Holiday Journal

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潭陽(タミャン) #1 - 「竹緑苑 」(チュンノグォン), 「栄山江文化公園(ヨンサンガンムナコンウォン)」 - (Korea Tour)
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最終更新日 : 2017/04/21

旅行地域 : South Korea
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  • 竹緑苑(チュンノグォン)
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  • 官防堤林(クァンバンジェリム)
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  • メタセコイア
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  • 気候体験館
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  • Finish



全北淳昌(ジョンブクスンチャン:전북 순창)を発って全南(ジョンナム:전남)に移った私たちが潭陽(タミャン:담양)の旅の初めに訪問した場所は、竹林で有名な全南潭陽の「竹緑苑 」(チュンノグォン:죽녹원)です。




ひとときSKテレコムのコマーシャルやいろいろな映画の撮影地として有名になった竹緑苑は、潭陽町の北の栄山江(ヨンサンガン:영산강)辺りに位置する、2003年に造られた鬱蒼とした竹林です。



小さな公園だろうという予想に反し、かなり広くて低い丘の地形いっぱいに広がる竹緑苑の竹林には、全長2.4kmに達する遊歩道が設けられています。



元々このような竹林は、閑静な気分を味わえてこそなんですが、週末だったせいかチケット売り場の入口は竹よりも人が多くて少し残念でした。



潭陽の名物なので、一度にたくさんの観光客を収容するために、チケット売り場も3箇所できていました。入場料は大人2,000ウォン。観光客が多い分、竹が傷む事が多いのか、チケット売り場の前には「傷めないで」という案内板が立っていました。




この竹緑苑はかなり広い地域に広がっています。もちろん、あちこちに位置を知らせる表示板はよくできてはいますが、背の高い竹林のせいで視野が充分ではないので、チケット売り場の前に準備されているマップはぜひ持って行った方がいいでしょう。



まず期待していたのは、何と言っても天に向かってまっすぐ伸びた閑静な風景。チケット売り場を通りすぎると現われる上り坂で、少しは落ち着いた写真を撮りたくて構えていましたが、絶えず人が群らがってやって来ます。写真を撮るのは失敗!



遊歩道の両側を取り囲む背の高い竹林に目を向けると、ようやく人のいない景色を眺められる始末でしたから少し残念でした。



その代わり、次に期待していた所ではすっかり満足できました。入口ではなく、少しだけ中の方へ入っていくと、竹林の新緑に完全に取り囲まれます。



そして目をつぶって耳を澄ませると「シャーシャー」とかすかな風にも竹が搖れ、葉音がまるで海辺に来ているかのような錯覚を覚えます。



しかしここで思いもよらない事件が起こりました。それはカメラの故障!!この竹緑苑と次の旅先のメタセコイア通り(メタセクァイアギル:메타세쿼이어길)で特にカメラの必要性が高いのに。



竹林のわき道に設けられた竹椅子に座っておよそ1時間カメラと取り組んだものの、結局残念なことにこれ以降の写真は、とり急ぎ携帯電話に頼らざるを得ませんでした。



頭の中はカメラのことでいっぱいでしたが、とりあえずまた道を歩き始めると、しばらくして竹の盆栽と生態展示館という表示板に出会えました。



この建物は2階建てのドーム形で、少し休んで冷たいドリンクを飲んだりできるカフェと、竹で作られたさまざまな品物の販売店がある休憩所になっていました。



逹磨図(ダルマド:달마도)や水墨画が纎細に描かれた大きな竹かごと竹の杖、そして竹笛などのいろいろな楽器や様々な生活アクセサリーまで、竹で作られた多種多様な品物が売られていますね。



普通の観光地の街頭販売で乱雑に売られている輸入製品とはクオリティーが全く違います。何故なら、これらの物品はすべて人間文化財や名人が作った作品だからです。




その中でもお寺で精神修行をする時に使われる音がする棒が一番気に入りましたが、やはり品質に見合って価格に手応えが!これ以上悩む前に竹林の中に紛れるしかなさそう。




建物の外に出て再び竹林の間を歩くと、かなりいろいろな場面が見られます。森の中の東屋の近くでは肖像画を直接描いてくれる画家たちもいました。



様々な姿の動物の模型やキャラクターが竹林のあちこちに隠されていて、多少見慣れてしまう竹林の風景に小さなテーマを設けて見どころを増やしてくれています。




その中で一番たくさんあるキャラクターはやはり竹を食べるパンダ。ここ潭陽は竹が特産品なだけに、ちょっと不格好だけど、パンダのキャラクターは竹緑苑だけでなく潭陽のあちこちで多く見られるキャラクターです。



