1. タッポックンタンに入る材料
- 主材料: 鶏肉
- 副材料: コチュジャン、醤油、砂糖、長ネギ、ニンニクで味付けをし、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなどの野菜を入れる
2. 味の評価
- 辛さ: ★★★★☆
- 塩味: ★★★☆☆
- 甘さ: ★★☆☆☆
- 酸味: ☆☆☆☆☆
3. タッポックンタンについての簡単な紹介
タッポックンタンはぶつ切りにした鶏肉を辛いコチュジャンで味付けしていろいろな野菜を入れて煮つめた料理です。韓国の大衆料理の一つで、季節に関係なく日常的に好まれる料理です。
一般的な料理ですが、その歴史は短く、記録もあまりありません。1900年代の初め、平壌でトリタンという料理を食べていましたが、現在のタッポックンタンと調理方法が似ていて、ここからタッポックンタンの由来が始まったのではないかと推測されます。
ところでトリタンがどうしてタッポックンタンと似ているのでしょうか? タッポックンタンの由来となった1920年代は日本による統治を受けていた時代で、「鳥」を意味する「トリ」という日本語に影響を受けて「タットリタン」と呼ばれるようになりました。
今でもよく「タットリタン」と呼ばれますが、正しい名称は「タッポックンタン」です。
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タッポックンタンはぶつ切りにした鶏肉をコチュジャン、醤油、砂糖、長ネギ、ニンニクで味付けして、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどの野菜を入れて、煮汁が少なくなるまで煮つめます。
長く煮つめだ鶏肉は柔らかく、味がしっかりしみ込んでおいしいです。
コチュジャンが入っているのでひと口目は辛いですが、鶏肉を骨つきで丸ごと煮つめるので、鶏肉の深い味わいがあります。
韓国料理の特徴は肉料理の臭みをとり除くために長ネギやニンニク、生姜などの香味野菜を入れることです。ほのかにかおる香味野菜の味は独特です。
韓国では鶏肉が牛肉や豚肉より安いので、タッポックンタンも値段がお手頃です。
そしてここに満腹感のあるジャガイモやニンジン、タマネギが一緒に入っているので量も多くなります。
値段もお手頃で量も多いのでみんなで一緒に気軽に食べられるメニューです。
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4. タッポックンタンの種類
タッポックンタンの歴史は短いため、種類もあまり発展していません。ただし最近は辛く食べるのが流行っているので、とても辛いものもあります。
また鶏肉と野菜をベースに様々な材料を追加した変わったものもあります。
種類としては、ヘムル(海産物)タッポックンタン、キムチタッポックンタン、カレータッポックンタンなどがあります。
5. タッポックンタンをよりおいしく楽しむ方法
タッポックンタンは韓国の大衆的な料理ですから、どこででも簡単に店を探すことができます。
また、とても特別な方法でも楽しむことができます。
南漢山城(ナムハンサンソン:남한산성)や清渓山(チョンゲサン:청계산)など有名な渓谷には、渓谷沿いに多くの飲食店が列をなしています。そして大部分の飲食店でタッポックンタンを出しています。
水が流れる渓谷とテーブルが近くにあり、水の音を聞きながら食べることができます。
更には渓谷の水の上にテーブルがあって、足を水に浸しながら食事ができる所もあります。
辛いタッポックンタンを食べると熱くなり汗をかきます。でも渓谷の水を眺めながら気持ちよく食事ができます。それに食事の途中でも渓谷で水遊びもできるので、食事と休息を同時に楽しむことができます。
Canon EOS 550D | f/4.0 | iso 125 | 2013:03:02 17:20:45 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm