1.チキン(から揚げ)に入る材料
‐ 主材料:鶏
‐ 副材料: 塩、ニンニクなどで味付けした後に小麦粉などをまぶして油に揚げる。
2.味の評価
-辛味:☆☆☆☆☆
-塩味:★☆☆☆☆
-甘味:☆☆☆☆☆
-酸味:☆☆☆☆☆
チキン(から揚げ)は 鶏肉に小麦粉をまぶして揚げたもので、フライドチキン(fried chicken)を略して‘チキン’と呼びます。
しかし、最近の韓流ブームの影響で東南アジアを中心に韓国のチキン文化が流行になったので、紹介してみます。
韓国にチキン(から揚げ)が初めて知られたのは1950年代、朝鮮戦争以後に米軍を通じて入ってきました。しかし、その時は鶏を揚げる油が大量生産できなかったため、揚げるよりは電気オーブンで作るローストチキンを主に食べました。
1970年代に入って韓国の経済成長と共に食用油が本格的に量産され始めてから、チキン(から揚げ)を好んで食べることになりました。
最初のチキンは鶏を切らずに、丸ごとに揚げたとして‘トンダック(トンは丸ごと、ダックは鶏と言う意味)’と呼ばれました。
1980年代に入って初めて全国的なチェーン店ができ、その人気に伴ってKFCも韓国に進出するほどチキンは大衆的な食べ物になりました。
チキン(から揚げ)は世界人が好んで食べる食べ物ですが、韓国には韓国式の調理法と食文化があります。
韓国料理には、特に肉料理をする時にはニンニクを入れて脂臭いにおいを除去するのです。それで韓国のチキン(から揚げ)にもニンニクのにおいがします。
また単に油で揚げる調理法から韓国の伝統薬味であるコチュジャン、カンジャン(醤油)で味付けした韓国式のチキンが様々な種類に発展しました。
ここに油で揚げて脂っこいチキンにダイコンを酢に漬けた甘酸っぱい‘チキンム(大根甘酢漬け)’を添えて食べます。
かなり多くのフランチャイズ・チェーンが町のあちこちまであるため、電話一本さえすればいつでもどこでもただいま作ったフライドチキンを家まで配達してくれます。
おいしくて簡単に食べられるので、プルゴギ、カルビなどの人気のある韓国の伝統料理よりももっとよく食べるようになるのがチキンです。
チキンは主にビールやコーラと共に食べるんです。 子供はコーラ、大人はビールと一緒に食べます。特にチキンとビールを一緒に食べることを略して‘チメック(チキン+ビール)’と呼びます。
最近、東南アジアで人気を集めた韓国ドラマ‘星から来たあなた’のヒロインが‘チメック’を楽しむ内容に影響を受けて、東南アジアでは韓国式チキンとビールが大いに流行しました。
今も明洞、江南などの繁華街では‘チメック(チキンとビール)’を探す外国人観光客が多いと言うから、どんどん暑くなるこの季節に冷たいビールと韓国式のチキンを経験してみてください。
4.チキン(から揚げ)の種類
韓国人なら老若男女を問わず誰でも好きなチキンであるため、多様にその調理法が発展して来ました。
最も好んで食べるのは次のようです。
*フライドチキン: 下処理した鶏を小麦粉などにまぶして揚げたもの。
*ヤンニョムチキン:フライドチキンを辛いコチュジャンで味付けしたもの。
*カンジャンチキン:フライドチキンをしょっぱいカンジャン(醤油)で味付けしたもの。
*タッカンジョン:フライドチキンの辛味揚げで、味はヤンニョムチキンに似ているが、水あめを入れたため柔らかくてサクッとした食感が特徴。
一般のチキン(フライドチキン)
は外国のものとあまり違いがないので、韓国的な味がある辛いヤンニョムチキン、カンジャン(醤油)チキンをお勧めします。
5.チキン(から揚げ)をもっとおいしく食べる方法
韓国では全国的なチキンのフランチャイズができる前には鶏一匹を丸ごとに揚げる‘トンダック’をよく食べました。
鶏をそのまま揚げたためにタクパル(鶏モミジ)と鶏の砂肝も一緒に揚げて食べました。
今は伝統市場やチキン特化通りでしばしばこの部位を発見することができます。
その形はあまりよくないですが、が味はシコシコして香ばしいので、新しい経験として食べてみてください。
そして、韓国ではチキンを食べる時は楽しみが一緒に存在します。
子供にとっては、学校の成績が良い時、褒められることをした時、誕生日の時などのプレゼントの意味として食べるのがチキンです。
大人にとっては1日の仕事を終えて気軽な気持ちで友達と一杯する時にチキンとビール‘チメック’を食べます。
‘チメック’を食べる時の最大の楽しみはスポーツゲームを見る時です。 サッカーや野球を見る時には必ず
‘チメック’を食べます。
その人気がどれぐらいだと言うと全国のチキンチェーン店に通話がつながらないほど人気があります。
もし韓国観光の途中にTVでスポーツゲームを見る機会があったら‘チメック’食べながら韓国を応援してみてください。
面白くて楽しい経験になると思います。