Holiday Journal

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束草(ソクチョ), 襄陽(ヤンヤン) #2 - 雪嶽山国立公園探訪案内所 - (Korea Tour)
 | Holiday Journal
최종 수정일 : 2017/02/17

여행지역 : South Korea
 | 조회수 : 368012
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旅行の始めに

昨日まで夏だと思っていたのに、まわりを見回せばすっかり秋の紅葉も色濃くなり葉の少なくなった木の枝が見えはじめる季節になりました。朝夕の風がもうこんなに冷たいのかと驚くこともありますが、このシーズンは暑くもなく寒くもない旅行にはうってつけの季節ですね。



そこで今日は学生時代の修学旅行の名勝地でもあり、四季の美しさを余すことなく備えた雪嶽山(ソラクサン:설악산)、そして雪嶽山から一歩踏み出し気持ちよく波打つ東海(ドンヘ:동해、日本海)の海と様々な食べ物を思いきり楽しめる所。江原道束草(カンウォンドソクチョ:강원도 속초)に向けて旅だちました。



江原道の最北端、統一展望台の近くにある束草は、以前はかなり遠かったのですが、最近は道路事情が良くなって 2-3時間という比較的短時間で到着することができます。代わりにノンストップバスと、洪川(ホンチョン:홍천)、寃痛(ウォントン:원통)などを経由してノンストップバスより更に1時間以上かかる直行バスに分かれているので、あらかじめ確認してから前売り券を買った方がいいと思います。



高揚(コヤン:고양)バスターミナルを出発して二時間、私たちの乗ったバスはすでに江原道のにおいが漂う麟蹄郡(インジェグン:인제군)の近くの小さなパーキングエリアに到着しました。ソウル近郊の高速道路で見られるようなサービスエリアとは違って、80-90年代のイメージの地味な感じがかえって親しみを感じました。



ここ麟蹄郡も江原道の中の江原道と言えますね。パーキングエリアにはこまごまとしたおやつ類や江原道の珍味とも言えるカムジャトック(감자떡、ジャガイモもち)と茹でとうもろこしが熱い湯気をたてながら誘惑しています。



何気なくパーキングエリアの横の山に目を向けると、小さな畑にはすでに白く霜が降りていました。都会で過ごしてばかりだと、霜が降りたところも長いこと見ていない気がして嬉しかったのですが、その分、寒さも全身で感じました。



しばしの江原道パーキングエリアの外出を終え、残り40分、私たちは今回の旅の目的地、東海の海がうねる束草市に到着しました。さて伸びをして、本格的な束草旅行を始めなければなりません。よ~し!!


余談ですが、束草市の市外バスターミナルと高速バスターミナルは場所がかなり遠く離れています。一般的なノンストップ市外バスは東明港(ドンミョンハン:동명항)近くの市内の方にターミナルがあり、東(ドン)ソウルターミナルから来る高速バスは、束草市の南はじにターミナルがあります。数十分の差ですが、旅先が雪嶽山なら高速ターミナルの方が 20~30分ほど近いですから参考にしてくださ~い。



雪嶽山国立公園探訪案内所



市内のメインストリートから7番か7-1番に乗って海沿いの道を30分余り移動すると、雄大壮厳な山々が取り囲む雪嶽山周辺に移動することができます。



聞きかじった話ですが、「嶽(岳)」という字の入った山は名山であるとともに、岩石が多い険しい山だそうです。韓国では漢拏山(ハルラサン:한라산)と智異山(チリサン:지리산)に次いで高い山、雪嶽山はそんな特性をとてもよく見せてくれる名山だと言えます。



毎年秋夕(チュソク:추석、お盆)が過ぎる頃にはもう雪嶽山には雪が降ったというニュースが聞かれるほど、韓国で一番先に冬がやって来る所と言えますね。そしてその雪は夏が近づく頃にようやくとけることから、この山の名前が雪嶽山になったと言われます。



遠くからかすかに見えた、雪嶽山の尖った峰が少しずつ近づいて、雪嶽山に整然と並ぶコンドミニアムエリアを通る頃、視野に入って来た「雪嶽山国立公園探訪案内所」です。



韓国人で雪嶽山について知らない人はいないと思いますが、うろ覚えの小さい時の記憶より、今訪問している所は初めて来た所だと思って情報を得たあと見て回るのが、私たちの旅の鉄則です。



雪嶽山国立公園探訪案内所は、国際自然保存連盟(IUCN)から国内初の国立公園認定証を受けたことを記念して、この雪嶽山をより詳しく紹介するため 2006年に建てられたそうです。



