Holiday Journal

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Hi, Lets look around cool places in Korea together with me! :)
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公州(コンジュ)#4 - 国立公州博物館、公州中洞聖堂 - (Korea Tour)
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Last Modified : 2017/02/17

Travel regions : South Korea
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国宝18点、真の宝の宝庫「国立公州博物館」


どの地域へ旅行に行ってもその地域をよく知りたいのなら、そこにある博物館に行くのが一番良いと思います。その地の歴史と文化を知るのに一目瞭然だからですが、公州はかつて百済の首都だったので、百済と公州の関係を知りたい場合は悩まずに、国立公州博物館を訪ねてください。博物館には、百済の出土品4,600点余りを展示しています。この中に国宝が18点、宝物(指定文化財)が4点含まれていますので、宝物倉庫と呼んでも遜色がありません。



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百済は漢城(ハンソン:한성)、熊津(ウンジン:웅진)、泗沘(サビ:사비)の時代に区分します。熊津は今の公州を指します。高句麗の南進政策で長寿王(ジャンスワン:장수왕)に攻められて475年、文周王(ムンジュワン:문주왕)は百済の都を熊津に遷都しました。その後、ここで64年の間、熊津時代を続けました。この時期に武寧王(ムリョンワン: 무령왕)と王妃の墓である武寧王陵が出来ましたが、三国時代の墳墓の中で、その所有者が正確に明らかになった最初の墓だという歴史的な意味は、ものすごい成果だと言えます。博物館の外には、いろいろな種類の石造物と石塔出土品が並んでいますから内部はどうだろうかと内心期待させられます。



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入り口で出合った赤いユスラウメの花が本当に美しいですね。通常は白い花が咲くことが多いのですが、ここは赤の花が咲いていますね。このように美しい花があるなんて!うちの前庭にどうしても植えたいです。



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まず、主な展示室の観覧の前に向かいの特別展示室に文化体験コーナーがあります。ここは、私たちの文化をテーマに子供たちと一緒に体験することができる空間です。どのようなものがあるのかといいますと、



カヤグム(伽倻琴:가야금)やチャング(杖鼓:장구) など、私たちの伝統楽器を直接触って見ることができ、色鉛筆で百済模様をこすり出すフロッタージュ、出土品のパズル、武寧王陵で発見された誌石の石刷り、瓦の先端を飾る軒丸瓦を紙粘土で型取ったり、そのほかにも武寧王陵のレンガ積みやサイコロパズルなど子供も大人もみんな楽しく出来る体験がたくさんあります。



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1階の展示室である武寧王陵室に入ってきました。 1971年の夏、宋山理(ソンサンリ:송산리)5号墳と6号墳の排水路の整備中に偶然発見された武寧王陵は、墓が作られてから人の手が全くつかなかった完璧な状態で発掘されました。写真で当時の驚きの発掘過程を確認することができます。



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修学旅行に来ていた子供たちがどっといなくなって展示室が静まり返りました。やっと私の番が来ました。まず、1500年の歳月の間、墓を支えていたレンガの「墓磚(ミョジョン:묘전) 」が目に入りました。(写真左)壁を支える墓磚は長方形で、屋根を支えていたものは丸い形に合わせて上下の幅が異なる形になっています。百済人の繊細な建築と芸術魂を感じることができます



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入り口に入ると、まず最初に見えるのは武寧王陵の発掘当時の床の格好をそのまま復元してある場所です。最初の出入り口であるノルギル(羨道(えんどう):널길)には、王が日常生活で使用した銅製の器とスプーン、そして瓶などがあって、そのすぐ後ろにはミョジソク(墓誌石)と五銖銭が置かれていますね。核心中の核心のこの墓誌石があったおかげで、ここに誰が眠っているのかわかったのです。改めて言いますと、三国時代の古墳の中で主人を知ることができるのはこれが最初だったので、現在国宝に指定されています。

