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Start
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小公園
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雪嶽山
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新興寺(シヌンサ)
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フンドゥルバウィ
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蔚山岩(ウルサンパウィ)
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日の出公園(ヘマジコンウォン)
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洛山寺(ナクサンサ)-1
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洛山寺(ナクサンサ)-2
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洛山寺(ナクサンサ)-3
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焼き魚
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中央市場
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観光ホテル
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ケッペ
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アバイ村
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シンダシン食堂
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灯台展望台
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港
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海水浴場
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青草湖(チョンチョホ)
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Finish
ついに今日の目的地、フンドゥルバウィが目の前に現われました。このフンドゥルバウィは一人で押しても、何人かで押しても、同じように動く雪嶽山の八怪奇の一つに数えられるそうです。
八奇 |
八怪奇の内容 |
天吼地動(チョヌジドン) |
天吼地動(チョヌジドン:천후지동) 夏に雨がたくさん降る頃、決まって雷が鳴り、稲光りがして、空いちめんが破れんばかりに音を立て、地が割れ裂けるように地軸が搖れること。 |
巨岩動石(コアンドンソク) |
巨岩動石(コアンドンソク:거암동석) 大きい岩が人ひとりの力で簡単に搖れる(フンドゥルバウィ )。 |
転石洞穴(ジョンソクドンヒョル) |
転石洞穴(ジョンソクドンヒョル:전석동혈) 継組窟(ゲジョグル:계조굴)のように岩と岩が互いに突き合わさって一つの自然洞窟を作ったもの。 |
白斗毆穴(ペクドゥグヒョル |
白斗毆穴(ペクドゥグヒョル:백두구혈) 内雪嶽の外加平(ウェガピョン:외가평)から、百潭寺(ペクダムサ:백담사)に行く途中にある殴穴(グヒョル:구혈)は豆100マル(約1800ℓ)を入れることができる穴である。昔は鶴が飛んでいった跡だと伝えられた。 |
垂直絶理(スジクジョッリ) |
千佛洞(チョンブルドン:천불동)の谷間の尖った岩の峰がすべて垂直に割れて様々な形状をしていること。 |
有多湯瀑(ユダタンポッ) |
滝がある所には通常沼や淵があるが、雪嶽山は岩が多く、特に湯が多い。内雪嶽の 12聖女の湯(シビソンニョタン:12선녀탕)が代表的である。 |
金剛有穴(クンガンユヒョル) |
彌勒峰(ミルッボン:미륵봉)(別名将軍峰(ジャングンボン:장군봉))の金剛窟(クンガングル:금강굴)のように、大きな石山に大きい穴があいているのは不思議で奇妙である。 |
冬季遅雪(ドンゲジソル) |
冬季遅雪(ドンゲジソル:동계지설) 雪嶽山には冬の間、かなり遅くまで雪がたくさん降る。11月から 3月までが雪深く数メートルにもなる雪山に変わり、冬に咲いた雪花は雪嶽の絶景を成す。 |
参考のため調べた雪嶽山の八怪奇ですが、だいたいの内容だけでも雪嶽山の様々な姿が想像できませんか?
