-
Start
-
剛泉山(カンチョンサン)-1
-
剛泉山-2
-
ソンビ食堂
-
ゴチュジャン民俗村(ゴチュジャン・マウル)
-
Finish
剛泉山を降りてきて小さな貯水池を通り過ぎると間もなく、淳昌邑(スンチャンウプ:순창읍)に着きました。淳昌はまだ郡単位で、大きく栄えてはいない地域です。ですが遠くの方にたくさんの韓国式家屋で作られた町が目に入ってきます。
ここがまさに淳昌の代表特産品であるコチュジャンを作る職人たちが集まって暮らす、コチュジャンを広報するための「淳昌伝統コチュジャン村(スンチャンジョントンコチュジャンマウル:순창전통고추장마을)」です。
コチュジャン村の中央の道路を中心に、いくつかのブロックにまたがって多くの職人たちの家や販売店が軒を連ねています。
韓屋と石垣の粋な作りの家と松が調和し、ますます素朴で伝統的な雰囲気が漂う町です。
このような韓屋の中には本当に隙間もないほどたくさんの甕(チャンドクテ:장독대)が庭を埋め尽くしています。これらがまさにコチュジャンの壷ですね。
立ち並ぶ職人の家の中からある一軒に立ち寄って中に入ってみると、小さな味噌玉麹(メジュ:
메주)がびっしりとぶら下がっています。初めて知りましたが、こういうな小さいやつらはコチュジャン用のメジュだそうです。
内側には縄でくるんだような一般的なサイズのメジュが、一列に吊るされて熟成されています。予想通りメジュから出てくる故郷の臭いが四方に広がっています。
販売するための場所ですが、庭の中央のいろいろな高さの唐辛子の甕が置かれている様子が、かなり風情のある観光地の風景をかもし出しています。
そのせいかコチュジャン商品を購入する人より、甕を背景に写真を撮る人の方が多いというのが面白いですね。私たちもそのうちのひとりではありますが…
家ごとに直接味見をさせてくれ、親切に軽い飲み物も無料で提供していましたが、私たちは言うまでもなく10分前にご飯を食べて来たばかり。それよりも村周辺にある甕と黄土で作った可愛いキャラクターを見ることに一生懸命でした。
無邪気に笑う少年少女。そして唐辛子を持っている子供たち。町のあちこちに甕でこのような芸術品まで作っておくとは、新鮮さを感じます。
ここを見て感じたことですが、色々な地域で単に販売のために店を構えるというよりは、このように郷土の特産物のための町を作って適度な観光スポットを提供すれば、ひと味違った観光地としての姿に変わるのではないかという小さな期待も抱いてみました。
コチュジャン村のいちばん先の方には淳昌郡の「農産物・特産物直売所」があります。涼しいエアコンが効いていて、きれいなトイレを使えるいわば村の休憩所です。
特別買いたい特産品はありませんでしたが、ひとまず涼もうと中に入ってみると様々な種類の商品を手頃な価格で販売していました。
しかも産地がハッキリしていて直接栽培した農民の名前まで明記されているので、本当に信頼できる商品だというメリットもありますね。
豆や唐辛子など各種コチュジャンの材料をはじめ、からだに良い様々なお茶や切り干し大根、それに野菜まで多種多様な生産品に出会えます。
その中でも特別なのはコチュジャンクッキーと納豆味噌(チョングッチャン:청국장)クッキー。いったいどんな味なのか気にはなりましたが、やはり私たちはご飯を食べて間もないので、これ以上よだれが出る前に外へ…
広い村の駐車場にはコチュジャンの本場淳昌らしく暖かい日差しの下、真っ赤な唐辛子をいっぱいに広げて干していました。子供のころよく見た風景ですが最近はあまり見かけなくなりましたね。それでもここに来ればこういう風景も見ることができます。そうして私たちはコチュジャン村を後にし、昔の思い出を繰り返しながら次の旅行地へと足を運びました。
あ… 私たちは今日時間がなくて行くことが出来ませんでしたが、余裕があれば道の向かい側にあるコチュジャン博物館を見学してみるのも良い思い出になるでしょう。
(村のおばさんたちにぜひ行ってみろと随分勧められたんですよね。)
住所 : 全北 淳昌郡
淳昌邑 白山里
265-97 (전라북도 순창군 순창읍 백산리 265-97)
電話番号: 063-653-0703
営業時間 : 09:00~18:00
価格情報 : コチュジャン体験(고추장체험) 1万/餅、トッポッキ体験(인절미
、떡볶이체험) 5,000
ホームページ : http://sunchang.invil.org/