ここは単純な雪嶽山の情報のみを提供するのではなく映像室・テーマごとの展示場・電子芳名録・ゲームコーナーなど様々なタイトルで作られた各コーナーには、雪嶽山の主人公たる動・植物を含めた生態系全般にわたる理解と保存をすべき理由を伝えており、記憶に残る体験スペースも提供しています。



入り口にある熊の足あとに従ってロビーに入って行くと、早朝でもないのに、ここを見学する人は残念ながらほとんどいませんでした。聞いてみると、ほとんどの訪問者は先に雪嶽山に行ってからここに立ち寄るそうです。



少しでも遅くなると、雪嶽山に上がる道がとても混雑するので理解はしますが、それでも「知った分だけ見える」と言う言葉もあるように、ここを先に見るのが順序というものでしょう。



案内デスクの横には、束草の他の観光地や近隣の江原道の有名観光地の案内パンフレットもあるので、早めに雪嶽山観光を終えたら、ここに座って近くの他の観光地への旅行を計画して見るのもいいかもしれません。ここからいくらも離れていない所に襄陽(ヤンヤン:양양)や江陵(カンヌン:강릉)、高城(ゴソン:고성)といった有名な観光名所あふれる地域が密集していますから。



最初ここに来た時には、専門探訪ガイドが案内デスクに座っていたのですが、目を離したすきにどこかに消えてしまいました。あぁ~シーズンオフはこういうところが欠点ですね。案内デスクの上にあるフンドゥルバウィ(흔들바위:揺れる岩)のミニチュアを何度も押してコトコト音をたてましたが探訪ガイドは遂に現われなかったという …



ガイドの詳しい説明をきければ良かったけれどどうしようもない状況。週末の観光地で珍しく人の波にのまれなかった点に満足して、自分たちだけで洞窟のような展示場を一つ一つ見て回りました。



展示室には雪嶽山の由来と歴史の紹介だけでなく、地質学的にどのように雪嶽山が作られたかが大きな壁面に紹介されており、雪嶽山の代表的な場所の美しい映像が映し出されていました。



その中でも一番目を引いたのは中にある雪嶽山の縮小版模型。4つの市と郡にまたがる広い雪嶽山がひと目で見られます。



模型ではありますが我が国の他の山々とは少し違った感じがしますか? 雪嶽山の峰は岩がとがって湧き立っており、刃をつけたように見える特徴があります。



後ろの方には雪嶽山国立公園に生息する動植物が紹介されていて、いろいろな植物や昆虫、動物を見ることができます。



名前すらなじみのない「クンマタリ(금마타리:金オミナエシ)」という植物、運が良ければあとで雪嶽山に登る時に見れるかもしれません。



いろいろな植物もいいですが、雪嶽山といえば日常生活では見られない動物が野生の状態で暮らす清らかな自然が保たれた所なので、そういった動物たちの痕跡が目を引きます。



まるで木の実のような「ヤギ」の排泄物とここに住む動物の模型の前にはそれぞれの足跡を形取ったスタンプが用意されていて、子どもたちの興味をかきたてていました。



動物の中では江原道を代表する動物となった「パンダルコン(반달곰、ツキノワグマ)」が一番代表的です。おかげでパンダルコンの模型や銅像は江原道各地で見ることができます。



ここはただ単に雪嶽山の情報のみを提供する場所ではなく、体験活動もできることが最大の魅力。ブルークロマキー画面で構成された写真撮影コーナーには、雪嶽山の美しい風景と合成して自分だけの面白い写真を残せます。



雪嶽山の高い所まで直接登れない小さい子どもには、ずいぶん面白い経験になると思います。ただしこのクロマキースタジオでの撮影は無料ではなく所定の金額が必要です。



ガイドの不在でクロマキー撮影できなかった私たちが次の策として選んだ所がここ! 芳名録コーナーの小さな仮撮影所。ここで気を付ける点は子供用なので顔を入れる穴がとても小さいということ。




こんなパンダルコンの表情があったら、どこでもそこは雪嶽山~。写真撮影を終えて、またたく間に見て回った探訪案内所でしたが、こうして簡単に勉強をしたので本格的に雪嶽山に登る準備が完璧に整った気がします。

皆さんも雪嶽山を訪問したら探訪案内所が入り口近くにあるので、なるべくなら雪嶽山に行く前に立ち寄って、簡単な情報を得て行ったほうが、より面白く美しい雪嶽山を観覧することができるでしょう。



Map

地図


住所 : 江原道束草市雪嶽洞山(カンウォンドソクチョシソラクドンサン:강원도 속초시 설악동 산)16
電話番号 : 033-636-7700
営業時間 : 10:00~17:00 (毎週月曜日休館)
観覧料 : 無料




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