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Start
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聖堂
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ソルメ聖地
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秋史 金正喜(チュサ・キムジョンヒ)
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看月庵(カノラム)
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Finish
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このごろになって多くの映画ポスターのタイトルが手書き風に製作されるなど、時ならぬカリグラフィーフィーバーが起こっていますが、決められた文字の形の中に新しい感覚を創造する芸術の境地にまで至った秋史がその始まりではないかと思います。考証学と金石学を通してありったけの書体と文字を研究し、それを自身の芸術と学問に破格的な試みを通して適用させた秋史金正喜の魂をこの記念館で感じることができます。
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死ぬ前に必ず行ってみるべき所のひとつが秋史古宅(チュサコテク:사고택)忠南禮山郡新岩面龍宮里798(チュンナムイェサングンシナンミョンヨングンリ:충남 예산군 신암면 용궁리 798)です。曽祖母が英祖(ヨンジョ:영조・朝鮮第21代王)の次女である和順翁主(ファスンオンジュ:화순옹주)で朝鮮王室の女性の中で唯一夫に従って亡くなった「烈女」です。彼女は夫である月城尉金漢藎(ウォルソンイキム・ハンシン:월성위 김한신:1720~1758・秋史金正喜の曽祖父)が病いで亡くなると、それから何も口にせず14日目に亡くなったそうです。英祖が和順翁主の家に尋ねて来ておもゆを食べるよう勧めましたが、彼女の心を変えることはできませんでした。
うわさの名門家にふさわしく、金正喜の家は大きくそびえた門の内側に広々とたたずんでいます。後ろにある山は低目の山なのに、あがって見ると秋史古宅の前に開かれた広大な禮唐平野(イェダンピョンヤ:예당평야)がひと目で飛び込んで来ます。平野の向こう側には挿橋川(サッキョウチョン:삽교천)と無限川(ムハンチョン:무한천)が出会って牙山(アサン:아산)方向だけに流れ込む水路のある一等地のように見えます。秋史が生まれる時、裏庭の井戸が急に涸れ、裏山の八峰山(パルボンサン:팔봉산)の草木が全てしぼんだかと思うと、彼が生まれるやいなや井戸にはまた水が上がり、草木も生気を取り戻したという話もありますが、たぶんこれは秋史の偉大さのゆえに一等地説とともに伝わった話でしょう。
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有名な名門家の古宅がそうであるように、秋史の古宅も日当たりのいい場所にある典型的な中部地方の両班(ヤンバン・朝鮮時代の特権的身分階級)家のたたずまいです。忠清南道有形文化財第43号に指定され、門のある棟から入るとサランチェ(男性の居室)が右側のはすむかいに構え、その向こうの一角にアンチェ(女性の居室)が少し見えます。サランチェは「ㄱ」字形で、中央に出ているドアを開ければ部屋が一つにつながっていて、柱に付けてある柱聯には秋史の書いた書が貼ってあります。部屋ごとに違う窓枠の模様をよく観察するのもこの家屋を見物するもう一つの妙味です。
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家は全体的に東向きですがサランチェは南向きです。サランチェの前の秋史が「石年」という文字を刻んで立てた碑石は、その影の長さで時間がわかるようにした一種の日時計です。
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アンチェは「 ㅁ」字形構造で、中に入ると見える幅六間の大庁(デチョン・広い板の間)が凉しげに見えます。大庁の両側に居間と台所があって、反対側にアンサラン(客間)と小さな台所があります。当時ソウルで建築技師をしていた大工を呼びつけて作った家で、実際の使い勝手に合わせて扉や窓をつけたというのですから、秋史家の権勢がどれほどか見当がつきます。
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前庭とともに、春には満開の花と青い木の葉がより一層上流階級の気品を加味する秋史古宅の裏庭です。
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アンチェの秘苑につながっている秋史影室(チュサヨンシル:추사영실)は秋史古宅で一番高い場所に位置しています。「秋史影室」と書かれた 懸板(扁額)の文字は秋史の知己、彝齋権敦仁(イジェクォン・ドニン이재 권돈인1783~1859)が書いたものと言われています。
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敷地の中で一番高い場所にあり、家を見下ろす位置に「秋史影室」という、彼を称える祠堂(サダン:사당)があります。祠堂の後ろには、冬の北風をものともせず薄緑色を誇るか細い葉が白く差し込める冬の陽を浴びていました。屋根全体に積もった雪が日光でとけて雫がポタポタ落ちる音がしていましたが、澄んだ水音と緑が調和して春の雨のような趣をかもし出していました。
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