五銖銭は、中国の鉄銭で、墓がある土地を土地神にそのお金で購入するという意味です。身分の上下を問わず、何か得るためにはその対価を支払わなければならないという時代の精神が反映されていると言えます。そのすぐ後ろに墓を守る想像上の動物「鎭墓獸(ジンミョス:진묘수)」が入り口を見つめて立っていますね。実物は下でお見せします。



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上の写真は、実際に発掘された墓誌石です。現在国宝第163号に指定されていますが、左が王のもので、右が王妃のものです。誌石には「寧東大將軍百濟斯麻王(ヨンドンデジャングンベッジェサマワン:영동대장군백제사마왕)は62歳の癸卯年523年)5月7日に崩御し、乙巳年(525年)8月12日慣例によって大墓に永葬したことを記録する。」とあります。王妃のものも同じく葬られた日が記録されています。

もう一つの興味深い点は、王妃誌石の裏側にあります。そこには、土地神に墓の場をお金で買ったという内容が書かれていますが、他の百済の墓がすべて盗掘されたのに、ここだけ無事だったことから、土地神がここを守ってくれたような気がしますね。



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さきほど復元されたもので見た「鎭墓獸」がこれです。(国宝第162号)国立公州博物館のパンフレットとチケットに描かれている石獣です。非現実的であり、神霊なこの石獣は、墓に埋葬された人を守ってくれるという意味がありますが、中国の風習から由来しています。 1500年もこの方を守ってくれて本当にありがたく思います。



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各種の金製の装飾品もたくさん出土されていますが、左は王の金製の飾り物で(国宝第159号)右は王の金製耳飾り(国宝第156号)です。すべて王が使っていたものです。長い歳月が経っても、金はいまだにキラキラ光っていて本当に美しいですね。三国時代の金属の細工技術がどれだけ発展していたのかがよくわかります。



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適当なサイズで、金で華やかに龍と鳳凰をあしらった環頭大刀は、主に王の墓で発見されたものであり、主人公が最高の身分を持っていた人だったことを示す象徴です。



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新羅時代の出土品を国立慶州博物館で見たことがありますが、三国時代の朝鮮半島の文明がどのように発展して隆盛したのか、このような出土品でうかがい知ることが出来ます。腰ひもの装飾もこんなに繊細で美しいですね。ところが右の写真を見ると、ハート形の金の飾りがふさふさに見えるでしょう?ハートの由来は13世紀にスコットランドから始まったと言いますが、私たちの祖先は、5-6世紀から使用していたんですね!



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台座のように見える、これは王(左、国宝第165号)と王妃(右、国宝第164号)の頭と足を支える頭枕と足座です。遺体を棺の中にまっすぐ安置させて亡くなった方々が楽な姿勢で横になれるようにするためです。何一つ美しくないものがありません。




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国立慶州博物館で最も印象深く見た出土品がこの金製の冠飾りでした。武寧王の出土品の中でも最高とも言えるものが、この金製の冠飾りでしょうね。左側が王のもの(国宝第154号)であり、右側が王妃のもの(国宝第155号)です。きらびやかに輝く色と洗練された模様で言葉には表現できない美しさがにじみ出ています。王と王妃の金製の冠飾りは形が少し異なり、これを比較してみるのも観覧の楽しさの一つでしょう。



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数多くの国宝を見ていたら、思わず感情が高ぶりました。王妃が使っていた宝石のこの写真もすべて国宝です。左側の王妃の金製の首飾り(国宝第158号)と右側の王妃の金製の耳飾り(国宝第157号)もどれほど美しいか長い間見入ってしまいました。本当に美しいです。



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熊津時代の百済がどんなに華麗だったのかこの銀のブレスレット(国宝第160号)を見てもよく分かります。芸術を重視した当時の文化的風土がうかがえますね。



