「金沢=アート」というイメージを世界中に広め、金沢の新しいシンボルと人気沸騰中の美術館、金沢21世紀美術館。また、「金沢能楽美術館」での能楽体験もオススメ!
金沢アートを感じよう!金沢21世紀美術館とは?
2014年に開館10周年を迎えた現代アートの美術館「金沢21世紀美術館」。
芸術の知識がなくとも、五感でアートを感じることができる、体感型アートが最大の魅力です。
実際にアートの一部になれるような体感型のアート作品が多く、日本のみならず世界中からも注目されるアートスポット。
美術館内は、無料開放されている「交流ゾーン」と、期間限定の展示が行われる「展覧会ゾーン」に分かれています。
入口のそばの屋外の常設展示は交流ゾーンの一部。
フローリアン・クラール
《アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3》2004年
金沢21世紀美術館蔵
撮影:渡邉修
提供:金沢21世紀美術館
こちらはチューバ状に開いた筒が2個づつペアでつながっている伝声管作品。
どのラッパ同士がつながっているのかを見つけるのも作品を楽しむ醍醐味です。
LAR/フェルナンド・ロメロ
《ラッピング》
2005年
金沢21世紀美術館蔵
撮影:渡邉修
提供:金沢21世紀美術館
いくつもの突起が様々な方向に突き出た遊具作品のこちらも中に入ることができます。
ここに来たら必ずチェックしたい!体験型2大作品
金沢21世紀美術館に来たらまず訪れたいのが、こちらの展示。
『市民ギャラリー 2004.10.09-2005.03.21』(マイケル・リン 2004)
加賀友禅の手法や図案から着想を得た作品で、壁一面に広がる大胆でカラフルな花模様は女子心をくすぐります♡
壁の前に配置された椅子は、この美術館の建物を設計した日本の建築家ユニットSANAA(さなあ)とのコラボレーション作品。
椅子に座ると、アートの一部になった気分に♡
また、この椅子からは正面にはまた別のアート作品を眺めることができます!
『雲を測る男』(ヤン・ファーブル 1998)
空をあおいで定規を掲げる像は、独房で鳥類学者になった実在する囚人の言葉に着想を得て製作されたもの。
そして、もう1つ、この美術館で必ずチェックしたいのがこちら。
『スイミング・プール』(レアンドロ・エルリッヒ 2004)
一見、普通のプール?と見えるこちらの作品ですが、中をのぞくと、何やら人の姿が??!
そうです、こちらはプールの水面を境界に、水上と水中から相互を眺める事が出来る、体験アートのひとつ。
地下に入り、小さな入口を抜けると、
プールの中の世界に!!
プールの上下で手を振りあい自然に見知らぬ人との交流ができ、人と人の出会いを生むのもこの作品の魅力です。
こちらのプール水面下へは、有料ゾーンから入る事が出来ます。
他にも、展覧会ゾーンには、ユニークでダイナミックな作品が沢山!
ヤノベケンジ《ビバ・リバ・プロジェクト—スタンダ—》2001 ©YANOBE Kenji
三瀬夏之介《日本の絵〜執拗低音〜》2015 ©MISE Natsunosuke
(以上2点「コレクション展2 歴史、再生、そして未来」2015年11月28日〜2016年5月8日より)
理解をしようとするのではなく、感じるものをそのまま受け止めてみるのも、アートの楽しみ方のひとつ。
また、展示作品以外にもアートが沢山溢れているので、気を抜かずにチェックしてみましょう!
ミュージアムショップでは、デザイン性の高い雑貨に本、ここでしか手に入らないオリジナルグッズなども沢山!お土産にオススメです♡
金沢21世紀美術館のすぐそば!金沢能楽美術館で金沢の伝統芸能を「能」を体験しよう!
金沢21世紀美術館と合わせて行けるオススメ体験アートは、能体験!
金沢能楽美術館では、金沢市の無形文化財指定の能楽「加賀宝生」の能面や能装束の展示の他、着装体験コーナーでは実際に身につける事ができます。
般若(はんにゃ)や翁(おきな)、小面(こおもて)など、20種類以上の能面から好きなものを選び、記念撮影も出来ます。
中々できない、貴重な体験になります。
金沢で、古今アートに触れて体験できるオススメスポットのご紹介でした。
金沢21世紀美術館
http://www.kanazawa21.jp
金沢能楽美術館
http://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp
原文リンク http://joshitime.jp/archives/964