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慶尚北道 - 義城(ウィソン) 의성 - (Travel Info Korea)
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最後修改 : 2017/02/18

旅行地区 : South Korea
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義城(ウィソン:의성)郡は大韓民国慶尚北道の中央部にある郡である。郡庁所在地は義城邑で、行政区域は1邑17面である。曹渓宗の中心の古寺のひとつである孤雲寺(コウンサ:고운사)、塔里(タンニ:탑리)五重石塔が有名で特産物はニンニクである。国内唯一のカーリング専用競技場が義城郡義城邑帿竹里(フチュンニ:후죽리)にある。(出典ウィキ百科- http: //ko.wikipedia.org/wiki/의성군)




美しくて豊かな義と礼のふるさと_義城(ウィソン:의성)



慶北地域の中央に位置する義城(ウィソン:의성)郡は、昔から忠孝の精神と農業の伝統を受け継いできた義理に厚く礼儀を重んずる地である。三韓時代の古代部族国家である義城招文国(ジョムングッ:조문국)の200あまりの古墳から金銅冠、腰帯、高杯など多くの副葬品が出土するなど、歴史の深い地域であり、また安東(アンドン:안동)の鳳停寺(ボンジョンサ:봉정사)、榮州(ヨンジュ:영주)の浮石寺(ブソクサ:부석사)、奉化(ポンファ:봉화)の清凉寺(チョンリャンサ:청량사)など5つの市、郡と 60をこえる末寺を管轄する大韓仏教曹渓宗第16教区の本山である千年の古寺孤雲寺(コウンサ:고운사)がある。


慶北最大の安渓(アンゲ: 안계)平野など、汚染されていない黄土で栽培される黄土米と全国一の品質と生産を誇る義城ニンニク、義城唐辛子、義城玉りんご、義城スモモなどは義城の代表的な特産物でエコ農業、名品農産物の生産に力を注ぐなど競争力ある農業育成に先がけている。






夏の最高の避暑地氷渓(ビンゲ:빙계)渓谷

빙계계곡


毎年立春の頃から寒くなり、日が一番長くなる夏至の頃には凍って平均零下4度を維持する。そして立秋からはまた氷が溶け始め、一年で最も日が短かくなる冬至には平均3度の暖かさになる神秘の洞窟だ。





キム・ビョンゴル 김병걸 /作詞家

1956年生まれ / 義城出身

「チャンチャンチャン」、「みんなでチャチャチャ」、「サナイの涙」など

全国のど自慢大会審査委員多数歴任



- 筆者キム・ビョンゴル-





真夏の蒸し暑さをいっぺんに吹き飛ばす最高の避暑地がある。義城(ウィソン:의성)の氷渓(ビンゲ:빙계)渓谷だ。


氷渓渓谷は渓谷周辺の景観が素晴らしく、慶北(キョンブク:경북)の八景勝地の一つに数えられる。青松郡(チョンソングン:청송군)の普賢山(ボヒョンサン:보현산)から下る山が和睦嶺(ファモッリョン:화목령)を経て作られる両側の峡谷も壮観だが、この峡谷に沿って流れる清い水の流れも賛嘆とさせられる。数十メートルの高さの切り立つ絶壁が屏風のように並び、清い小川から突き出した大小無数の岩も印象的だ。このように切り立った絶壁の山並みは、この地域が中生代白亜期に火山活動が盛んであったためだ。


かつて「世宗実録地理志」にもその景色について言及されるほど広く知られているが、実際のところ氷渓渓谷がなぜ有名になったかというと季節に逆らった自然の神秘のゆえだ。


名前からも冷ややかな印象の氷渓渓谷は、氷穴と風穴があって氷山と呼ばれもする。その山を取り巻いて流れる小川を氷渓と呼び、その地域を氷渓里と呼ぶ。


三伏の暑さに冷たい風が吹けば氷が凍り、雪の降る極寒期には熱い湯気がゆらゆらと出てくる神秘の渓谷で春山面(チュンサンミョン:춘산면)氷渓3里に位置する。




氷渓渓谷の体験で忘れてはならないのが氷渓八景。氷が凍る氷穴、冷たい風が吹く風嶺、岩に「仁」の字の影が現われるという仁岩、氷山寺址(ビンサンサジ:빙산사지)五重石塔など、氷渓渓谷ではどれをとっても申し分ない代表的な見学場所だ。氷渓渓谷で一番人気のある所は断然氷穴と呼ばれる洞窟。氷穴はここを訪れる人の足を自然に止めさせる所である。毎年、立春の頃から寒くなり日が一番長くなる夏至の頃には凍って平均零下4度を維持する。そして立秋からまた氷が溶け始め、一年で最も日が短くなる冬至には平均3度の暖かさになる神秘の洞窟だ。


