Holiday Journal

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1790 | 20079643

慶尚南道統営(トンヨン) #6 - 閑山島(ハンサンド)制勝堂(ゼスンダン) - (Korea Tour)
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Last Modified : 2017/03/30

Travel regions : South Korea
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統営(トンヨン)旅客船ターミナルから船に乗って忠武(チュンム)公・李舜臣の本部、閑山島(ハンサンド)制勝堂(ゼスンダン)へ


オミサ・クルパンを買って、今度は忠武公(チュンムゴン)李舜臣将軍が三島水軍を統制していた統制営の本部であった閑山島(ハンサンド)の制勝堂(ゼスンダン)へ行ってみることにします。ここは歴史的意味だけを持って行くよりはそれと共に船に乗る楽しみと美しい閑山島(ハンサンド)の風景が楽しめる、色々と楽しい旅行地だと言えます。

制勝堂(ゼスンダン)は、1592年全羅左水使(本営は麗水(ヨス)にあります)の職にいた李舜臣は戦略的な水軍陳営の必要さを感じて1593年7月に閑山島(ハンサンド)へ水軍陳営を移しましたが、翌月の8月には三島水軍統制使に任命されて1597年に彼が免官になるまでの3年7ヶ月間の三島水軍の本部であった最初の統制営の本拠地であったところです。



さて、統営(トンヨン)旅客船ターミナルから船に乗って閑山島(ハンサンド)へ入ってみます。車を持って来たのであれば、駐車料が少し掛かりますが、乗用車を基準にして24時間を止めて置いても5千ウォンしか掛かりませんので、そんなに気にしなくてもよさそうです。ゆっくり閑山島(ハンサンド)を見回っても約4千ウォンの駐車料が掛かりました。若し、ターミナル周辺を見るだけなら、車はここに止めて置いても良いと思います。



平日の昼だからなのかターミナルはとても閑散としていました。船の旅行を少し躊躇うのは最近のセウォル号の沈没の影響だと思います。



閑山島(ハンサンド)まで入る船賃は片道で5,250ウォンですから、往復では10,500ウォンです。片道の所要時間は20分が掛かり、統営(トンヨン)港からは毎時の定刻に出発し、反対側の制勝堂(ゼスンダン)からは毎時の30分に統営(トンヨン)港へ出発します。



セウォル号事件の影響でもう乗船券には名前と生年月日、それから電話番号を記入しないと船に乗ることができません。それから身分証明書の検査も厳しくなっていますので、必ず身分証明書を持って行ってください。



シーパラダイス号とニューパラダイス号はトラックやバスのような大きな自動車も運べる大きな船でした。久しぶりの船の旅行だからなのか何となく心が弾みます。



やはりオフシーズンの平日旅行の専門家に相応しく、私が乗った船には人がそんなにはいませんでした。まるで私が貸し切った貸切船になったようです。若しものことがあるかも知りませんから、一応救命ベストがどこにあるのかはしっかり確認しました。



この写真一枚が最近の韓国の実情をそのまま言っているようですね。船には人が殆どいませんでした。積んでいる自動車も閑山島(ハンサンド)の住民であるあの二方の乗用車二台が全部でした。



船の甲板の上で暫くカモメを誘いながら、緊急の時の使われる救命艇はどこにあるのかも確認しました。それほど大きくない船だからなのか、船の後尾の方に小さいいかだのようなものが用意されていますね。



急いで来たせいで、船旅の必需品であるカッパえびせんを買って来るのを忘れました。しようがなく、持っていたチョコレートのお菓子でカモメを誘ってみます。カモメたちがチョコレートのお菓子も食べてくれるのでしょうか?



カモメが手を出しているのを見て、近寄って来ては食べれるものなのか何回も確認をし始めます。



しかし、すぐ食べれないものに気づいて、振り向きもせずに未練なく去って行ってしまいました。済州道の城山から牛島(ウド)行きの船ではカッパえびせんの無人販売機が置いてありましたが、統営(トンヨン)もあのシステムを導入して販売をすれば良いと思います。船会社は売上を上げて良し、観光客は楽しんで良し、どっちらにとっても良い話ですからね…!



船は毎時定刻に出発します。20分しか掛からないので、船酔いをする方も船酔い薬を飲まずに十分行けます。私たちのグループも船酔いに弱い方ですが、この船はそんなに揺れることもなく短い距離だから大丈夫と言われました。



船はがらがらで、のんびりと閑山島(ハンサンド)へ向います。



10여분 달리다 보니 배의 항로 오른쪽으로 암초 위에 거북등대를 만들어 놨습니다. 저 등대는 1963년 12월에 세운 건데요, 여기가 한산대첩이 일어났던 곳이 여기라는 것도 알리고, 지나는 배들에게 암초가 있으니 주의하라고 인도하고 있답니다.