このフンドゥルバウィは、おおよそ 35トンくらいの重さを持つ岩で、科学的には 80人くらいが同時に押したら落ちると言われていますが、実際、人の力で落とすことはほぼ不可能に近いそうです。
一人の力でも揺することができるこのフンドゥルバウィのもう一つの秘密は、岩が完全な円形ではないということ。横から見ると長細く見えます。
雪嶽山を代表する観光地だけにフンドゥルバウィの周辺には常に記念写真を撮る人でいっぱいです。なので岩をゆする機会さえないんですから、落ちっこないですよね。
この不思議なフンドゥルバウィをはじめとする周辺の岩には、いちめんに魔法の呪文のような漢字が書かれています。たぶん千年前から祖先たちが少しずつ書きためた文字でしょうね。
フンドゥルバウィの後方の石柱の向こうには大きな岩の下に漢字が長く書かれた板があります。「神通第一羅漢石窟(シントンジェイルナハンソックル:신통제일나한석굴」)」。
NX300 | f/6.3 | iso 100 | 2014:11:15 14:02:35 | Flash did not fire. | 16mm
内側の奥深い所には敬虔なお釈迦様の石像が飾られていて、一般的な寺とは違ったたたずまいが不思議でしたが、それよりも室内の天井が岩だという事のほうがもっと不思議でした。
繼祖庵のこじんまりとした建物の間にある蔚山岩にあがる道。青い東海(日本海)と大青峯、そして北朝鮮の金剛山(クンガンサン:금강산)まで視野に入るという蔚山岩までは、ここから30分ほどで行くことができるそうです。実はここに来るまでに見た蔚山岩は全体の5分の1にもなりません。一周 4kmもの垣根のように見えるこの蔚山岩は、ここよりむしろ反対側の彌矢嶺(ミシリョン:미시령)峠で最も雄大壮厳かつ美しい姿を見ることができます。
この蔚山岩にはとても有名な伝説が伝わっています。創造主が金剛山をつくった時、全国の立派な岩をすべて金剛山に集めるようにしましたが、慶尚道蔚山(キョンサンドウルサン:경상도 울산)にあった大きな岩も言われたとおり金剛山に向けて出発しました。ところが、あまりにも大きかったので、重くて雪嶽山近くに来た時には、既に金剛山の 1万
2千峰がすべていっぱいになっていたことが分かり、この岩は涙を流してここに座りこんだということです。
それで蔚山岩という名前を持つようになったそうです。また垣根(ウルタリ)のように見えることから「ウル山」、雨が降り雷が鳴ると、山全体が雷声にとどろき、まるで山が泣いて空がうなるかのようなので「泣く(ウル)山」という意味で「ウルサン」または「天候山」と呼ばれるそうです。
蔚山岩は雪嶽山の中でも 1位 2位を争うほどの素晴らしい風景を誇る非常に魅力的な所ですが、私たちの旅行は雪嶽山登山だけが目的ではないので
… それに
4kgのリュックを背負って息を切らしてついて来たチビの表情を見たら、あそこまで行こうという言葉が出ませんでした。しかたなく蔚山岩は次の機会に立ち寄る事にして一旦下山~!!
狭い階段から上って来る人をよけながらゆっくり階段をおりていくと
…
パパの肩車に乗って、かわいい声でパパと話す子供の姿があまりにも幸せそうでした。そして親子が互いを心配する姿が雪嶽山のどんな景色よりも美しく見えました。たぶん数十年前の私たちの姿と同じだったでしょう。
下りの道のりでは、雪嶽山の景色より、幼い頃両親とここを訪問した際の思い出を語るのに忙しく、時間が経つのも忘れてしまいました。そのせいか時々、ある場所で以前来た記憶がデジャヴュ(既視体験)のように浮び上がったり、いつのまにか私たちの雪嶽山旅行は感性あふれる思い出旅行になっていました。
ある面みんなの心の中には、似たような思い出を持っているものなのかも知れません。ですがふと、秋の雪嶽山を歩いて思い出を重ねるこんな旅行も、一生に一度あるかないかわからない特別な旅行だと思えました。そして次にここを訪れる時は、今がその思い出の場面になっていることでしょう。
偶然見かけた家族のささやかな姿のおかげで、思い出の海にすっかりはまって歩けたし、我に返った時、私たちはいつのまにか紅葉だらけの小公園近くまで下っていました。
こうして私たちは下りの間は雪嶽山の美しい風景は逃したものの、私たちだけが分かり合える満足のほほ笑みをたたえて青空の下を歩き、人であふれる出口に向かいました。
住所 : 江原道束草市雪嶽洞(カンウォンドソクチョシソラクドン:강원도 속초시 설악동)
電話番号 : 033-636-7702