またこの竹緑苑内には記念の場所があちこちにあります。映画「アールポイント」の撮影地として撮影に使われた場所には、当時の主人公であった甘宇成(カム・ウソン: 감우성)さんの鉄兜が案内板の上にちょこんと掛けられていて、



もう一方には故盧武鉉(ノ・ムヒョン:노무현)大統領が訪問した通りも案内されていて、彼を尊敬する多くの若者達が心から追慕しながら道を共にしようと足を運んでいました。



所によっては滝も見られ、もっと中に入っていくと「李勝基(イ・スンギ: 이승기」の池」と呼ばれる池もありますが、個人的には潭陽や竹から伝わって来る名前ではなく、単に芸能番組のイシューになったという理由で無理やり名前を付けたような感じがして、わずかながらに拒否感を覚えました。



本当はそういった見どころより、林の中でありのままの自然を感じられる点がこの竹緑苑の最大の魅力です。観光客が多いことは多いけれど、なにしろたくさんの竹が密集して育っているので、飾らない自然を楽しむには申し分ない所です。



思う存分竹の気をもらった私たちは、ほどなく竹緑苑を下ってあたりをもう少し見て回ることにしました。陸地に暮らす者にとっては美しい海辺でも、そこに暮らす住民にとっては自然な風景であるように、長くいた訳ではないが、道を下る頃には私たちも竹林の住民であるかのように、いつのまにか竹が当たり前になっていました。




竹緑苑の出口を出て大きな道を渡ると、広場には噴水の水が爽やかに見え、栄山江べりの土手にはプラタナスの林が生い茂っています。



市民と観光客が憩うここは「栄山江文化公園(ヨンサンガンムナコンウォン: 영산강 문화공원)」です。ところで公園の広場の後ろの竹の通路の中に大きなパンダが一匹見えます。「あれは何かな?」




映画「カンフー・パンダ」の主人公のようなパンダのキャラクターが、かごの中に入っている何かを見てよだれをたらしています。かごの中身が空っぽだったけど、たぶん竹がたくさん入っていたんでしょうね。




大きさに比べてそれなりにわんぱくな表情がかわいいこのパンダが、どうしてここに立っているのか。実はここは「2015年潭陽世界竹博覧会」が開催される場所だからです。



現在盛んにその準備が行なわれている所で、まだ栄山江文化公園内に「世界竹博覧会広報館」のみがオープンし、観光客に世界竹博覧会をピーアールしていますが、もうすぐ博覧会の準備のために多くのスペースが誕生することでしょう。



とりあえず広報館にでも立ち寄って見るつもりで中へ入ると、竹のようにムダのない広い空間に竹に関する四字熟語の柱が立っています。



竹緑苑を見て回った時は、竹がみんな同じ種類だと思っていたけれど、実際は何種類かがあるそうです。もしもここへ来なかったら、そんなことも知らずに過ごしていたかも知れません。



広報館で一番広いスペースを占めているのは、やはり竹博覧会の広報物を見せる広角の映像ルーム。映像の下には竹緑苑を含めた竹博覧会の模型が実物とまったく同様に作られていますが、色がないので少し冷ややかに見えました。




他のコーナーには竹にレーザーで刻印を刻む場所も設けられていますが、残念なことにちょうど私が行った時は、電気が消えた機械ともともとあった作品だけでした。




無心になって自然に一歩足を踏み出そうと竹緑苑とその一帯を歩いてみるなら、竹を利用して格子柄に作られた広報館の建物の柱のような立派な見どころはないにしても、それなりの特色があって、他の平凡な旅先とはまったく違った感情を感じることができるでしょう。一つだけ、旅行客があまり多くない時に行けば、もっと深い感動を感じることができたのにという残念な点はあったけれども、私たちにとってはかなり評価の高い旅先として印象に残りました。


ここの感動を伝えるのに、写真が少し足りない点をあらかじめご了承願います。


Map

住所 : ジョンナムタミャングンタミャンウプヒャンギョリサン 37-6 (전라남도 담양군 담양읍 향교리 산37-6)

電話番号 : 061-380-2680

営業時間 : 09:00~19:00

入場料 : 大人 2,000w / 中高生 1,500w / 小学生 1,000w

ホームページ :

http://juknokwon.go.kr



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