Holiday Journal

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11883 | 20175816

抱川,南楊州 #6 - ホテルナイン호텔나인、プラウム楽器博物館 프라움악기박물관 - (Korea Tour)
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最後修改 : 2017/02/17

旅行地区 : South Korea
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ホテルナイン호텔나인


今回の旅行は抱川(ポチョン:포천)と南楊州(ナミャンジュ:남양주)の二箇所を目標にやってきた旅行です。早朝から抱川一帯をめちゃくちゃなスケジュールで回ってみたし、明日からは南楊州を見て回るつもりです。



そのため私たちの泊所は、抱川にも近く、明日のスケジュールを少しでも早く始められるように南楊州の榛接(ジンジョブ:진접)にある「ホテルナイン」に定めました。



私たちがここに到着した時はすでに夜11時。今回の旅行では、時間がどうなるか分からなくて宿を予約できず移動したので、ひょっとして部屋がないか少し心配でした。なぜなら、南揚州一帯にはちゃんとした宿泊施設があまりなく、ほとんどがペンションで、ここに空き部屋がない場合は、南揚州を離れて九里(クリ:구리)まで移動しなければならない面倒なことになるからです。



私たちの運をテストするかのように一旦ホテルナインの入り口に向かいました。入り口には韓国観光公社指定優秀宿泊施設「グッドステイ(www.goodstay.or.kr)」に指定された宿という看板がついていますね。



フロントに問い合わせた結果...幸いなことに部屋はある状態。ただし、あまりにも遅い時間のせいか、残念ながら特室はすべていっぱいで、なんとか一般室が一つ残っていました。



フロントでなんとか特室をとねばったら、特室と一般室の違いは、単純な部屋の大きさの違いだけだと言ってくれました。結局、夜遅かったので仕方なく最後に残った客室がある6階に上がりました。



大理石が敷きつめられた廊下は高級感があります。ただし照明が少し暗かったのが残念でした。とにかく明日のためにくつろげる空間さえあれば最高ですね。



そして、ようやく部屋に入りました。玄関を通ってドアを開けると部屋のスペースは多少狭かったですがきちんと整理されていました。換気もされていてタバコの臭いもせずにきれいで気に入りました。



部屋の一角にあるトイレ兼バスルームもきれいで、おまけに鏡の前に使い捨て用品もキチンと並べて整理されているほど清潔でした。



そしてたくさん用意されたタオル。長いタオル1つと普通のタオルが塔のように整理されています。自慢ではないですが、それやこれやで洗うときタオルを多く使う方なので、タオルを見て本当に気に入りました。



きれいに包装された青とピンクのガウンもテーブルの片隅に置かれています。実はこのガウンは一般室には提供していないそうです。なにやら特別なサービス?



実は特別なサービスは他の所にありました。望んだ特室が提供できなかったお詫びの意味なのか、我々が一般室に入ってきてから十分ほど過ぎてから、従業員の方が飲み物をたくさん差し入れてくれました。ありがたく頂きました。



鏡台の前に洗顔のための使い捨てパックがあり、テーブルの下にあるミニ冷蔵庫には簡単な飲み物とミネラルウォーターがいっぱい入っています。



そしてテーブルの上にはインスタントコーヒー。高価なダッチコーヒーが4つもありますね。明日の朝用にぴったりです。



窓の外を見ると、ここは榛接繁華街の中心。ロッテシネマがすぐ目の前に見えます。しかも今日は抱川で自然の風景と低い建物だけ見ていたので、このような高い建物がうれしく感じられますね。



そこで荷物を解いて、ホテルの前にある小さなコーヒーショップ「コーヒーハウス午後2時」に行きました。店名とは異なってもう12時になる時間だったので店を閉める寸前でした。



ホテルにもコーヒーがありましたが、それでも、宿代でセーブした金額の分、食べる物で虚勢を張ってみようかとやってきたここも、思ったより安いです。



宿が決まると今日の昼間寒さに震えたことを忘れて、また冷たいブルーベリーヨーグルトを頼んでしまいました。そうして私たちはここでも最後の客になり、注文したものを飲み干してからホテルに戻って眠りにつきました。


Map



地図:https://goo.gl/maps/E0a3x

住所:京畿道南楊州市(キョンギドナミャンジュシジンジョプウプグムゴクリ:경기도 남양주시 진접읍 금곡리) 1082-4

電話番号:031-571-0630

営業時間:年中無休

価格情報:一般室45,000(週末50,000)/特室55,000(週末60,000)




プラウム(프라움)楽器博物館

프라움 악기박물관



いよいよ抱川(ポチョン:포천)・南楊州(ナミャンジュ:남양주)旅行の2日目の朝が明けました。活気溢れる一日を始めようと思いましたが、残念ながら天気があまり良くないですね。



