1. ホバクチュクに入る材料
- 主材料 : ヌルグンホバク、米、水
- 副材料 : 砂糖
2.
味の評価
- 辛さ: ☆☆☆☆☆
- 塩味: ☆☆☆☆☆
- 甘さ: ★★★★☆
- 酸味: ☆☆☆☆☆
3.
ホバクチュク(カボチャ粥:호박죽)についての簡単な紹介
韓国の伝統料理の中に「おかゆ」というものがあります。おかゆはなめらかにつぶした穀物に野菜、肉類、海産物などの材料を入れて作ります。食感や見た目は「スープ」に似ていて、中国のジョウやタイのジョークと似ています。
他の国でも似たような食べ物があって親しまれているせいか、ホバクチュク、パッチュク(あずき粥)などは外国人に好まれる料理としてよく挙げられます。冬の味わいある一品「ホバクチュク」を詳しく紹介してみようと思います。
韓国の伝統的なメニューは「ご飯」という米、麦などの穀物が中心にあります。大昔、穀物に水を入れてあれこれ混ぜて作ったおかゆの形態がご飯の始まりです。以後朝鮮時代からおかゆはご飯と違った食べ物として様々に発展しますが、そのうちの一つが「ホバクチュク」です。
韓国ではカボチャ(ホバク)を面白く表現します。若いカボチャの実を「子供」を意味する「エ」の字をつけて「エホバク」と言います。この青いエホバクが時間が経って熟し、大きくなって表面が黄色くなると年を取ったという意味でヌルグンホバクと呼ばれます。
このヌルグンホバクは初冬に一番味が良くなります。それで冬に特別食として甘いホバクチュクを食べるようになりました。
エホバクは緑色を帯びていますが、だんだん熟して大きくなり黄色に変わります。
黄色く熟したヌルグンホバクは甘さが生じて特有の香りも強くなります。
ホバクチュクはなめらかにつぶした米とカボチャに水を入れて柔らかくなるまで煮込んでから砂糖を入れて甘くします。
どろっとして黄色いホバクチュクは、食べる前からきれいな色で食欲をそそり、ヌルグンホバク特有の香りと甘さ、なめらかさがあります。
韓国には多くの種類のおかゆがありますが外国人観光客に変わらぬ人気があるのが「ホバクチュク」です。
愛される理由を直接食べて確認してみるべきでしょう?
粥は食事の代用としてもよく食べます。軽い食事となるので主に朝食べます。
米が入って満腹感もあるホバクチュクで甘い朝食をとってみるのはいかがでしょう。
(wikipediaで詳しく見る : クリック)
4.
ホバクチュクの種類
ホバクチュクはヌルグンホバクと米で作り、砂糖で甘さを出す基本スタイルから大きく変わったものはありません。
ここにあずきや豆などの穀物を入れたり、丸い餠の白玉(セアルシン)を入れて食感を加えることもあります。
または「ダンホバク(日本のカボチャと同じ)」で作った少し味が違う「ダンホバクチュク」があるくらいです。
5.
ホバクチュクをよりおいしく楽しむ方法
ホバクチュクだけでなくおかゆは冷めてからより温かいうちに食べた方が食感も柔らかく味もいいです。
温かいホバクチュクは甘くてそれだけでもおいしいです。
ここに少量の塩を加えるとその甘さにうま味が生じてもっと味がよくなります。
塩味を加える方法としては塩をとても少量混ぜることがあります。
またはジャンジョリムやキムチなど、しょっぱいおかずと一緒に食べる方法もあります。