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Start
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チュアン(추암) 燭台岩(チョッデバウィ)
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太白鉄岩村(テベクチョランマウル)
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太白(テベク)石炭博物館(ソクタンパンムルガン)
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寧越(ヨンウォル)荘陵(ジャンヌン)
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堤川(チェチョン)マスの国
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Finish
太白(テベク: 태백)石炭博物館(ソクタンパンムルガン:석탄박물관) :
一時韓国の重要エネルギー資源だった石炭と、劣悪な環境の中でも掘り続けた炭鉱夫の姿を鮮明に学び感じることができるところです。以前にもここに訪れたことがあったのですがもう一度来たいと思うほどすばらしいデザインで中身の濃い展示場だと思います。
博物館の設立概要 : 石炭は韓国唯一の天然資源として、生活燃料供給と機関事業の中枢的な役割として国家経済の発展に大きく貢献してきたが、物質文明の発達と清浄エネルギーの使用が増え、その需要が急激に減っていき、それまでの石炭産業の移り変わりや石炭の歴史的事実を一箇所に集め貴重な資料とし、 劣悪な作業環境の中でも産業役軍として石炭生産に従事した鉱山勤労者の業績を 後の世代に伝え、石炭産業全般を直接体験できる学習の場として活用し石炭についての記憶を失わないようにしたい。
博物館 ホームページ
工場ではなく庭で夫婦が汗と労働で作る100%手製の煉炭はこのようにして生まれたのでしょう。
鉱脈を探してさらに奥深く入っていくとこのようにマスクと装備をしなければならないのですね。
坑道の入り口にかかっていた文句です。お父さん、今日も安全。保安徹底、時間厳守などの文面から、どれほど大変な仕事場であるかが間接的に伝わってきます。
今は歴史の影に忘れ去られましたが、一時栄華をきわめた石炭関係の会社です。
炭鉱近郊の炭鉱夫の家を再現した場所です。出勤する夫に弁当を手渡しながらこのように話す妻の話し声が聞こえるようです。「あなた、今日もがんばって気をつけてお仕事なさってください。」
ここの子どもたちは真っ黒な石炭の粉が舞う路地で煉炭の粉をひっくり返して遊んだようです。
一間部屋の様子です。懐中時計、30ワットの白熱灯、枕3つとふとん、本当に簡単な所帯です。きりのない欲望と消費の混沌時代に生きている私たちには異質で不便に感じられる過去の様子です。
地下の坑道を体験しにエレベーターで下りていく入り口です。安全を願う絵を見ながらひととき炭鉱夫の日常に触れてみます。
朝鮮時代の炭鉱夫の道具と石炭を練っている様子です。白い服を着て暗闇に入ってきた者の孤独できつい労働であったことがうかがえます。
頭にヘッドライトをつけていても機械化されていないため、つるはしで石炭を採取します。
空気の力で装備を動かし、石炭をこなごなに砕いている様子です。手ごわいのは同じようです。坑道の中、真っ黒のほこりにまみれて妻が作ってくれた弁当を食べている気の毒な姿です。食事のときもきれいな空気を吸えないことがどれだけ辛いことでしょうか。
だんだん道具も大型化していくのを目にしますがきつい労働というイメージはなくなりません。石炭をさらに奥深いところから採取するためもっと多くの機械や装備が必要ですが、ガスや石油を使う家庭が増え採算性が急激に悪くなっていきました。さらにオーストラリアや中国などの海外から石炭だけでなくもっと安いタングステンや鉄鉱石などが国内産業を萎縮させていったそうです。
位置 : 太白市 天祭檀道(チョンジェダンギル: 천제단길)195