Holiday Journal

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1784 | 20189748

ハプチョン #9 - ハプチョン海印寺と世界文化遺産「八万大蔵経 - (Korea Tour)
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Last Modified : 2017/04/11

Travel regions : South Korea
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ハプチョングンはキョンサンナムドで最も大きな都市です。ソウル面的の1.6倍もあるハプチョンは決して小さな都市とはいえません。ハプチョンで最高の散歩道といえば考えるまでもなく海印寺ソリギルです。ソリギルの末には名の通り海印寺が位置しています。季節ごと違う景観のここは悠久な歴史が息をしている場所でもあります。人々は海印寺と聞くと八万大蔵経を連想するはずです。その八万大蔵経は想像以上のものでした。1,200年以上の歴史をもつ、海印寺の一柱門から鳳凰門、そして解脱門を通ると本堂である大雄殿に出会えます。




大抵の人は八万大蔵経がユネスコ世界文化遺産だと思ってるのですが、実は遺産として登録されているのは大蔵経じゃなく、それを保管している「蔵経板殿」です。八万大蔵経はユネスコ世界記録遺産として登載されています。修多羅殿、法宝殿、東・西の寺刊殿で構成されている蔵経板殿は海印寺の3つの門を通って、大寂光殿まできてみることができます。




仏教には三寶というのがあります。仏、法、僧です。仏様と仏様の教え、その教えを説法する僧です。韓国の多くの寺の中で、この三寶を象徴する寺があるのですが、ハプチョンの海印寺、スンチョンの松広寺、ヤンサンの通度寺がそれです。この中で海印寺は1,200年も前の新羅の第40代王の哀荘王3年(802年)に建立されました。さあ、一柱門で入ってみましょう。



一柱門に入ると遠くに「海印叢林」と書いている扁額がある鳳凰門が見えます。道端には樹齢が100年以上する感じの木々が並んでいます。この中には海印寺の建立された哀荘王の時に植樹された木もあります。




鳳凰文に入ると今度は解脱門が見えます。いくつかの門を通ると本堂である大寂光殿につけます。解脱門は解脱に至る門、つまり煩悩から脱して涅槃に至る境地のことです。韓国の昔の建物はすべての建物に名前をつけたのですが、今の建物も意味がある名前でしてほしいですね。




解脱門からでると梵鐘閣がある大きな庭があります。庭には小さな灯でくねくねする道を作ってあります。あれはなんでしょうか?



その前に深い山から流れてくるお水を飲みます。3kmも歩いて来たから喉が乾いてました。本当に生き返る水ですね。とても爽快です。




階段をすこし登って見下ろすとくねくねしている道は庭の中央にある塔を回れる道でした。この道をまわりながらお祈りすると願いが叶うのでしょうか。



階段に登るとついに大寂光殿が見えます。海印寺は華厳経を中心思想としいる寺で、華厳経の主仏である「ビロザナ(お釈迦様の名前)」が祀られています。今の建物は802年の跡に朝鮮の1818年に再建したものです。ビボン山の下の静かなところにあります。




大寂光殿の前庭の真ん中には三層石塔と石灯があります。塔はお釈迦様の仏舎利や経典、仏像などを祀ってお祈りをするところです。寺の中心に位置することが普通です。9Cの典型的な統一新羅石塔の様式です。塔をまわる儀式が行われることもあるんですが、塔を回りながらお願いすると叶うという話もあります。石灯は中に明かりを灯して仏の光明を象徴します。



大寂光殿の前にくると中央のお釈迦像が温和な顔で「汝、来たか」問うようです。




それぞれの事情で仏像の前にひざまずき、お祈りをしています。私も宗教はありませんが、すこしの賽銭を入れてお祈りをしました。 宗教関係なくみなさんもやってみたらどうでしょうか。叶えてもらえるかも知れませんよ。



大寂光殿の後ろでやっとユネスコの世界文化遺産と記録遺産である八万大蔵経を保管している蔵経板殿に出会えます。残念ですが蔵経板殿は外でしか観覧できません。近年に崇礼門、向日庵、梵語寺、華厳寺などが火災にあったことがありました。それでか2016年12月31日まで観覧制限しているようでした。残念ですね。



寺の一番奥にある蔵経板殿は接近禁止のラインがあって厳しい感じです。中に入れないのが残念ですが窓格子の間で八万大蔵経を覗いてみることはできます。自然環境を緻密に計算して建てられたこの建物は現代の建築技術でもそうそう真似できないようです。床は塩、炭、灰、砂を敷いて作ったのですが、この床が木板が腐ることなく湿度を維持して、窓の大きさも全部別の大きさで風通しをよくしているようです。すごい技術ですね。



窓越しにすごい大蔵経板が並んでいます。高麗が強大な契丹とモンゴルの侵略を仏力で阻もうと作った八万大蔵経はいろんなアワードを持っています。木板は横69cm、縦24cm、厚さ2.6~3.9cm、重さ3~4kgなんですが、一枚には一行14文字、22~23行で、一面に322字、両面で644字が刻まれています。総81.258枚の経板に刻まれている文字は5,233万字以上で、制作には16年もかかりました。470年で作った朝鮮王朝実録と文字数はほぼ同じです。これがどれくらいの量かというと一人で読むとすると一時間に8時間読んでも30年もかかります。


そして板刻作業に参加した刻手たちは文字一つ刻んで三拝したようです。そのくらい丹念にしたからか文字が秀麗で誤字がありません。中国の頻迦蔵経、日本の大正新脩大蔵経も八万大蔵経をモデルにして作ったから現存している最古の漢文大蔵経だとも言えます。




内部はこういう感じです。この写真は外のポートゾーンにあるのです。大蔵経を刻んだのは高麗の人々ですが保存するために建てた蔵経板殿は朝鮮で建てられました。子孫に残すために努力した朝鮮の人々に負けず、私達も努力しないといけませんね。




中に入れないため外にレプリカがあります。上は国宝第32号の般若波羅蜜心経、下は国宝第206号の大方広仏華厳経変相圖です。 般若波羅蜜心経は600巻もある思想の核心を260字で略したもので、 大方広仏華厳経変相圖は絵なのですが、説法するお釈迦様の周りを菩薩が囲んでいる模様です。




感動までした八万大蔵経のあと、外にでると変わったモミの木がありました。この木は「ハクサデゾンナム」と呼ばれるもので、新羅末の有名な学者であるチョイ・チウォンが末年にカヤ山で隠居しましたが、彼が逆に土にさしておいたモミの杖がこんなに大きい千年の古木になったという話があります。この木は今も生きています。すごいですよね。



感動的だった海印寺をあとにして下山します。また一柱門の前につくと事新しく千年の古木は大きいなと思いました。カヤ山の一番の吉地に位置しているここは、ハプチョン旅行では欠かせない場所です。ここにこないでハプチョン旅行したとは言えませんだから、ぜひよってみてください。

Map

位置:キョンサンナムド ハプチョングン カヤミョン チインリ 10ボンチ (경상남도 합천군 가야면 치인리 10번지)

電話:055-934-3000(テンプルステイの問い合わせは055-934-3105)

入場料:大人3千ウォン

駐車料:4千ウォン

シャトルバス料金:1,300ウォン(デジャンギョンムンファチュクジョン駐車場↔海印寺駐車場)



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