さらに、これから再び繁華街を離れて静かな場所をさまよわなければなりません。そして今日の最初の訪問地は、ここからかなり遠く離れていたので急ぐ必要がありました。



ホテルからバスに乗って1時間移動して、いつのまにか漢江(ハンガン:한강)がすぐ目の前に見えるところに到着しました。たまたまバイクで旅に出る一行が轟音をたてて通りすぎます。ただただ...うらやましい〜。



南楊州の最も南となるここに私たちが1時間もかけて来た理由は「プラウム(프라움)楽器博物館」を見学するためです。



それなりに音楽を専攻しているうちの小学生が、どうしても行ってみたかったところでした。漢江沿いにあるこのプラウム楽器博物館は博物館とレストランの二つの建物で構成されています。



ここはさまざまな楽器を展示している楽器専用の博物館で、音楽に興味のある人と旺盛な好奇心の持ち主の子供たちの見学場所として愛用されているところです。



ロビーに入ると小さくて繊細に作られた音楽関連の小物とオルゴールが壁を埋めています。ここは展示をしている場所でもありますが、小さな小物も販売しています。



じっくり見てみると、かわいいものがたくさんあります。こんな可愛いカルーセルオルゴールは赤ちゃんにプレゼントするには良さそうですね。



ロビーで入場券を購入して、右側にある小さな通路から観覧を開始します。一番最初はベートーベンやモーツァルトなど有名な作曲家たちの姿が描かれた椅子。ここで訪問者が写真をたくさん撮っているので、ある意味フォトゾーンともいえるでしょう。ただし入り口なので少し通行の邪魔になるかもしれません。



その次の広い空間には、ここを訪れた子どもたちが作った作品が展示されています。紙で作られたバイオリンが印象的ですね。



特に、ここでは子供たちが音楽や楽器に興味を持てるようになっているところがたくさんあります。光が照らされたテーブルで楽器の形に沿って絵を描くことも出来ます。



さまざまな楽器の形のスタンプを押したり、作ったりすることができる塗り絵コーナー。そしてレゴコーナーではレゴで楽器や様々な形を作ってみることもできます。



壁にかかったモーツァルトとベートーベンの形ほどに細かくできなくても、子供の興味を引くには十分な気がします。



そして、かつて流行したマジックアートの絵も壁にかかっています。現実と絵画の境界を崩す作品で錯視現象を利用して、面白い写真を撮ることができますね。



例えばこんな写真?入り口付近には子供が興味を示す場所がいくつかあって、音楽について興味深いアプローチができるということがここの特徴でしょうね。



また、音楽や楽器の歴史も見ることができるところなので、教育的な面でも優れています。そのおかげで子供の団体観覧も多いそうです。



こちらのガラス張りの大きな窓越しには、よく手入れされた芝生の庭と漢江(ハンガン:한강)が目の前に広がっています。残念ながら、この庭はレストランに属しているので博物館からは入れません。



そして、ガラス窓にも音楽と関連したものが付いています。小学校の頃に学んだ拍子ごとの指揮法。



子供の指揮者たちのために燕尾服もありますので、これを着てモニターが付いた壇上に上がって直接指揮をしてみることもできます。



足で演奏するピアノもあります。踏むたびにかなり大きなピアノの音が出るので時々子供が乗るとけっこううるさい悩みの種でもあります。



ガラス張りの壁に沿って、足ピアノなど直接楽器を体験できるスペースがあります。木琴、ピアノ、ドラム、フルート等数十点の体験用楽器が置かれていますね。



テレビで見たことのある楽器を直接目で見ると、音楽は畑違いの私も子供の中に紛れて演奏して見たくなります。



特に鐘の音色はなぜか人を気持ち良くさせるので、色ごとに異なる音を出すハンドベルが私には一番気になる楽器でしたね。なぜか「ご飯の時間ですよ~」ってシグナルのようでもあって...