コブク(亀)灯台を過ぎると間もなく閑山島(ハンサンド)に到着しました。観光客より船の乗務員たちの方がもっと多いですね…



船から降りるとバスが一台待っていますが、あのバスは1時間置きに船から降りるお客さんを乗せるために待っているそうです。島に住む住民たちのためのバスですが、閑山島(ハンサンド)を旅行する方たちも利用すれば良いと思います。



私は船から降りるとすぐに右側の制勝堂(ゼスンダン)の方へ向かいました。春ですが、太陽の光は結構痛いほど熱くなりました。もうすぐ雨が降って蒸し暑い夏になりそうですね。歩き回る旅行者にとって夏は本当に手強い季節です。


船賃とは別に制勝堂(ゼスンダン)へ入るには入場料を払わないといけません。



海辺へ繋がっている道は本当に綺麗そのものでした。空も空気それから海も底まで綺麗に見えるほど澄んでいて、とても綺麗でした。牡蠣が有名な統営(トンヨン)に相応しく海辺にも白い牡蠣がいっぱい生きていました。気持ちとしてはお箸を一本持って海へ飛び込んで牡蠣を全部食べてしまいたくなるくらいでした。^^*



制勝堂(ゼスンダン)の中へ入る門は「大捷門」ですね。左右の柱が一つずつであるのを見るとまるでお寺の一柱門(お寺の入口の門)を見ているようです。この門を通ると神聖な場所が出ると言う意味のようですね。



木々の樹齢が数百年は軽く越えそうに見える森の道に沿って芳しい草の香りを楽しみながら爽やかな気持ちで歩いて行きます。木々は添え木もいていないのに横の方へ伸びています。物凄く大きい松の木ですが、あんなに大きくなっても折れることもなく不思議でした。



この門は大捷門を過ぎて鬱蒼とした森の中を通ると会える「忠武(チュンム)門」です。制勝堂(ゼスンダン)の入口であると言えますね。



ここが文禄の役の時に李舜臣将軍が三島水軍を指揮していた制勝堂(ゼスンダン)です。



内部には様々な遺物と展示物を展示していますが、上に飾ってある大型の扁額は140代統制使であった金永綬(キン・ヨンス)の真跡の扁額です。建物に入口に掛けられている扁額は107代統制使であった 趙儆(ゾ・キョン)の真跡の扁額だそうです。



後ろの方に掛けられている5点の画は世界海戦史にも記録されている忠武公(チュンムゴン)の戦績を画いた画を展示していて、コブクソンで使用していた銃筒(チョントン)も展示しています。



あ~!戍楼(スル)を見たかったですが、残念ながら現在全てを解体して復元工事を進めていました。戍楼(スル)は海に向かっている望楼のことですが、東屋の役割もしています。



制勝堂(ゼスンダン)の後ろの方にできている道に沿って少し下りて行くと「漢山停」と言う東屋が出てきます。ここは李舜臣将軍が弓を撃っていたところですが、海の向うの丘の上に標的が設置されています。



小さい海辺の向うの145メートルの離れた距離のところに標的がありますね。あそこまで弓が飛んでいくと言うのが不思議です。水原の華城(ファソン)で国弓体験をしたことがありますが、30メートルを飛ばすにもすごく指が痛かったです。



赤い色の紅虄門(ホンサルムン)を通ると李舜臣将軍の影幀(肖像画)を仕えている忠武寺(チュンムサ)へ入ることになります。参考までに、紅虄門(ホンサルムン)はここからは神聖な地域であることを知らせる、一種の注意表示板のような意味があります。



日当たりの良いところで暖かい日差しを受けながら忠武寺(チュンムサ)が位置していますね。ここに立っていると色んな種類の鳥たちの囀る音が続けて聞こえてきますが、まるで誰かが私に話しかけてくるように聞えます。不思議な体験でした。



忠武寺(チュンムサ)の内部には李舜臣将軍の影幀(肖像画)を仕えています。お香が用意されていたので、私もお香を一つたてて暫く黙祷をしました。今も一年に二回は祭事をしているそうです。



制勝堂(ゼスンダン)がここになかったとしても、静かな閑山島(ハンサンド)は茂っている木々と花、それから澄んで綺麗な海と美しい自然があって素晴らしい旅行先でした。ここも閑麗海上海百里キル(道)の中に入る島ですが、歩く旅行がしたい方たちにも島をバスと徒歩で一周してみるのをお勧めしたいと思います。

統営(トンヨン)旅客船ターミナル 통영여객선터미널
Map

住所:慶尚南道統営市西湖洞316 (경상남도 통영시 서호동 316)
統営(トンヨン)旅客船ターミナル電話:1666-0960


制勝堂(ゼスンダン)제승당Map

住所 :慶尚南道統営市漢山一周路70 (경상남도 통영시 한산일주로 70)
電話:055-642-8377


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