1.シッケに入る材料
‐ 主材料:もち米または、うるち米
‐ 副材料: 麦芽(麦の芽を干したもの)、砂糖
2.味の評価
-辛味:☆☆☆☆☆
-塩味:☆☆☆☆☆
-甘味: ★★★★☆
-酸味:☆☆☆☆☆
-香ばしい味:★★☆☆☆
3. シッケについての簡単な紹介
シッケは韓國伝統の飲み物で、もち米(うるち米)を炊いたご飯に麦芽を混ぜて沸かしたもの(発酵)です。全体的に甘い味なんですが、穀物(もち米)を入れたため、香ばしい匂いとともに発酵した特有の味があります。
ほとんどの韓國人はシッケをただの飲み物として知っていますが、実は全く違う味の料理でした。
昔から魚が豊富に捕れる東海岸地方では魚とご飯、麦芽、唐辛子を混ぜて発酵させて食べる‘魚食醯(オ・シッケ)’という料理を好んで食べました。オシッケが各地域へ伝播され、魚を手に入れることが難しい地域や生臭い匂いが嫌いな人たちが魚の代わりに他の材料を入れて作ったのが様々な種類のシッケに発達しました。
その中でも有名なのが魚の代わりに大根と米飯、麦芽、辛い唐辛子を入れて発酵させた安東(アンドン)シッケです。 さっぱりしてすっきりした味が特徴です。この安東シッケから大根と辛い薬味が抜けてから、今の澄んだ甘い飲み物の形に変わりました。
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飲み物としてよく食べられるシッケはもち米を麦芽と水に溶いて暖かい状態で置くと飯粒が発効されます。ここに砂糖を入れて甘みを加えます。
シッケに入る麦芽は麦に水を入れて芽を出してから干した食品で、飯粒とともに独特な甘みと香りがつきます。
シッケを作る時には、温度が高すぎると発効がうまくいかないし、低い温度に長く置くと酸味が強くなります。
作る人の真心と長年の経験が必要であるため、コーラやフルーツジュースにはない深い味と香りがあります。
冷たい状態のまま飲むシッケは最初の一口は甘くて麦芽特有の味と香りがします。底に沈ませてそのまま発酵したもち米は香ばしくておいしいし、よく振ってから召し上がれます。
シッケは繊維質が豊富な飲み物であるため、食事の後に飲むと胃の消化作用に役に立ちます。また、ヨーグルトみたいに発酵させた飲み物なので腸運動を活発にして便秘にも効きます。
おいしい食べ物腹を腹いっぱい食べた後にはコーヒーやコーラの代わりにシッケを気軽に飲んで健康的に食事を終えてください。
(wikipediaで詳細に調べる:クリック)
4.シッケの種類
シッケの由来であった魚食醯(オ・シッケ)は今も東海岸地方ではよく飲んでいます。
同じシッケという名前を使用していますが、その種類は東海岸地域の料理としての魚食醯(オ・シッケ)と飲み物としての一般的なシッケ、生姜シッケ(センガン・シッケ)などがあります。
- 魚食醯(オ・シッケ): 魚にもち米(またはうるち米)、麦芽、辛い唐辛子の薬味を混ぜて発酵させたもので、
ご飯と一緒に食べる料理です。辛くてピリッとした味が特徴。
- 一般的なシッケ: もち米に麦芽を入れて発酵した後、砂糖で甘みを加えたもの。
- カボチャのシッケ(ホバク・シッケ): もち米に麦芽とカボチャの汁を入れて、発酵した後に砂糖で甘みをつけたもの。カボチャ特有の香りが特徴。
-ショウガ・シッケ(センガン・シッケ): 一般のシッケを作る時の過程で最後に生姜を入れて沸かしたもの。
生姜特有の香りと辛味が特徴。
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5.シッケをよりおいしく食べる方法
シッケは甘い味がするので、主に食事の後にデザートとしてよく飲みます。
韓國人が好きな伝統飲料であるため、コンビニやスーパーなどで缶シッケの販売をしているので、いつでもどこでも楽しむことができます。
または伝統市場でとても安い価格で冷たく飲めるし、それ以外にも伝統料理店で食後の後にデザートとして提供されることもあります。
シッケは冷たく飲むほうがおいしいです。それでシッケは少し凍らせてから販売したりもします。
したがって、宿の近くのコンビニで缶シッケを購買して、宿の冷蔵庫に入れて少し凍らせて飲んでもいいと思います。
外国人の観光客が一番好きな料理はプルゴギ、カルビ、サムギョプサルなど、主に肉料理です。
脂っぽい肉料理を食べた後に‘シッケ’をデザートで飲むと、消化もよくなり体もいっそう軽くなるでしょう。