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ところが、ブレスレットの内側をよくみると、文字が刻まれています。内容はいつ誰が誰にこのブレスレットを贈ったという内容ですが、「庚子年(520年)2月にダリ(多利)という名前の職人が作り上げてテブイン(大夫人:대부인)、すなわち王妃のために230ジュイ(주이)を使い、ブレスレットを作った。」とされています。 230ジュイ(주이)はおそらく重量を意味するんでしょうね。



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王族が使用していた鏡も格別でしょう。この青銅鏡(国宝第161号)は、裏面に凸の握り手のまわりに四匹の獣と獣狩りをする神仙が描かれていますが、このような青銅鏡は、日常的に使用していた小道具というより支配者たちの権威を象徴するものとしての性格が強いです。これがなぜ鏡なのかと聞き返す方もおられるでしょうが、裏を見ると平らな銅板に顔が映ります。そういえば古代の平民は死ぬまで自分の顔を一度も見れずに死んだ人が数え切れないでしょうね?



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博物館に墓からの出土品だけを展示していたら、ここの名前が「国立公州博物館」であるはずがありません。 2階にある他の展示館には、忠清南道の歴史と文化を一目で見ることができる古代文化展示館もあります。武寧王だけでなく百済と統一新羅の全体的な文化にも触れることができる意味ある空間です。



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当時の仏教文化を覗かせる出土品もたくさん展示していましたが、その中で「金銅観音菩薩立像(国宝第247号)」が目にとまりました。菩薩とは、釈迦の悟りを求める人を意味しますが、この像は、彫刻が鋭く、重厚な趣があって百済仏像の中でも最も優れたものの一つです。不思議な笑顔が美しいですね。


博物館を訪れて、誰の墓なのか、そこから出てきた出土品はどんなものがあるのか、そしてそれらの意味が何なのかを考えてみると、百済の文化に一歩近づけたことを感じられると思います。博物館の規模は他の国立博物館に比べて少し小さいかもしれませんが、百済という国を正しく知ることができるのはここだけですから、特別です。公州旅行でここを除いては話しになりません。お勧めします。


Map


+住所:忠南公州市観光団地道34(熊津洞360番地)チュンナム コンジュシ クァングヮンダンジ ギル 34 (ウンジンドン360番地)  충남 공주시 관광단지길 34 (웅진동 360번지)

+電話:041-850-6300

+観覧時間:平日9時〜18時、週末/祝日9時〜19時(毎週月曜日休館)

+入場料/駐車料金:無料




桜満開のクッコゲ(スープ峠:국고개)文化通りと公州中洞聖堂


2010年に文化観光部が主催した大韓民国空間文化大賞に公州市クッコゲの文化通りが選ばれたことがあります。最優秀賞には、仁川アートプラットフォームが選ばれました。この通りは玉竜洞(オンニョンドン:옥룡동)交差点から旧町役場に至る美しい道です。その中でも、忠南歴史博物館と公州中洞聖堂の間の区間では、春になると桜が満開になる美しい道に衣替えします。至る所で恋人たちや友達と集まって、笑顔で写真を撮る姿に私も彼らのように過ごした20代の日々が思い出されるほどに若いオーラが漂う素敵な道でした。




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暖かい春の日、数日だけ咲いて散る桜。今日見なければ、また一年待たなければならないと気ぜわしくなります。木にぶら下がったポップコーンみたいで手でつかんで食べてみたい衝動に駆られます。



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丘を上がって、忠南歴史博物館の前に着くと家族や恋人と一緒に写真を撮るために来た人々がたくさんいました。桜の木の樹齢がどのくらいになるのか見上げるのが難しいほど一抱えを越すような太い桜の木が育っています。広角レンズでなければ一枚に収められないくらいですね。



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家の位置がぴったりでしょう?人が住んではいませんでしたが、瓦屋根の下に垂れた桜の木が風情を感じる家ですね。



