Holiday Journal

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咸陽/南原 #3 - 新羅時代に作られた千年の森「上林公園(サンリムコンウォン:상림공원)」 - (Korea Tour)
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최종 수정일 : 2017/02/18

여행지역 : South Korea
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大田(テジョン:대전)統営(トンヨン:통영)間の高速道路の咸陽(ハミャン:함양)ICを出た近くに上林公園(サンリムコンウォン:상림공원)というステキな公園があります。ここは川と平野が出会った川岸を保護するために一千年前の新羅時代に作られた人工の森林です。咸陽には「故郷は忘れても上林は忘れられない。」と言う言葉があるほど、地域の住民たちに愛され、咸陽を象徴する森と言えます。現在公園全体が天然記念物第154号に指定されています。では、歩いてみましょう。



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駐車場に車を止めて小さな橋を渡るときれいに整った公園の散策路が見えますね。平日の昼間に行ったので、時おり運動しに来た人を見かけるだけで、とても閑散としています。上林公園の一番美しい季節は夏と秋です。秋にはヒガンバナが公園全体を覆い尽くし、夏には一面ハスだらけとなり、壮観になります。



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秋には公園の入り口がこんな感じになります。南漢江(ナマンガン:남한강)の水を人工的に引き入れて公園の中央を走らせていますが、川の両側には季節ごとに次々と咲いては散る花があります。



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オホッ~これは連理木でしょうか! 根が別々の二本の木が伸びて一つになっています。枝がくっついたものは「連理枝」と言います。千年の森にある連理木で愛を誓えば千年変わらないでしょうね! 文献上では新羅時代にもこんな木があったそうです。国家記録物にこんなことまで記録されているところをみると、縁起が良さそうな木のようですね。



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上林公園はよく茂った森の間に散策コースがうまく造られています。歩いていて退屈しないように花や文化遺産もあるし、小川や川も流れ、一休みできる東屋もあり、石橋や飛び石もあります。



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秋になれば散策路の隣には一面ヒガンバナが満開になります。ところでこの花の花言葉は「悲しい思い出」です。葉もなく赤い花だけが生えて、花が散ると葉が出てきます。花と葉が会うことができないからそんな花言葉なんでしょうか? 植物ですが、群れで出てくるヒガンバナは花も一度に咲き、寒くなれば葉も一度に散ります。



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しばらく歩くと散策路の左側に、普通公園にはありそうもない殿閣が一つありますね。これは元々は咸陽邑城(ハミャンウプソン:함양읍성)の南門でしたが、南門から智異山(チリサン:지리산)を眺めてたっているところから「望嶽樓(マンアンル:망악루)」という懸板がかかっていました。今はここに移されて咸化樓(ハムファル:함화루)という懸板になっています。門樓として利用されていた時は下の階に壁ととびらが付いていましたが、現在は曲がった柱だけ残っていて東屋の形をしていますね。



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公園には似合いそうもない独特な顔付きの石仏も一つありますね。この石仏は1950年に咸陽邑吏隱里(イウンリ:이은리)の川のほとりで発見され、現在の位置に移されたものです。当時発見場所から300メートル離れた所に望迦寺(マンガサ:망가사)という寺があったことから、洪水の時に流されて来たのではないかと思います。現在石仏の両手は取れてなく、肩にかけた服のしわがV字形に垂れ下がっているところは鉄仏と似ている感じがします。正確ではありませんが高麗時代の仏像だと推定されるそうです。公園に仏像とは、変わっていますね。



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オホッ~ ここにも連理木があります! 上林公園には連理木がところどころにたくさんありますね。どこにでもある現象ではないのに不思議です。^^*



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公園の少し奥に入って行くと、ここにも殿閣があります。この建物は1906年(高宗(コジョン:고종)46年)に慶尚道の儒学者たちが統一新羅の学者であった「孤雲(コウン:고운)崔致遠(チェ・チウォン:최치원)を追慕するために作った「思雲亭(サウンジョン:사운정)」です。孤雲先生を追慕するという意味でつけられた名前だそうです。もうすこし森が生い茂ったら本当に風情ある東屋になるでしょうね。



