甕津郡(オンジングン: 옹진군)は1945年11月3日まで黄海道(ファンヘド:황해도)南西部にあった郡で、甕津半島の大部分と周辺の島嶼を管轄しており、甕津邑(オンジンウプ:옹진읍)、富民面(ブミンミョン:부민면)、龍淵面(ヨンヨンミョン:용연면)、鳳邱面(ボングミョン:봉구면)、興嵋面(フンミミョン:흥미면)、東南面(トンナムミョン:동남면)、北面(プッミョン:북면)、西面(ソミョン:서면)、龍泉面(ヨンチョンミョン:용천면)、交井面(キョジョンミョン:교정면)、茄川面(カチョンミョン:가천면)の1邑10面で構成されていた。(出典ウィキペディア-http://ko.wikipedia.org/wiki/옹진군)
北島面(プッドミョン:북도면)
小道に沿って、浜辺に沿って
信島(シンド:신도)と矢島(シド:시도)、茅島(モド:모도)は別々の島ではあるが、島を結ぶ連絡橋があり、いつでも行き来が可能である。 30kmほど浜と野山をくねくね回る「チョクギル(小道:쪽길)」に沿って三つの島を見物する楽しみは、ここだけの魅力である。また、青銅の人魚像が人々を迎える長峰島(ジャンボンド:장봉도)では、浜辺の最も大きな魅力である砂浜と干潟を同時に感じることができる。 北島面(プッドミョン:북도면 )の浜辺はいずれも水深が浅く傾斜が緩やかで、美しい砂浜が広がっていて家族が安全に水遊びを楽しむことができる。
홈페이지 : www.ongjin.go.kr
旅行の問い合わせ:032-899-3410(北島面事務所)、032-899-3408(長峰出張所)
船便の問い合わせ:032-884-4155(世宗海運)
ホームページ:www.ongjin.go.kr
■ 行き方
■ 永宗島三木船着き場出発→北島方面
▶三木船着き場→信島→長峰島
・世宗1、5、7号-07:10(出発)→18:10(最終便)
▶長峰島→信島→三木船着き場
・世宗1、5、7号-07:10(出発)→18:10(最終便)
※気象条件によって変更されることがあるので該当船会社に必ず確認してください。
信島(シンド:신도)、矢島(シド:시도)、茅島(モド:모도)、長峰島(ジャンボンド:장봉도)
信島(シンド:신도)、矢島(シド:시도)、茅島(モド:모도)は近くにある島であるが、文字どおり海に浮かぶ島であった。 しかし、この三つの島を結ぶ連絡橋が建設されてからは、三つの島でもあるが、一つの島でもある。
甕岩(オンアム:옹암)の浜辺
옹암해변
干潮になると果てしない陸地、干潟が現れる。 800mの柔らかくて緩やかな白い砂浜の後ろを様々な老松が屏風のように囲んでおり、落ち着く。干潮の時に潮干狩りをするのが楽しみである。
진촌해변
干潟と砂浜が並んで広がっていて、満ち潮と引き潮によって別々の楽しみを一日のうちで味わうことができる。珍しい貝殻が白く光る砂浜があり、100余りのテントを張れるほど広い松林がある。
東海が日の出なら、黄海は日没ではないだろうか。長峰島(ジャンボンド:장봉도)北西と江華島(カンファド:강화도)西方の間に落ちる夕日が恍惚で見事な波を作る。2kmの林道に沿って登山しながら全身で黄海の美しさを感じることができる。
ペミクミ(배미꾸미)海岸
배미꾸미 해변
信島(シンド:신도)-矢島(シド:시도)、矢島-茅島(モド:모도)間の連絡橋 연도교
矢島(シド:시도)と茅島(モド:모도)を2002年に連結してから、 信島(シンド:신도)と矢島を繋ぐ579mの連絡橋によって、今は夜空の星の明かりの下で、街灯の明かりを踏みながら島と島を楽に行き来し海の趣を満喫することができる。 三つの島を昼はなめらかに、夜は華やかに繋いでいる。