もちろん、ドラムやピアノのように演奏が複雑な楽器もありますが、世界各地から来た多様で演奏しやすい打楽器が子供たちには一番人気ですね。



体験楽器をいやというほどいじったら、今度は楽器の歴史を見学する番。ここプラウム楽器博物館で一番たくさんある楽器は、おそらく鍵盤楽器だと思います。



メイン展示場とも言えるここには、本当に様々な形のピアノがたくさん展示されていました。ただし体験楽器とは違って、展示場にあるピアノは見るだけで手で触ってはいけません。



そばにいるうちの小学生がこれは何ピアノ、あれは何ピアノと言いながらわめいていましたが、そういうことがわからない私はただ「うわ〜二重鍵盤だ〜」、



「うわ〜小さい。うわ〜木の鍵盤だ〜」とこの程度のリアクションが精一杯です。やはり知っている分だけ見えるという言葉どおりですね。うちの小学生によれば、ここにはかなり有名なピアノがたくさんあるそうです。



確かに一度も見たことがない形のピアノがたくさん展示されてはいました。ただし、自分がその違いがわからずに区別がつかなかったので残念でした。



ここは単に古いピアノだけを展示してあるのではなく、ピアノの発展の歴史と構造についても詳細に説明されています。先日ピアノに関連した本を読んだので、少し馴染みの単語も目に入って来て、どれだけ嬉しかったかわかりません。



ショーケースの中にグランドピアノの作動原理のモデルが展示されていて、鍵盤を打つとき、どのようにしてピアノが音を出すのかについて説明されていました。子供だけでなく、私のような素人にもいい勉強になりました。



展示されている数十台のピアノをぐるぐる見て回るうちに、いつのまにかピアノの説明は終わり、ここからは様々な形態の弦楽器について説明が始ります。



壁には、ベースギター、エレキギター、アコースティックギターなど、よく目にするギターと少し異国的なギター類の楽器がかかっています。



少し古代楽器のように見えるこいつは1900年代、ドイツで使用していた「ハープチター」という弦楽器で、展示されていた弦楽器の中で最も気に入った楽器です。



絃を弾いたりはじいたりする弦楽器に関する話が終わる頃、今までとは全く違った口で吹いて音を出す管楽器の説明が始まります。



管楽器の一種の短簫(ダンソ:단소、伝統竹笛)やリコーダーは学生時代によく使ったので私たちには馴染みがありますね。しかし似たような形をしていても、形や大きさによって、はるかに多くの種類に分類されるそうです。



鳥の鳴き声のような清らかな音色を出すフルートもいろいろな種類がありますね。その中でも、右下の木で作られた楽器は、1635年頃に使っていた「バロックトラヴェルソ」という楽器ですが、東洋の大笒や小笒などの楽器とよく似ていました。



トランペットやいわゆる「ラッパ」と呼ばれる金管楽器は、形だけでも芸術作品と言っても良いほど形が全然違います。一つずつ楽器の音を聞くことができれば、もっと良いと思いましたがそういう場所はなかったので残念でした。



代わりに、このような管楽器を作る製作過程と部品の詳しい説明はありました。さらに、設計図まで展示されていました。



そして先ほど見た弦楽器の製作過程も段階的に展示されていて不思議でした。完成したバイオリンを見る機会もそうありませんが、製作過程中の真っ白な原木のバイオリンを見る機会は、ここでなければないと思います。



一つ一つ職人の手で木を削って、また数多くの工程を経て、このような美しい形のバイオリンやチェロになり、またその楽器が演奏者の手によって美しい音色を出し、人々を楽しませてくれることを考えると、通りすがりにふと聞いていた音楽も多くの人の多大な努力と汗の結果であることを改めて感じさせられました。



楽器の製作過程を見学し、きれいなシャンデリアの階段を2階に上がっていきます。壁には有名な作曲家の肖像画がかかっていて、階段を登りながら壁からも目を離すことができませんでした。



華やかに飾られた階段の手すりに沿って歩いていくと、まるでヨーロッパの貴族の城の中にでも来たような錯覚に陥ります。そしていつのまにかオペラ音楽が周りに響き渡り、音楽の雰囲気にいっそう浸ってしまいましたね。



2階に上がると、階段の前に3-4メートルくらいの大きなツリーがあります。クラシック音楽ときらきら輝くツリー。瞬く間にクリスマスの雰囲気にすっかり浸かってしまいそうです。



最近、こういうのが流行りのようです。ここのツリーにも訪問客の願いを込めてかけられるよう、階段の横の小さなテーブルの上にきれいなカードが用意されていました。



すでにかかっている願いだけでも約100個は超えているように見えます。私たちのお願いカードも密かに覆い隠すように掛けておきました。叶いますように〜!



