Holiday Journal

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1048 | 20189012

忠州 #7 - 忠州弥勒大院址 (ミルクテウォンジ) 미륵대원지 - (Korea Tour)
 | Holiday Journal
Last Modified : 2017/02/17

Travel regions : South Korea
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忠州は、大韓民国で最も中央に位置し、交通の要地中の要地です。南から北へ上がっていくためには、忠州のハヌル峠(ハヌルジェ:하늘재 )を過ぎて、聞慶(ムンギョン:문경)の聞慶 鳥嶺(ムンギョンセジェ:문경새재)に入って行く分かれ目に位置しています。現在は、ここが月岳山(ウォルアクサン:월악산)国立公園に属しているが、月岳山は忠州、提川(チェチョン:제천)、丹陽(タニャン:단양)、聞慶に山麓がありでもあり、また多い有名です。一日時間を取って、すべて見回ってみたいけれど、今日はその中からハヌル峠 に上る入り口にある、弥勒大院址(ミルクテウォンジ:미륵대원지)を、まずて見ましょう



Canon EOS 550D | f/7.1 | iso 100 | 2015:08:02 09:55:57 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


私は以前に書いた聞慶 鳥嶺 の記事でウォン(院)址について話したことがありますが、ウォンは昔の宿場システムの中心となる場所で、主要な道に沿って作られた休み処のようなところです。馬を世話し旅行者には宿泊施設や食事を提供する施設なのです。 ハヌル峠 に上るが要所にも 弥勒里(ミロクリ: 미륵리 ) 院址 (ウォント:원터)がありましたが、今は建物すべて 焼失して、ぽつんと跡だけが残っていますね


ところで、考えてみると、昔の人々はお金をどのように、持ち歩いていたのでしょうか?今のように紙幣がなかった時代に、鉄の塊であるお金を全部背負って、通っていたのでしょうか?そうではない。昔はウォン(院)や酒幕(チュマク: 주막)のような場所が、現在の銀行業務も行っていました。お金を持っている人は、 酒幕にお金を預けて代わりに、金額に対する書類を受け取りました。そして、他の 酒幕 に行けば小切手のような文書を一枚書いて、後日に精算するシステムでした。とにかく...



Canon EOS 550D | f/7.1 | iso 100 | 2015:08:02 09:54:49 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


弥勒里院址の横には、弥勒大院址 (ミルクテウォンジ:미륵대원지)と言うの寺址があります。こちらは東にはハヌル峠が、西にはジルプジェ( 지릅재 )に位置していますが、三国時代から朝鮮時代までの南北の境目に位置しています。だから、ここでは、地理的条件上、宗教的な意味もあるが、軍事的、経済的にも非常に重要な役割を果たしたものと推測されます。境内には今でも石仏、石塔、石灯、幢竿支柱、石亀などの遺物が残っていますが、高麗時代の華麗なる寺の姿を想像することが出来ます。



Canon EOS 550D | f/7.1 | iso 125 | 2015:08:02 09:55:17 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


弥勒大院址の入り口の右側には、幢竿支柱(タンガンチジュ:당간지주)を固定する石臺(ソクデ:석대)が位置していますね。ここがお寺の入り口だったようです。幢竿支柱は空に細長い竿を上げて、その上に旗を掲げている柱であるが、ここでは神聖な地域であることを示しています。支柱の上部の外側に、蓮の花柄を浮き彫りしてあるのは、非常に希少な事だとそうです。



Canon EOS 550D | f/9.0 | iso 125 | 2015:08:02 09:56:44 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


入口の左側には、非常に大きな亀の形した石がありますが、これは碑石を固定する台座です。現在その碑石はありませんが、数回にわたって周辺を発掘して見ても碑石のかけらさえも出てこなっかたそうです。碑石を立てようとした時期に戦争などで設置が出来ず、そもそも存在していないのか、誰か碑石だけ抜き、持ち出した可能性もありますね。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:08:02 09:58:19 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


寺院は一段階ずつ上がっていく階段式になっています。 一段階ごとに塔や石灯のようなものが位置し、かなり独特な構造をしています。写真にあるご覧の高さ6メートルの五重石塔は、現在大韓民国の宝物第95号に、指定されています。 高麗時代の多層塔は、似たような形をしたのが多いですね。驪州(ヨジュ:여주) 神勒寺(シンルクサ:신륵사)の塼塔(ジョンタップ: 전탑 )もこれと似ています



