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全羅北道 完州 #8 - 茶碗村のヒノキの森 - (Korea Tour)
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最終更新日 : 2017/02/18

旅行地域 : South Korea
 | 閲覧数 : 111552
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〈最終兵器 弓〉の撮影地「茶碗村(コンギマウル:공기마을)のヒノキの森」


「恐れは直視すればそれで終わり。風は計算するものではなく克服するものだ。」映画最終兵器弓の主人公ナミ(パク・ヘイル)が清の将軍チュウ・シンタ(リュ・スンリョン)に最後の矢を放ちながら吐いたセリフです。映画の中でナミが走り回って弓を射たヒノキの森は全北(ジョンブク:전북)完州(ワンジュ:완주)の茶碗村(コンギマウル:공기마을)のヒノキの森で撮影されたものです。1970年代に地元の住民が植えた10万本のヒノキはいまや生い茂る森となって、訪れる人に憩いの場を提供しています。



茶碗村は村の形が茶わんのようだったことから名付けられたそうです。村の入り口にある樹齢100年を越えるケヤキとエノキがたいぼくの森を成しています。一抱えもある木々の枝ぶりが、この森が普通ではないと示しているかのようです。




車で来たらヒノキの森の300m手前にあるグランピング場まで来れます。でも村の入り口に車を止めて1㎞ほどの森の道を歩くのをおすすめします。小さな小川に沿ったクネクネ道がとてもいいです。



クネクネの狭い森の道では水の音も聞こえてくるし、起伏も激しくないので歩くのもしんどくありません。小川越しにほのぼのとした茶碗村も眺められます。澄んだ空気も売っている世の中ですから、ここでタダの空気をたくさん吸って行かなくちゃ!



一本道を20分ほど歩くとキャンプ場とグランピング場があります。ここにひと晩泊まって、翌朝ヒノキの森を歩いてもいいでしょうね。とにかく先ほど書いた通り、もし車ならここに停めてヒノキの森にすぐ入ることもできます。




グランピング場からは鋪装された道路ですが、ここから300mくらい歩いただけでヒノキの森です。途中に畑もあってキャンプ場もあって、周りの山も美しいので退屈しているひまはないです。



さあ森の前まで来ましたね。ここから分かれ道です。左は治癒の森というヒノキの森で、右は硫黄成分が入った水に足を浸せる硫黄泉があります。先に森に行ってみましょうか。



ここからヒノキの森が山沿いに2㎞程つながっています。10万本のヒノキと五葉松、スギなどが空が見えないくらい植わっています。何年か前までは、ここは一般に開放されていませんでしたが、最近になって森づくり事業として開放されるようになりました。




ここが映画を撮影した場所でしょうか! 生い茂った木の中にいると、どこかから矢が飛んで来そうですね。フィトンチッドを一番多く出すというヒノキは癒しの代名詞になって久しいです。森を散歩する人も多いですが、座ってフィトンチッドを全身で楽しんでいる人もいます。




坂道にある2㎞程の散策路に沿って歩くと、ヒノキから出るフィトンチッドで精神まで清められる感じがします。映画の中では緊迫した早いテンポで画面が展開され分かりませんでしたが、実際に見ると、ここはかなり美しくて素敵な森でした。



2㎞程のヒノキの森を過ぎると、林道につながる散策路に出ます。この道を過ぎれば無風の丘、イチョウの道を経て、光谷(クヮンゴク:광곡)貯水池まで続く森の道があります。私はヒノキの森を楽しみに来たので深入りしませんでした。トレッキングが目的なら光谷貯水池まで歩いてみてください。その途中にもヒノキの群落地があちこちにあります。




森の道を歩くと様子をうかがいながら私の近くを可愛いリスが走り抜け、なかなか出会えない黄色のキヌガサタケも目にします。ちなみにこの黄色いキヌガサタケは毒キノコですから、触ったり食べたら危険ですので絶対触っちゃダメです! ヒノキの森を歩いて黄泉の道に行ってしまうかもしれません!




さっきの分かれ道の右の方に行って硫黄泉の足浴の所に来ました。ここは村が硫黄温泉として開発しようとしましたが失敗したため、小規模な足浴場が残っている所です。水は冷たいのに、硫黄のにおいがします。硫黄温泉は神経痛、筋肉痛、関節痛など痛みにとても効果的だと言われます。長く歩いたのでここで足の疲れを癒して行きましょう。


Map

+ 住所 : 全北完州郡上關面竹林里山(ジョンブクワンジュグンサングヮンミョンジュンリムリサン:전북 완주군 상관면 죽림리 산) 214-1 一帯

+ 電話 : 063-290-3509

+ 入場料無料、駐車料金 2,000ウォン


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