ここでは特別に、希望を書いたカードの中から抽選でプレゼントをくれるそうですね。せっかく来たので、願いも祈って1等当選の夢も見たりして。



「しっかり守って、1等にしてくれ〜」クリスマスツリーを横で守っていた兵士の人形に言い残して再び2階を見て回ります。



プラウム楽器博物館の2階の中央部には、かなり大きな公演場があります。定期的にここでコンサートや公演を開き、公演がないときは有名な声楽家の公演映像を絶えず上映しています。2階全体に響き渡った音楽はここから出ていたものでした。



おかげで音楽に浸って2階の至る所を観覧することができます。少し静かだった1階とは別の魅力があります。より味わい深い音楽博物館の感じがしました。



ところどころ飾られていた小さな人形もすべて音楽に関連する小物でした。典型的なミュージシャンの姿をしたフィギュアから童話の中で歌うカエルの姿まで、すべて楽器を演奏したり、歌を歌っているものです。



そしてアンティークな小物と、ただ広げて置いておくだけでも、なんだかおしゃれな感じの楽譜まで。音楽に関連する多くの小道具が展示されていますね。



古い蓄音機や指揮棒など、1階に比べて2階は音楽全般に関連した小物がたくさん展示してあります。もちろん、後ろには、1階に展示することができなかった大型の楽器も展示してあります。



子供の頃吹いていたハーモニカとは少し違った形のハーモニカが展示されていますね。 6面ハーモニカというこのハーモニカは、5つのハーモニカがそれぞれ別のキーでチューニングされていて、様々な音域を表現することができるそうです。



ナショナルジオグラフィックで名前を聞いたことがあるような「ストラディバリウス」というバイオリンも展示されています。長い歴史を持つ名作バイオリンで響胴の中にこの文字が刻まれていますが、こいつは実際、法外な価格を誇っている代物だそうです。



神話や童話の中に頻繁に出てくるハープ。実はここを訪問するまでハープがあのように大きいとは知りませんでした。成人男性の身長くらいの大きなハープは、実際にどのような音を出すのか、聞いてみたかったのですが、これもただガラスケースの外で見守るしかなかったという点がとても残念でした。



そして、一角には、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の実際の作成楽譜も展示されていました。もちろん実物ではないでしょうが、繊細に複製されたものでも十分に価値と感動が感じられます。



何といっても西洋音楽が私たちの音楽文化の大半を占めているのが現実でしょう。そのためか、ここの楽器博物館も西洋の有名作曲家の話や展示品がほとんどです。



その中で2階の奥まった一角。一人の韓国の作曲家のものが展示されています。「ママが島の陰にカキを採りに行けば〜」と始まる「島の家の赤ちゃん」と「産む時の苦しみは全部忘れて〜」で始まる「母の心」などを作曲した作曲家李興烈(イ・フンリョル:이흥렬)の遺品です。



彼が作曲した際に使用したピアノも展示されています。民族史的には良い評判を得ていないものの、韓国の現代音楽界では作曲家、指揮者として大きな区切りを画した韓国のシューベルトと呼ばれた方でもありますね。



多くの人が音楽に興味を持って、数多くの音楽家が生まれ、この方だけでなく多くの韓国の作曲家がここに展示される日がきっと来たらいいと思います。



いつしか私たちは楽器博物館を一箇所も欠かさずすべて見て、ロビーに戻って来ました。博物館としてはやや狭いスペースでしたが、音楽と楽器という一つのテーマで作られた博物館としては規模がかなり大きかったと思います。



展示していた物も豊富で見どころや体験場も多いので、音楽に興味がなくても一度はしげしげと見入ってしまう所です。そして細工が細かくきれいに飾られていた小物も、別の観覧の楽しさを感じさせてくれます。



ここプラウム楽器博物館は子供がいる家族や音楽を専攻する人には、必ず一度は訪れるべき価値のある博物館です。さらに、ソウルから地下鉄でも近くまで行ける距離にあるので、行ってみると生活の質をより豊かにするのに役立つと思います。


追伸〜!!!!!

私たちがプラウム楽器博物館に行ってきた数日後に携帯電話にメッセージが送られてきました。


ジャジャ~ン !!!お願いツリーにかけた私たちの願いがなんと、1等に当選したというビックニュース!!!!



おかげで観覧してから一ヶ月も経っていないある週末の午後、今度は甥を連れて博物館を再び訪れました。そして、堂々と1等の景品をもらって来ました。



木箱にきれいに包装された商品は、金色のハープ形のきれいなオルゴール。ハープがゆっくり回りながら本当にきれいな音を出しますね。たとえ景品は甥の手に渡ったとしても、私たちが1等に当選したという温かいニュースでした。


Map

地図:https://goo.gl/maps/JkHC2

住所:京畿道南楊州市(キョンギドナミャンジュシワブウプドゴクリ: 경기도 남양주시 와부읍 도곡리) 504-13

電話番号:031-272-7000

営業時間:平日11:00〜18:00 /週末10:00〜18:00(月曜休館)

価格情報:大人5,000(65歳以上無料)/中高生4,000 /小学生3,000

ホームページ:http://www.praum.or.kr/



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