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いろいろと見どころがたくさんある公園です。この橋の名前は「金の鎌(クンホミ:금호미)」橋です。ここには伝説があります。統一新羅時代に、孤雲崔致遠先生は上林の森を造り終えて、森のどこかに金で作った鎌をかけておいたと伝えられています。今も咸陽郡の地域祭り「天嶺祭」では金の鎌探し行事が行なわれています。もしこの記事を見て咸陽旅行に行き、金の鎌を見つけたら写真でも送ってください。^^*



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森が本当に静かで穏やかですね。ところで上林には金の鎌の他にも崔致遠に関する伝説がたくさん伝わっています。ここにはヘビ、アリ、ムカデなどの小さな生き物が住んでいないと言われますが、とても親孝行だった崔致遠が母親がここでヘビに出会って非常に驚いたという話をきいて、「小さな生き物は上林に入るな!」と叫ぶと皆消えたという伝説があります。もしここに行くようでしたら本当にいるかいないか一度確認して見てください。^^*



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1100年あまり前の崔致遠によって造られたこの公園を「千年の森」とも呼びます。川岸が水でけずられるのを防ぐために木を植えて人工的に造られた公園ですが、統一新羅時代に作られたと言うのが信じられないほどきれいに整っています。



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あと数日でこんな公園に出会えます。森の中央を流れる小さな川に自然の石を利用してすっきり飾り、中間地点に池を造って旅行の間しばらく休んで行くにもよい立派な憩いの場です。



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上林公園のすぐ下には下林公園(ハリムコンウォン:하림공원)があります。崔致遠先生が天嶺郡(今の咸陽郡)の太守(昔の地方長官)だった時、洪水によって農土と家屋が遺失するのを防ぐために上林から下林まで堤防を築いて水の流れを変えて森を造った業績を称えるために、慶州崔氏の家門に建てた「文昌侯(ムンチャンフ:문창후)崔先生神道碑」です。文昌侯は崔先生の諡号(シホ:시호、死後王からもらった名前)です。



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散策路がほのぼのとしていて気に入りました。南漢江沿いに、どこが終わりなのか分からない散策路が長く続いていますが、ずっと平地なので大変だとは思わず、むしろ旅行の疲労が取れる感じがします。本当にいい森ですね。



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まだ完全に春は来ていませんが、去年の秋にここで見たヒガンバナがふと思い出されました。この花は日本から入って来た花ですが、大部分はお寺によく植えられています。小さな花梗が長く伸びた姿はめずらしく奥妙で神秘的な感じすらします。



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智異山の下を流れる南漢江の流れ。昔は奥地の中の奥地と言われた咸陽は、光州(クヮンジュ:광주)大邱(テグ:대구)間高速道路と統営(トンヨン:통영)大田(デジョン:대전)間高速道路が開通することで全国どこからでも2時間で来れる所になりました。一地方官の民への思いやりで、これほど素晴らしい公園を持てた咸陽という都市が本当に羨ましいです。



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公園には小川の支流の水を溜めて、大規模な蓮の花の栽培地も造られています。案内板をみると7ヘクタールほどの規模ですが、ここには蓮や水生植物だけでも300種類以上が育っています。私は毎年ここに来ています。ただ気に入っていて来る所ですが、来る度に満足な所ですね。旅行中、もし大田統営間、または光州大邱間高速道路を通るようでしたら、咸陽ICを出てここを歩いてみてください。千年経っても生き残った森が皆さんに良い気運を与えてくれることでしょう。



+ 住所 : 慶尚南道咸陽郡咸陽邑校山里(キョンサンナムドハミャングンハミャンウプギョサンリ:경상남도 함양군 함양읍 교산리) 1047-1

+ 電話 : 055-960-5756

+ 入場料、駐車料 : 無料


Map

Address: 경상남도 함양군 함양읍 교산리 1047-1 / 대한민국 경상남도 함양군 함양읍 교산리 1047-1




함양, 교산, 상림공원, 천연기념물154호
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