1. ホットクに入る材料
- 主材料: 小麦粉、砂糖
- 副材料: 追加材料としてドライフルーツやナッツ類を入れることもある。
2. 味の評価
- 辛さ: ☆☆☆☆☆
- 塩味: ☆☆☆☆☆
- 甘さ: ★★★★☆
- 酸味: ☆☆☆☆☆
- コク : ★★☆☆☆
3. ホットクについての簡単な紹介
ホットクは韓国の街頭でよく見かけられる韓国人が好んで食べるおやつです。小麦粉に甘い砂糖を加えて油で焼いたパンです。
現在は使われていませんが、以前戦争で中国に対する良くない感情があった韓国人は、彼らを見下す表現として「オランケ」という単語を使っていました。
オランケを意味する「胡(ホ)」の字を付けてオランケが食べるトックという意味のホットクという名が付けられました。要するにホットクは韓国の伝統食品ではなくて、中国から渡って来た食べ物です。
ホットクが本格的に韓国に入って来たのは1920年代の日本統治時代です。
中国の清から韓国に軍人3000人が派兵されましたが、この時清の商人も一緒に来て軍人を相手に商売をしていました。
その清の商人の中に中国式ホットクを売っていた人がいましたが、これを見て韓国人が中国人の食べるトックをオランケのトック、「ホットク」と呼ぶようになりました。
中国式ホットクにはニラや豚肉を入れたり、コンガルパンのように皮を固く焼いたりします。清が亡びた後、本国に帰れなかった商人が韓国に残って、韓国人の口に合うように蜂蜜や水あめを入れて作ったものが今の韓国式ホットクになりました。
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ホットクは小麦粉の生地に砂糖を入れて平たくして油で焼く単純な料理です。焼きたてのホットクはサクっとして弾力性があり、中は甘い砂糖がアツアツで溶けていておいしいです。
安価な割には味が良く、大きいので簡単に食べられる食事代用にもなります。誰もが気軽においしく食べられるので、よく食べるおやつです。
旅行中にホットクの店を見かけると思いますが、味はケーキやパン、ドーナツに似ていて親しみやすいのでどうか一度食べてみてください。
(wikipediaで詳しく見る : クリック)
4. ホットクの種類
ホットクは大人から子供まで好んで食べるおやつですから、各世代の口に合わせていろいろな種類が作られています。
その中でもテレビ番組で紹介されるほど有名なホットクを紹介します。
- 普通のホットク : 小麦粉の生地に砂糖を入れて油で焼く。
- タネのホットク : 普通のホットクにひまわりのタネを入れてマーガリンで揚げたもの。釜山の名物で香ばしい味が特徴。
- チャプチェホットク : 普通のホットクに味付けしたチャプチェを入れて油で焼いたもの。南大門市場の名物で甘くなく、ぎょうざのような味が特徴。
- 抹茶ホットク : 抹茶を混ぜた小麦粉の生地に砂糖を入れて油で焼いたもの。仄かな抹茶の香りが特徴。
5. ホットクをよりおいしく楽しむ方法
ホットクを初めて食べる観光客にも、大部分気に入られます。
ホットクは代表的な街頭食品ですから、屋台で立って食べるのが流儀です。
おいしいホットクをいつも立って食べるのが不便でしたら、ステキなカフェで座って楽しむこともできます。
とにかく人気のおやつなのでデザートカフェでも販売されているメニューです。ソウルの繁華街、特に仁寺洞や三清洞ではホットクを高級に仕上げて売っている所もよくあります。
ステキなカフェに座って甘い「ホットク」で旅行の疲れを気持ち良く癒してください。
それから一つ注意する点は、中に入っている砂糖が非常に熱いということです。ホットクのもう一つの意味には口で「フ~フ~(韓国語ではホーホー)」とふいて冷ましながら食べるトックという意味もあります。
外側のパンは冷めても中の砂糖は非常に熱いので、中までフ~フ~吹きながら楽しんで、おいしく食べてください。