人魚像
인어상
長峰島(ジャンボンド:장봉도)で観光客を最初に迎えてくれるのは人魚伝説が伝わる人魚像である。昔、長峰島前のツバメコノシロ漁場の漁師の網に一匹の人魚がかかったが、かわいそうに思って生きたまま逃がしてあげるとその時から大漁になったという伝説が伝えられている。
延坪面(ヨンピョンミョン:연평면)
過ぎ去った歴史、隠された神秘、うっとりする絶景
イシモチの島として知られている延坪島(ヨンピョンド:연평도)で、今はイシモチが獲れなくなったのにこの島に来たらイシモチを思い浮かべる。村の奥に昔の栄華を物語るイシモチの塔が立っているためである。イシモチ漁が盛んだった時は港全体に船があふれ船の上を歩いて近くの島まで行ったり…犬もお金をくわえていたという伝説のような話が伝えられている。
旅行の問い合わせ:032-899-3450(延坪面事務所)
船便の問い合わせ:1577-2891(高麗高速フェリー)
ホームページ:www.ongjin.go.kr
● 行き方
沿岸の埠頭から出発するコリア・エクスプレス(高麗高速フェリー)は当日往復運航し、2時間20分程かかる。島の中には農漁村公営バスがあり、1日平均3回運営されている。宿泊業者がシャトル・サービスも提供している。
■ 沿岸埠頭の旅客船出発→延坪島
・コリア・エクスプレス
(運航時間が随時変更するので必ず該当船会社に確認してください)
大延坪島(デヨンピョンド:대연평도)・小延坪島(ソヨンピョンド:소연평도)
延坪島の山と海、そして絶壁には人の手が届かなかったので自然の美しさをそのまま保っているものが多い。
顔岩(オルグルバウィ:얼굴바위)
人の横顔とそっくりの「顔岩(オルグルバウィ:얼굴바위)」は小延坪島(ソヨンピョンド:소연평도)の東南側にあり、延坪島の代表的な名所として観光で欠かせない天然の彫刻像である。
丸く平たいすべすべした砂利の波音は、通常の海辺で感じるのとは全く異なった清涼感がある。 所々の平べったい岩が作り上げた自然の東屋にいると神仙になったような気分になる。パピヨン絶壁からみると右側にある。
黄金のイシモチの海上での魚市へと各地の漁船が延坪島沖合を埋めた時代、延坪島沖を明るく照らしていた灯台がある。 1960年3月に初点灯して1974年7月、国家安保の目的で一時消灯後、1987年灯台の任務を終えて歴史の中にその栄華を葬ったが、今は公園として造成され、人々に延坪島の過ぎし歳月を照らしている。
九里洞(クリドン:구리동)の浜辺
구리동 해변
北朝鮮の海岸が見えるところに長さ1km幅200mの自然の浜辺がありとても美しい砂浜。白い砂利の浜辺が奇岩怪石と並んで広がっている。浜辺の松が熱い日差しを防ぎ、さわやかな松の香りがすがすがしい。
真冬に降った白い雪と海水が凍結して、まるでアイスクリームのような形をしていることから付けられた名であり、錐のように尖った形で「錐岩」とも呼ばれている。アイスクリーム岩のすぐ後ろには、延坪島の住民が十長生に属する長寿動物の形象として神聖視する亀の形の亀岩がある。
パピヨン絶壁
빠삐용 절벽
延坪島の美しい絶壁の中でも一番のものは「パピヨン絶壁」である。 絶壁に向かう道のりで出会う林道も本当にいいし、絶壁から足元の風景を見下ろせば、映画「パピヨン」のハイライトでスティーブ・マックイーンが崖の下に飛び降りる時叫んだ「free as the wind」という言葉がこだまして響いてくるようである。