-
Start
-
大芚山
-
シンソンル
-
花巖寺
-
高山自然休養林
-
ソヤ古宅
-
大王ガーデン
-
ザ・クラシックホテル
-
茶碗村のヒノキの森
-
ファシンスントゥブ
-
参禮文化芸術村
-
Finish
50年間豆腐料理だけを作る「ファシンスントゥブ」本店
全羅北道(ジョルラプッド:전라북도)完州郡(ワンジュグン:완주군)所陽面(ソヤンミョン:소양면)花心里(ファシンリ:화심리)は昔から豆腐で有名な地域です。そのため豆腐料理の専門店がたくさんあります。その中で完州を代表するグルメ店なら「ファシンスントゥブ」を抜きには語れないでしょう。すでにテレビ番組でも何回か紹介され全国的に有名な所です。益山(イクサン:익산)、全州(ジョンジュ:전주)、完州の参禮(サムネ:삼례)にチェーン店を含む4つの直営店を運営するくらい完州ではすでによく知られたグルメ店でもあります。
本店は完州郡所陽面にあります。メニューは大部分豆腐をさまざまに応用した料理です。スントゥブの専門店らしくスントゥブチゲの種類が6つもあり、その他にいろいろな豆腐料理がありますね。老若男女の好みに合わせるため、メニューに工夫したことがうかがえます。私は一番代表的なメニュー
「ファシンスントゥブチゲ」と異色メニューの「豆腐ビンデトック」を注文してみます。値段はそれぞれ7,000ウォンと9,500ウォンです。
おかずは作りたてのハクサイキムチ、カクトゥギ、豆煮、サンチュサラダが出てきました。偶然の一致なのか、今まで食べた完州料理はどこも味付けがきつくなかったです。ここもやはりおかずの味が刺激的ではなくおいしいので良かったです。
これはここの代表メニューの「ファシンスントゥブチゲ」です。周りのテーブルを見たら大部分これを食べていたので人気メニューのようです。赤い色が食欲を刺激しますね。
一旦一人で食べたら残すくらい大きな器に量がふんだんに入っています。ふっくらとした自家製スントゥブにアサリとネギが入って辛く味付けてあります。柔らかくて香ばしいスントゥブの味と食感がとてもいいです。そしてスッキリしたアサリと豚肉をつぶして入れたスープの味が濃厚です。赤いスープですがそんなに辛くなくてちょうどいい辛さです。
獲りたてかと思うくらい新鮮なアサリも驚きです。完州は海から遠い内陸地方なのに、どうやってこんな新鮮でプリプリした生アサリを使えるのか分かりません。特に夏は傷むのが心配で冷凍製品を使った方が便利なのに、材料がいいから味もいいんでしょう。柔らかいスントゥブをご飯の上で混ぜて食べたら軽く一杯いただけます。
スントゥブを食べていたら「豆腐ビンデトック」が出てきました。ビンデトックは大きいフライパンにうっすら焦げ目をつけて焼かれ、香ばしい香りのせいで食べる前からツバがゴクリ。見た目もとってもおいしそうでしょう?
普通ビンデトックは緑豆と米をひいて作りますが、ここは米の代わりに豆腐を入れてあって食感がとてもやわらかいです。そして緑豆に豆腐の相性ですから香ばしさも米より一段と上です。とてもよく合う組み合わせです。
そのまま食べたらさっぱりしすぎなので、醤油だれにつけて食べるとさらに唾液腺が刺激されます。できることならこの記事を見ている皆さんにも一口ずつ差し上げたいですね。ひと口いかが?
先ほどいろいろなメニュー開発の努力の跡が伺えると書きましたが、それはデザートも同様。店の入り口に豆ドーナッツと豆クッキー、豆アイスクリームなどをその場で作って売っていました。
それぞれ試食コーナーがあります。クッキーは豆が入って香ばしくあまり甘くないので、いくつでも食べられそうです。
豆ドーナッツは揚げたてを食べられます。もうお腹が一杯でしたが、香ばしい香りを無視することができずにデザート用に2個だけ買いました。値段は2個で千ウォンです。
うわ~、豆ドーナッツいける~。きな粉味のシュガーパウダーがかかって甘く表面はサクッとして中はとけて消えそうなくらいとても柔らかいです。有名ドーナツ店の製品くらい味も良かったので、スントゥブついでに豆ドーナツをぜひおすすめしたいですね。
+ 住所 : 全北完州郡所陽面花心里(ジョンブクワンジュグンソヤンミョンファシンリ:전북 완주군 소양면 화심리) 532-1
+ 電話 : 063-243-8268
+ 営業時間 : 午前8時30分 ~ 午後9時まで