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ナクチポックン 낙지볶음 - (Korean Food)
 | 미분류
最終更新日 : 2017/02/18

旅行地域 : South Korea
 | 閲覧数 : 230569
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1. ナクチポックンに入る材料

- 主材料: まだこ

- 副材料: コチュジャン、とうがらし、醤油、砂糖の基本調味料と長ネギ、タマネギなどの野菜




2. 味の評価

- 辛さ: ★★★★★

- 塩味: ★★☆☆☆

- 甘さ: ★☆☆☆☆

- 酸味: ☆☆☆☆☆




3. ナクチポックンについての簡単な紹介

韓国料理といえば真っ先に浮かぶのが「辛い」です。きちんと辛い韓国料理の一つ「ナクチポックン」を紹介しようと思います。


ナクチポックンは海産物のマダコ(ナクチ)を辛いコチュジャン調味料で炒めて(ポックン)食べる料理で、全国各地に専門街があるくらい人気のある韓国料理です。


ナクチは三国時代に「ナクジェ」と呼ばれ、主に焼いたり、ゆでたり、蒸して料理されました。

その後、朝鮮時代の文献には「倒れた牛にナクチを三、四匹食べさせればすぐに起きあがる」と表現されているほど、体力向上の保養食として認識されて来ました。


しかしこれほど辛く料理され始めたのは1900年からです。

日本植民地時代の釜山の「朝鮮紡織」という会社の前で売っていた有名なまだこ料理が現在の辛いナクチポックンになったと推測されます。

朝鮮紡織を縮めて「朝紡」と呼び「朝紡まだこ(ジョバンナクチ:조방낙지)」は現在まで続く釜山の有名料理です。




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ナクチポックンはきれいに下ごしらえされたまだこをコチュジャン、とうがらし、醤油、砂糖などで味付けしてフライパンで炒めます。

まだこは長く炒めると固くなるので、料理人が気を付けて短時間で炒めるとちょうどよい弾力性があって柔らかく仕上がります。


でも味は決して柔らかくはありません。舌に火がついたように、ひと口目は辛く、それでもかみ続けると弾力性があって甘さも感じられ、また食べたくなるクセになる味です。

実際は味自体がクセになるよりは、辛さが気分アップさせるエンドルフィンをだす効果があるからです。ですから気分が優れない時は辛いナクチポックンを食べてストレス解消する人もよくいます。

はっきり言って辛い味が好きな韓国人にもナクチポックンは舌がマヒするくらい辛いです。

でもどこの店でもナクチポックンを辛くしている訳ではなくて、子供も食べられるようにちょうど良い味付けにしている所もあります。


また客の口に合うように辛さを調節してくれますから、「恐怖の料理」と恐れる必要はありません。

昔の本にも出ているように、まだこはスタミナ食品で、タウリン成分が多く含まれ疲労回復に適しています。

また辛いナクチポックンを食べることで汗が出て血液循環も良くなり、エンドルフィンが分泌され、気分もよくなります。

気持ちがモヤモヤして疲労で身体が重い時はナクチポックンで気分転換してみてください。

ただ、非常に辛いので胃腸障害を誘発するかもしれません。あらかじめお店の事前調査が必要でしょう。




4. ナクチポックンの種類

ナクチポックンは基本的にまだこにコチュジャン、とうがらしなど、辛い味付けにして食べるものです。地域ごとに味に差があります。


- ソウル武橋洞(ムギョドン:무교동)ナクチポックン : 以前は武橋洞に簡素なナクチポックンの店が整然と並んでいましたが、現在は開発によって鐘路1街(チョンノイルガ:종로1가)の方へ移転しました。舌がマヒするほどに非常に辛い味のナクチポックンが特徴です。

- 釜山ジョバンナクチポックン : 釜山市鎭区凡川洞(プサンシジングポンチョンドン:부산 진구 범천동)に「ジョバンナクチ」通りがあります。ナクチにいろいろな野菜を入れて辛い味付けをしたものを基本にコプチャンやエビを追加したメニューもあります。ソウルの武橋洞のナクチよりは味付けが辛くなく、野菜、コプチャン、エビなどの材料を一緒に入れるので、いろいろな味を味わえます。


- 務安(ムアン:무안)ナクチ通り : 務安はナクチがたくさん獲れる所で、他の地域より新鮮なナクチを味わえます。ナクチポックン以外にホロンイ(호롱이)、サンナクチ(산낙지)、ヨンポタン(연포탕)など特徴のある様々なナクチ料理を味わうことができます。







5. ナクチポックンをよりおいしく楽しむ方法

辛味が強いナクチポックンはご飯、モヤシの和えもの、茶碗蒸し、冷たい汁料理、サンチュ/ごまの葉などの葉などが一緒に出てきます。辛さを中和させてくれるものです。

これらをよく混ぜて食べると辛いナクチポックンをおいしく食べることができます。

最初にナクチポックンの味見をして味が辛ければ、ご飯の上に少量のナクチポックンとモヤシの和えものを山盛りにして混ぜて食べてください。辛くてコシの強いナクチとシャキッっとしたモヤシの口当たりがいいです。

ナクチポックンと共に、柔らかくてさっぱりした茶碗蒸し、口の中の火を冷ましてくれる冷たい汁料理を交互に食べてもいいです。


涙が出るほど辛い物をどうして食べるのかですって?

先ほど書いたように、辛い味には気持ちが良くなるエンドルフィンを出す作用があるので、泣きながら食べてストレス解消できるという妙な魅力があるからです。





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