Holiday Journal

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343 | 20190227

束草(ソクチョ), 襄陽(ヤンヤン) #4 - フンドゥルバウィ(揺れ岩) &蔚山岩(ウルサンパウィ) (1) - (Korea Tour)
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Last Modified : 2017/02/17

Travel regions : South Korea
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フンドゥルバウィ(揺れ岩) &蔚山岩(ウルサンパウィ)




新興寺(シヌンサ:신흥사)の裏道に沿って山裾の角地を曲がると小さな僧院、安養庵(アニャンアン:안양암)が現われます。平坦な道は終わってここ安養庵からは徐々に上り坂となります。





しかもまだ午後2時にもならないのに、周りを取り囲む高い山々のおかげで夕方のような気がします。





距離の上では新興寺からフンドゥルバウィ(흔들바위) まで 2km 余りの距離ですが、山道なので往復二時間以上かかるかなり長いコースです。





時には谷に沿って、 辛うじて二人が通れるくらいの欄干コースを歩いたり、大部分はここのように石がデコボコした道を歩かなければなりません。





場合によっては落ち葉でいっぱいの道を歩きもします。しかし途方もなく高難度の登山のように岩壁をつかんで上がるとかではありません。





ただし、どの登山路も危険が存在するので、立ち入り禁止区域は避けて、人がたくさん通る道さえ行けば楽に行って来られるコースです。





道に沿って歩くと気持ちのいい雪嶽山の渓谷の水がずっと横を流れていきます。もしかしてと思ってその水に手を入れてみると電気がビリッとくる位の冷たさでした。





新興寺から見えた蔚山岩(ウルサンパウィ: 울산바위)が何度も視界から見えては消えてを繰り返したものの、ちっとも近くなる気配もなく、だんだん疲れてきたころ、道の脇に小さな文章の刻まれた案内板が現われます。





木の種類や自然の話であったり、中間にある浮屠(ブド:부도、仏塔)の説明だったり様々です。





ずいぶん前から立っていたこの木の根元には、年輪の代わりに訪問者が願いを込めて一つ一つ置いて行った石でいっぱいです。





デコボコした石の道に沿ってだいぶ長いこと登ると、新興寺の前身、禪定寺(ソンジョンサ:선정사)のあった内院庵(ネウォナン:내원암)の近くに至り、小さな表示板とともにさらに険しい道が始まります。





ここからは道沿いに流れていた谷川の水が、あちこちで氷に変わっているくらい気温が低いようです。ようやく 11月中旬だというのに。





雪嶽山の第1峰である大青峯(デチョンボン:대청봉)や他の雪嶽山の高い峰に比べると、フンドゥルバウィ周辺はあまり高くはないものの、近づくにつれて紅葉の葉よりは、やつれた冬の木が多くなりました。




NX300 | f/5.6 | iso 100 | 2014:11:15 13:42:24 | Flash did not fire. | 16mm



もちろん蔚山岩を上がる階段の比ではありませんが、ここから比較的急な傾斜の鉄製階段が現われて周辺には岩が多くなってきました。





大きな岩の上には写真を撮る家族や、もうずっと高い所まで行って来た人が丸く囲んですわってお弁当を食べている姿も見られました。





頭をあげると蔚山岩がすぐ目の前に見えるほどに近くなりました。それならフンドゥルバウィがある「繼祖庵(ゲジョアン:계조암)」はあの森の近くにあるということ!





繼祖庵より先に目に飛び込んできた場所は、登山の楽しみの一つである飲食店。この高地にも飲食店があるという点が本当にびっくりです(しかしもっと驚くべき事実は、外国人二人がおつまみもなしにドロドロしたマッコリをワインのように少しずつ吟味していたということ)。登山のさい中に出会うこうした飲食店も、それなりの楽しみの一つですが、来年からは秩序の確立と環境保護のために雪嶽山からすべて撤収するそうですから、少し残念です。





蔚山岩が急に目の前に現われてからいくらも経たずに思ったより早くフンドゥルバウィにたどり着きました。紅葉シーズンをわずかに外れたせいか、幸いにもフンドゥルバウィを見に来た人はあまり多くありませんでした。





フンドゥルバウィを支えている大きな岩の側面には、大人の女性が入ってちょうど座れるほどのかなり深いくぼみができていました。いったい何に使うのか? 気になったものの、どこにも説明がなくて、いまだに私の中ではミステリーとして残っています。






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