もう一つ、お粥をとろりとさせるには米やもち米をたくさん入れなければならないのですが、この店は小豆の比率が高いためか、とろみはありません。そのため小豆の味がより一層濃く感じられて、さっぱりしているようです。カルククスの麺もまた、工場で作った麺が一般的な麺の太さや食感ではありませんでした。やや太い麺はコシが強くて美味しいです。




Canon EOS 550D | f/3.5 | iso 2000 | 2015:11:19 13:44:16 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 42mm


上のメニューを見ると、「唐辛子切り干しダイコン(コチュムマルレンイ:고추무말랭이)」を別途販売していますが、普通おかずを別途販売する場合は味がとっても良いということです。良質の粉唐辛子を使っていて色もきれいで切り干しダイコンの食感もサクっとして、材料が良いのは分かるのですが甘みよりは塩味がさらに強く、「これだけ」を食べた時は大きく感動的な味ではありませんでした。ところが、ここには反転があります。




Canon EOS 550D | f/3.2 | iso 3200 | 2015:11:19 13:56:39 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 47mm


切り干しダイコンだけ食べた時にはただの平凡な味だったのに、小豆粥に乗せて食べた瞬間、その味が180度変わって非常に美味しくなります。汶湖里パッチュクの小豆粥と唐辛子切り干しダイコンの相性は、おそらく私の人生最高の味の相性ではないかと思います。小豆粥の香ばしい甘みと切り干しダイコンのやや塩辛い味がよく調和をなしていて、何度も食べたくなるような味の魅力があります。是非一緒に召し上がってみてください。




Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 800 | 2015:11:19 13:52:24 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


パッカルククスの無限の感動に浸っている時、オルクンカルククスが出されました。ウワァ~~、見た目がチャンポン麺に似てるでしょう?なぜ代表メニューである小豆料理より遅く出てくるのか分かりました。色の濃いスープ、たっぷりの野菜と海産物が非常に美味しそうです。




Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 1600 | 2015:11:19 13:52:39 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm


スープがちょっぴり油っぽいのを見ると、長ネギを先に炒めて野菜、海産物を入れて煮たようです。だからチャンポンの味がするのかもしれません。長ネギ、ズッキーニ、キノコなどの野菜や、ムール貝、海老なども新鮮で、特異なのは清麹醤(チョングクチャン:청국장)の豆のようなものが見えるので、調味料(ヤンニョム:양념)に清麹醤や味噌を使ったのではないかと思われます。




Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 1600 | 2015:11:19 13:52:56 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 50mm


立派なビジュアルに期待しつつ、まずスープを飲んでみると、ワォ~~~びっくりするほど辛いです。名前からしてピリッと辛いのは予想していましたが、口の中がしびれるほど辛いですね。私が辛い料理をあまり食べられないのもありますが、味が強くて辛いコショウがたくさん入っているので、全身が暑くなって汗がとめどなく流れ、口の中が麻痺して料理がどんな味を有しているのか全く分かりません。オルクンカルククスは、人によって好き嫌いがありそうです。普段辛い料理が好きな人たちにとっては口に合いそうですが、その辛い味がコショウであるということを参考にしてください。




Canon EOS 550D | f/3.2 | iso 640 | 2015:11:19 13:53:09 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 36mm


麺はパッカルククスと同じく太くて弾力があり、コシが強いです。 熱いスープをしばらく冷ましてから食べてみると、スープが濃くてさっぱりとしていて、長ネギの風味が感じられましたが、代表メニューではないのに粗雑にしないで丹精込めて作られたのを感じます。



汶湖里パッチュクのパッカルククスは100点満点に加算点~特別点~ギュギュッと押して200点与えたいぐらいです。オルクンカルククスは70点を与えたいです。もちろん辛い料理が好きな人たちにとっては90点以上あげたい料理でもあるでしょう。残念なのは辛くて口の中が熱くなるコショウがたくさん入っているため、丹精込めて作られた料理の味をまともに楽しむことができなかったことです。



+住所:京畿道(キョンギド)楊平郡(ヤンピョングン)西宗面(ソジョンミョン)北漢江路(ブクハンガンノ)888

+電話:031-774-5969

+営業時間:午前10時~午後8時



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양평, 팥죽, 팥칼국수, 칼국수, 문호리팥죽, 얼큰칼국수
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