1. チャンポンに入る材料
- 主材料 : 貝、イカ、えびなどの海産物と豚肉、小麦粉で作った麺
- 副材料 : タマネギ、キャベツ、ニンジンなどのいろいろな野菜
2. 味の評価
- 辛さ: ★★★★☆
- 塩味: ★★☆☆☆
- 甘さ: ★★☆☆☆
- 酸味: ☆☆☆☆☆
3.
チャンポン(짬뽕)についての簡単な紹介
韓国では雨の降る日は辛い汁料理の「チャンポン」をよく食べます。特に最近のように寒くて雨がよく降る時は、寒いからだを温めるチャンポンが一番です。
チャンポンは野菜、海産物、肉を辛い味付けで炒めて、そこにチキンスープを注ぎ、麺を入れて食べる料理です。簡単でスピーディーに一食を済ませられ、韓国人が好きな辛さがあるためよく食べられる料理です。
チャンポンは中国料理店の代表メニューですが実は日本から由来した料理です。
日本の長崎地方に定着した中国人が「チャンポン」というものを作って売り始めたのがチャンポンの元祖です。
貧しい中国の留学生のために中国式食堂であまった野菜や肉の切れはし、海産物などを炒めて中国麺を入れて作ったとされます。
量も多く、野菜、肉、海産物など栄養面でもバランスが良く、味もいいので中国の留学生はもちろん、日本人にも大人気となり、日本の天皇陛下も好んで食べたそうです。
日本式チャンポンはあっさりしていますが、韓国に入って来ると、とうがらしが追加され、現在のように赤いチャンポンに変わりました。
日本式チャンポンが韓国式の辛いチャンポンに変わった正確な時期はわかりません。
日本から渡って来たとはいえ、最初は中国人が開発した料理なので、仁川(インチョン:인천)の華僑がこれをいち早く受け入れて1905年にジャージャーメンとあわせて中華料理店を始めました。
このような経緯でチャンポンは、代表的な中華料理として位置づけられるようになりました。
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チャンポンははじめからキチンとした食材料で作られたものではなく、他の料理の使い残しをあれこれ混ぜて作った料理です。
そのため、その意味を拡大して品物や形、仕事や手順がごちゃ混ぜになったことを「チャンポン」と表現したりもします。
チャンポンはタマネギ、キャベツ、ニンジンなどの野菜に貝、イカ、えびなどの海産物と豚肉をとうがらしで炒めて、チキンスープを入れて作ります。
あらかじめゆでた中国麺にこの辛いスープを注げばチャンポンになります。
海産物によってスープの味はさっぱりしていて、タマネギ、キャベツのような野菜が入り甘みもあります。
野菜、海産物、肉など様々な材料が入るためスープに深みがあり、韓国人が好きな辛味もあるので人気がある料理です。
韓国旅行で雨が降ったら「チャンポン」で寒いからだも温めて、韓国の辛い味も経験してください。
(wikipediaで詳しく見る : クリック)
4.
チャンポンの種類
韓国人がよく食べる簡単な料理なので、種類も様々に発展しました。
主にとうがらしで辛くして食べるチャンポンが一般的で、ここに海産物をもっとふんだんに入れた高級な「サムソン(삼선)チャンポン」があります。
そして麺ではなくご飯を入れた「チャンポンご飯」もあります。
日本式チャンポンのようにとうがらしを入れないものは「長崎チャンポン」、そして「クル(牡蠣)チャンポン」もあります。
5. チャンポンをよりおいしく楽しむ方法
最近韓国では辛い料理のブームで、韓国人でも汗が出るくらい辛い食べ物がたくさんあります。
チャンポンも同様で、舌がマヒするくらい辛くした店もたくさんあります。
外国人にしてみたら、苦痛の瞬間となるかもしれませんし、胃腸障害の原因にもなります。
ですので一旦店に入ったら、従業員に辛くないようにして欲しいとあらかじめ頼んでおく必要があります。
そしてチャンポンが出てきたら、辛い料理を熱いままで食べるともっと辛く感じられるので、フーフー吹いて冷ましてから食べてください。
何よりも冷ましている間にスープが麺にしみて味が良くなるし、食感もやわらかくなります。
それでもチャンポンが辛ければ、一緒に出てくる黄色いたくあんを舌の上に載せて落ち着かせる方法もあります。
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