敢えて氷穴でなくても渓谷の脇の道端に入り口のある風穴も人気コースだ。垂直に重なった岩のすき間から精一杯からだをかがめて入って行くと5分ほどで全身身震いするような冷気に襲われる。


ここ氷渓里には大小の風穴があちこちにあり、夏には住民の冷蔵庫役を充分果たしている。


氷渓渓谷に沿って行くと高さ10m、一回り20m程の特に大きな岩が現われる。氷渓洞という大きな文字が刻まれている。この文字は壬辰の乱の時にここに立ち寄った明の将軍李如松(イ・ヨソン:이여송)の筆跡という話も伝わっている。


ここにも歴史の跡が残っていて今更ながらおごそかな気分になる。


氷渓渓谷にしばらくいると、真夏の猛暑の中でも充分に寒気を感じられるほどで、寒気を感じたら急いで近くの塔山(タプサン:탑산)温泉に駆け付けるのも良い。


塔山温泉は7千万年前に金城山(クムソンサン:금성산)の火山噴火によって生じた温泉地域で、全国一のゲルマニウム含有量を誇る薬水温泉だ。熱いお湯にからだを暖めると、皮膚の美容、糖尿、血圧、胃腸病、関節炎などに自然な効果を得られることだろう。



- 子どもと一緒に出かける歴史ツアー-



高い学風と伝統の義城(ウィソン:의성)



統一新羅と高麗にまたがる荘厳な仏教文化の歴史を持つ義城(ウィソン:의성)、歳月の跡がしみついた古宅と東屋。老木が美しい沙村里(サチョンニ:사촌리)のガロスプ(並木の森:가로숲)などをくまなく見て回れる。





山雲村(サヌンマウル:산운마을)



色褪せた瓦一枚、柱の一つ一つに歳月の跡が重ね重ねにしみついた古宅と東屋が立ち並んだ山雲村(サヌンマウル:산운마을)は、朝鮮時代の宣祖(ソンジョ:선조)の頃、江原道(カンウォンド:강원도)観察使を務めた鶴洞(ハッドン:학동)李光俊(イ・グヮンジュン:이광준)が永川(ヨンチョン:영천)から移り住み、初めて村を成して以来、傑出した文人や学者を多数輩出してきた。その中で光海君(グヮンヘグン:광해군)の時代の承旨(スンジ:승지)を司った敬亭(ギョンジョン:경정)李民寏(イ・ミンファン:이민환)、顕宗(ヒョンジョン:현종)の時代の刑曹判書(ヒョンジョパンソ:형조판서)雲谷(ウンゴク:운곡)李羲發(イ・ヒバル:이희발)が生まれた所もまさにこの村である。




永川(ヨンチョン:영천)李氏の入郷始祖鶴洞(ハッドン:학동)李光俊(イ・グヮンジュン:이광준)を祭った鶴麓精舍(ハンロッジョンジャ:학록정사)(地方有形文化財第242号)だけでなく、地方の重要民俗資料である素宇堂(ソウダン:소우당)、雲谷堂(ウンゴッダン:운곡당)(伝統建造物第11号)、漸于堂(ジョムダン:점우당)(伝統建造物第12号)など古色蒼然とした古家屋を昔ながらに大切に守ってきた伝統の地域である。





沙村(サチョン:사촌)マウル

사촌마을


高麗末期の安東(アンドン:안동)出身の監牧公(カンモッコン:감목공)金子瞻(キム・ジャチョム:김자첨)が移住してきて村を作ったといわれるこの沙村(サチョン:사촌)マウルは、昔から三政丞(サムジョンスン:삼정승、昔の政府高官職)が誕生する地として名高かった。退渓学問を受け継いだ松隱(ソンウン:송은)金光粹(キム:グヮンス:김광수)、晩翠堂(マンチダン:만취당)、金士元(キム・サウォン:김사원)、川沙(チョンサ:천사)金宗德(キム・ジョンドク:김종덕)など、朝鮮時代の嶺南学派の代表的な学者を多数輩出し、安東河回村(ハフェマウル:하회마을)で生まれたと知られている西厓(ソエ:서애)柳成龍(ユ・ソンリョン:류성룡)も、実はここの出身だという誕生秘話が伝説のように伝えられている。