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博物館の隣に出来た小さな道をもう少し上がると、青い芝生があり、ここにゴザを敷いてピクニックに来た子供も見えるし、友達と写真撮りに夢中になっている若者も見えますね。空を完全に覆った桜は、他の場所では出会えない素晴らしい経験をさせてくれました。



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折ったものではありません!地に落ちた一握りの桜を耳に飾って狂女のコスプレでセルフィーもして見ました。 ^^ *



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花のおしべが赤や緑の桜が一緒に咲いていますね。そもそもこう咲くのでしょうが?私には見慣れなくて… (笑い) どっちにしろ、他の桜祭りよりもここがはるかに美しいと思います。特に樹齢100年以上に見える木が多く、花が咲いている広さと高さが本当に圧倒的です。



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久々の良いお天気の日、家族とここで遊び、体験もして楽しい午後を過ごしています。近くに住んでいたら、週末のたびにノートパソコンを持って来て、ここでしばらく休んでいたいと思うほどきれいなところです。



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ここでのもう一つの見どころは、忠南歴史博物館です。桜は博物館の周辺をぐるりと取り囲むように植えてあるようです。忠南歴史博物館は忠南地域に関する歴史的出土品や資料を展示していますが、毎年4月には桜文化祭が開かれ、7月と12月には、青少年のための博物館教室やいろんな体験行事や踏査プログラムも運営されていますね。



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内部を簡単にお見せしますと、忠南に縁のあるドキュメントや絵などの重要民俗資料と宝物(指定文化財)を展示しています。ここに入った理由は、「尹拯(ユンジュン:윤증)の肖像と影堂紀蹟(ヨンダンギゾク:영당기적)」(宝物第1495号)を見たかったからですが、他の博物館に貸し出されたのか現在は展示していませんでした。戻ってきたら、その時にもう一度行ってみますね。



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個人的にはこんな写真の展示が好きです。朝鮮時代と日帝時代の忠清南道の写真。写真の中の風景と人々を見ていると、昔の人の生活について想像をすることができますね。

+忠南歴史博物館住所:忠清南道公州市中洞284-1 チュンチョンナムド コンジュシ ジュンドン 284-1 충남공주시중동284-1

+電話:041-856-8608

+観覧時間:午前9時〜18時(毎週月曜日休館)

+観覧料金:無料




Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:04:08 17:16:58 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


博物館の丘から向かいの丘を眺めてみると素敵な公州中洞大聖堂が見えますね。道を渡ってあそこに行って見ます。



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上がる階段からして感じが違います。元々ここは、朝鮮時代の1897年に、フランスのギナン神父によって建てられました。日本植民地時代の1937年にゴシック様式の鐘塔を備えた本堂と司祭館、修道院などを新たに建てました。それで今は近代建築の姿をしています。



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聖堂はそれほど大きくはないのに庭が狭くて全体を収めるには私のカメラの画角では無理ですね。これ以上を期待するなら空を飛ぶか断崖に落ちる覚悟をしなければいけません。(笑)中央玄関のテッペンの高い鐘楼が印象的で、中央の入り口の窓をアーチ形に装飾して垂直な感じを強調した様子です。中に入ってみたかったですが、ドアが閉まっていました。多くの聖堂に行ってみましたが、前後の門がすべて閉まっているところは初めてでした。他の所では私の運が良かったのかもしれないけど。とにかく...



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:04:08 17:20:19 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 19mm


聖堂から眺めると忠南歴史博物館側の桜がこう見えます。ここに立ってあそこを見てみると行かないわけにはいきませんね。向こうからこっちにきましたが、私はこの風景を見て再び向こうに行ってコーヒーを一杯飲んでから帰りました。入り口には、広々とした無料駐車場があり、車をとめるのにも楽です。





Map


+中洞聖堂の住所:忠南公州市中洞31 チュンナム コンジュシ ジュンドン 31 충남공주시중동31

+電話:041-856-1033





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