Canon EOS 550D | f/5.0 | iso 160 | 2015:08:02 09:59:36 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 46mm


元来、塔の中には宝物や文書を隠し置いてありました。五重石塔の底をなす基壇面石(キダンミョンソク:기단면석)は岩を掘り出して造ったものですが、横の部分に大きな穴が開いて、周辺の石の形を見ると人が掘り出した跡があり、昔、誰か盗掘をしたようですね。ただ私の考えですが。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:08:02 09:58:58 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


五重石塔の後ろには四角石灯がひとつ有ります。この石灯は、従来の寺院で見ることができる典型的な形を脱し、高麗時代に造られた、似たような形の石灯が、高句麗の首都だった現在の北朝鮮の開城(ケソン: 개성)一帯で、発見されているそうですね。私の目には、小さな八角石灯よりも四角石灯が、はるかに涼しげで気迫があるように見えます。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:08:02 10:00:32 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


もうほとんど 弥勒大院址 の最後まで、上がってきました。四角の石灯に続いて、今度は八角石灯が一つ置かれていますね。さっきご覧になった高麗時代の四角石灯と、統一新羅時代に流行した八角石灯が、一つの寺院に共存するというのは、統一新羅文化と高麗の文化が当時は、一緒に共存していたことを語っていますね。石灯の横の小さな穴から、石仏立像を見てみると、石仏の顔に焦点が合うようになっています。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:08:02 10:01:23 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


ここで最も目に付くのは、どうしても石仏立像でしょう。現在、宝物第96号に、指定されています。不思議なことに、周囲の石と石仏をじっと見ると、コケが生えていますよ。ところが、正確に石仏の顔の部分だけは、コケが生えていません。頭の上に被ってある物にも首の下にもコケが、生えているのに、同じ材質で造られた石のその部分だけは、なぜコケが生えないのか専門家も、分からないそうです。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 200 | 2015:08:02 10:02:39 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 32mm


石を積んだ周辺の穴には、仏像があったのに現在では、ほとんど毀損されて、いくつかしか残っていませんね。今少しずつ崩壊しており、近いうちに復元工事をする計画だようです、復元されると、またどうのような姿になるのか楽しみですね。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:08:02 10:03:52 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


特異なことに,この石仏は北側の方を向いています。これには、新羅(シルラ:신라)の 麻衣太子(マイテエジャ:마의태자)の伝説が一つあります。新羅は新興勢力である高麗王健の勢力に対抗する素手がなかったため、降伏をするようになるが、これに德周公主(トクチュウコンジュウ:덕주공주)が亡国のみをるべく 月岳山(ウォルアックサン: 월악산 )の 徳周寺(トクチュサ: 덕주사)という寺を立てて、南側に向かって磨崖仏を造成すると、兄である麻衣太子は 徳周 の方向である北向きに石仏を立てて、互いに見つめ合うように、造ったと言われています。千年の 社稷を、一瞬った 彼らの心が、少し理解がされます



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 100 | 2015:08:02 10:06:12 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


ところが石像周辺を見ると、石の壁が張りめぐらされている様子を、見ることができます。新羅には、石窟庵( ソックラム :석굴암)がありますね。こちらも元は石窟庵を模倣して、周辺に石壁を積んで、屋根を上げ石窟形式の 仏殿でした。周辺に石窟庵の 龕室(カンシル: 감실)のように、溝を掘って小さな仏像を入れたのです。現在は木の屋根はすべて跡形もなく消えて、このような形をしているのです。



Canon EOS 550D | f/8.0 | iso 160 | 2015:08:02 10:17:36 | Flash did not fire, compulsory flash mode | 17mm


忠州は、林檎で有名な都市です。弥勒大院址に行く道は、至る所すべて林檎畑です。とても気持ちがいい所ですね。車でこちらまで来られる方は、中部高速道路の忠州インターチェンジから水安堡方面に3番国道を走っていくと、月岳山方面の597番の地方道路に乗って来れます。バスをご利用の方は、忠州バスターミナルから246番の市内バスに乗って弥勒里(ミロクリ:미륵리 )寺址(サジ:사지)で下車するといいでしょう。リンゴ畑を通り過ぎ、弥勒大院址に着いて もう少し歩いて上がればハヌル峠の散策路に到着するでしょう。



Map



+ 주소 : 충청북도 충주시 수안보면 미륵리 55




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