私家の中で一番古い建築物の晩翠堂と詠歸亭(ヨングィジョン:영귀정)、天然記念物の川沙ガロスプ(並木の森:가로숲)など見どころが多く、最近になって恐竜の足跡の化石が大量に発見されたり、金文洙(キム・ムンス:김문수)の小説「晩翠堂記」の背景として登場したため、ここを訪れる人が目立って増えている。


この村に伝わる柳成龍の誕生秘話はとても面白くて不思議だ。母のいとこの金氏の妻が西涯を身ごもった時、竜の夢を見た。将来偉大な人物になるに違いないと考え、日を待って政丞の地である実家に移った。しかし実家の父は「我が家の機運を嫁に出した他人に与えることはできない」と娘を突き放したと言う。実家から追い出された金氏の妻は婚家に戻る途中、川沙ガロスプ(天然記念物第405号)で西涯を生んだが、その時四方の木の葉がすべて枯れてしまったと言う。



Map


住所 : 慶尚北道義城郡點谷面沙村里(キョンサンプッドウィソングンジョンゴンミョンサチョンニ:경상북도 의성군 점곡면 사촌리) 184-1



- エコ、ウェルビーイング旅行-



サンシュユ村(산수유마을)


義城郡(ウィソングン:의성군)舎谷面(サゴッミョン:사곡면)禾全(ファジョン:화전)2里(スルシプマウル:술싶마을)一帯には30~300年になるサンシュユが約3万本群落を成す生きた化石のような村である。毎年早春の3月中旬から4月中旬までの一か月間は黄色の花で飾られ、晩秋には赤い実をつける村の景観を見た写真作家、絵描き同好会、観光客などは、そろって歓声をあげ、一度行った人は毎年行くようになる所だ。


村の入り口の約30里の道には、サンシュユの木と自然があいまった農業景観が美しい。3月にサンシュユの花や義城シナレンギョウ、5月にシャクヤク、9月にそばの花、10月に舎谷(サゴク:사곡)柿、赤いサンシュユの実、11月には菊などが、農耕地の野原に耕作され農業景観が美しく川辺やあぜ、垣根、山裾が田舍の情感をそそり、心身をおだやかにする故郷のような村である。禾全里のサンシュユ村は、2006年度に行政自治部が選んだ「住みやすい地域の資源コンテスト」で栄誉の大賞、国務総理賞を受賞した村で、一番美しくて暮らしやすく、地域の資源が豊かな村でもあり、暮らしやすい地域作りの国家事業の財源が投入され、訪問者の便宜を図るために生態探訪路、休憩所、フォトゾーン、展望台などの施設がある。



Map


住所 : 慶尚北道義城郡舎谷面禾全里(キョンサンプッドウィソングンサゴッミョンファジョンニ:경상북도 의성군 사곡면 화전리)



塔山(タプサン:탑산)温泉

탑산온천

義城郡(ウィソングン:의성군)鳳陽面(ボンヤンミョン:봉양면)龜山里(グサンリ:구산리)に位置し、郡内唯一の法定観光地である。塔山(タプサン:탑산)温泉はゲルマニウム、塩分、硫黄、炭酸など複合薬水温泉で坑癌作用、皮膚の美容、糖尿、血圧、胃腸病、関節炎などの治療に卓越した効果があると言われている。


食堂、宴会場、宿泊施設が整っており、中央高速道路の義城インターがあり交通の便が良く、現在塔山温泉観光地として造成中である。





金城山(クムソンサン:금성산)



白頭(ペクトゥ:백두)山脈が南へ走る慶尚北道(キョンサンプッド:경상북도)の中央にスッと立った金城山(クムソンサン:금성산)は、松、ナラガシワ、ミズナラが茂る森の中に不思議な伝説がある霊山だ。むかしむかし真っ赤な溶岩が天に向かって噴き出した死火山で、統一新羅時代の石塔があちこちに立って歳月の重みを感じる所である。


切り立った絶壁のような山並みが険しく見えるが、頂上に上がれば2千㎡を越える平地の砂場が広がっている。


「ここに先祖の墓を設けると当代きっての大農家になるが、近隣の地域には3年間、雨がひとしずくも降らなくなる」と言う伝説が伝わっているが、日照りが続いて住民たちが実際に掘り返した大きなくぼみが残っていて、単なる作り話しではないことを物語っている。


三韓時代の部族国家である召文國(ジョムングッ:조문국)時代に作られたという長さ2,730m、高さ4mの金城山城(クンソンサンソン:금성산성)を背景に、登山路が長く続き、その道に沿って山を登るとフンドゥルパウィ(흔들바위、揺れる岩)、召文展望岩、息子娘岩、洞窟などに出会える。義湘祖師(ウィサンジョサ:의상조사)が創建した水淨寺(スジョンサ:수정사)とサヌンデガンマウル(산운대감마을)も一緒に見られたらいいだろう。



Map


住所 : 慶尚北道義城郡金城面(キョンサンプッドウィソングンクンソンミョン:경상북도 의성군 금성면)




春には山とりんごの花が満開の道が長く続き、秋は色とりどりの紅葉に沿ってほのぼのとした休息を過ごせる所が金鳳(クンボン:금봉)自然休養林である。パノラマのように視界の開けた美しい自然のままの景観が、全身身震いするような興奮を覚えるここは、家族全員でなごやかなひと時を過ごしながら大切な思い出を作るのにぴったりだ。


海抜834mの美しい金鳳山の裾野の380ヘクタールに広がるこの休養林には、29~36㎡の部屋12個がある木造2階建ての山林休養館があって、野外舞台、キャンプファイヤー、東屋などの施設が整っていて不自由しない。特に5kmに至る登山路のあちこちには、原木で作った慶北地方の郷土詩人の詩の作品60点が飾られていて涼しい空気と木の香りを鼻先で吟味しながら、心を詩の香りでたっぷりにできる妙味も満喫することができる。



Map


住所 : 慶尚北道義城郡玉山面金鳳梨山(キョンサンプッドウィソングンオクサンミョンクンゴンリサン:경상북도 의성군 옥산면 금봉리 산)24-1

電話 : 054-833-0123


(株)韓国アップルリーズ

「香り高いワインに生まれ変わった義城(ウィソン:의성)リンゴ」(株)韓国アップルリーズは義城郡丹村面(ダンチョンミョン:단촌면)後坪里(フピョンリ:후평리)にある。


義城の晩夏から秋にかけて甘い香りの赤い色で誘惑する最高の果物リンゴの集団栽培地で、リンゴを利用したリンゴ農場体験とリンゴワイン製造体験プログラムで有名になり、国内外の観光客が絶えない所でもある。


(株)韓国アップルリーズは単純な農作物の収獲体験だけでなく、写真をつけた自分だけのリンゴワイン作りという独特なプログラムで好評を得ている。



Map


住所 : 慶尚北道義城郡丹村面後坪里(キョンサンプッドウィソングンダンチョンミョンフピョンリ:경상북도 의성군 단촌면 후평리) 69

電話 : 054-834-7800



- ストーリーがある徒歩旅行-





サンシュユの道

산수유길


サンシュユの花の道、春には春の黄色い花、

秋には秋の赤い花、

美しく染まる道




舎谷面(サゴッミョン:사곡면)に位置した美しいサンシュユの村には、朝鮮時代から自生している樹齢200~300年の古木が約3万本以上群落を成していて、村全体が春には花の都となる。木が大きくて、数が多いため、黄色い花が咲く4月の初めと赤い実の収穫期の11月は景色が美しく、写真で楽しむのも良く、ただ目に収めるにもこの上ないので徒歩旅行には最適だ。


特に春にはあちこちで「永遠不変の愛」を意味する黄色いサンシュユの花でいっぱいになるので、歩いていても退屈しない。さらにかぐわしい細ネギとニンニクの香りも歩く楽しみをプラスしてくれる。青い空、黄色い花、青々とした細ネギとニンニクが対照的だが、よく似合っているものだ。


また秋には赤い花が咲いたのかと思うほどしなるように実がなる。紅葉の裏山は茶色に染まって村の入り口からあぜ、野山、小川ぞいに至るまで、びっしりと植わった木に丸々と実った実は秋の彩りに赤い光を添える。


遊歩道があるのでサンシュユの木を近くで見ながら歩ける道! 遊歩道でなくても、自然のままの土手道を歩いて田舍の風景と趣を感じてみよう!





探訪路概要


- 禾全3里(ファジョンサンリ:화전3리)町内(マウル)会館(サンシュユ花の道の入り口) → 散策路 or 土手道 → 小公園の舞台 → 憩いの場/フォトゾーン → スプシルマウル(숲실마을)



義城郡セマウル文化課 : 054-830-6096












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